玄関アプローチに飛び石や砂利を合わせて使うときのポイントを解説

和風庭園でよく見かける飛び石。

最近では、和風庭園だけでなく、一般家庭の庭やアプローチのデザインとしても採用されることが多くなってきました。

  • 玄関アプローチに飛び石を使ってみたい
  • 玄関アプローチの飛び石にデメリットってあるのかな?

このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、

  • 玄関アプローチの重要性
  • 玄関アプローチに飛び石を使うメリット、デメリット
  • 飛び石と組み合わせて使用される素材
  • 玄関アプローチで飛び石と砂利を使用するときに気をつけたいポイント
  • 飛び石風デザインに使用される素材

などについて解説しています。

玄関アプローチに飛び石を使用するか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

玄関アプローチとは家の顔になる重要なエクステリア

玄関アプローチは、家の顔になる重要なエクステリアです。

来訪者が、建物に入る際、一番初めに目に入り足を踏み入れるのは玄関アプローチです。

そのため第一印象にも深く関わってきます。

玄関アプローチに飛び石を使うメリット

玄関アプローチに飛び石を使うメリットをご紹介します。

  • おしゃれな玄関アプローチになる
  • 足元が汚れにくくなる

おしゃれな玄関アプローチになる

玄関アプローチに飛び石を使うと、外観がとてもおしゃれになります。

石材を使った飛び石の魅力は、他の資材には出せない石材ならではの、高級感や趣です。

和風庭園だけではなく、モダンなエクステリアなどにも合います。

玄関アプローチに飛び石があることで、味わい深い雰囲気を演出することができます。

足元が汚れにくくなる

玄関アプローチに飛び石を使うと、足元が汚れにくくなります。

土で作られた玄関アプローチは、雨の日になるとぬかるみなどで足が汚れてしまうおそれがあります。砂利の場合も、舞った砂で足元が汚れてしまいます。

飛び石を設置することで、砂利や土に直接足が触れることがなくなるため、汚れにくくなり、綺麗なままでアプローチを通ることができます。

玄関アプローチに飛び石を使うデメリット

玄関アプローチに飛び石を使うデメリットをご紹介します。

  • 雨の日に滑りやすくなる
  • 車椅子やベビーカーが通りにくくなる
  • 定期的にメンテナンスをする必要がある

雨の日に滑りやすくなる

玄関アプローチに飛び石を使うと、雨の日に滑りやすくなります。

使用する石にもよりますが、自然石による飛び石に滑り止めの効果はありません。

雨の日は濡れて滑りやすく危険です。

お子さんが小さかったり、高齢の方が毎日通るようであれば、玄関アプローチに自然石の飛び石を使用するのは避けたほうが無難でしょう。

車椅子やベビーカーが通りにくくなる

玄関アプローチに飛び石を使うと、車椅子やベビーカーが通りにくくなります。

飛び石は、石を等間隔に設置するため、石の隙間に車輪が挟まってしまうおそれがあります。

車椅子やベビーカーを使用する人は、玄関アプローチに自然石の飛び石を使用するのは避けたほうが良いでしょう。

定期的にメンテナンスをする必要がある

玄関アプローチに飛び石を使うと、定期的にメンテナンスをする必要があります。

石自体には特にメンテナンスは必要ありませんが、周りに敷く砂利の汚れを掃除したり、減った砂利を補充するなどのメンテナンスが必要です。

エクステリアのメンテナンスに時間をかけたくない人は、飛び石と砂利の組み合わせは避けたほうが良いでしょう。

飛び石とよく組み合わせて使用される素材

飛び石とよく組み合わせて使用される素材をご紹介します。

  • 飛び石+砂利
  • 飛び石+人工芝

飛び石+砂利

飛び石と組み合わせてよく使用される素材の一つ目は「砂利」です。

最もよく使用される組み合わせで、昔から和風庭園での組み合わせはほとんどが砂利との組み合わせでした。

砂利と一概に言っても、さまざまな種類の砂利があるため、どのタイプの砂利と組み合わせるかによって雰囲気が変わります。

外構に使用される砂利には、玉砂利や化粧砂利や砕石などがあります。

色も豊富なため、どのような雰囲気を演出したいかによって、砂利を選ぶと良いでしょう。

飛び石+人工芝

飛び石と組み合わせて使用される素材の二つ目は「人工芝」です。

近年人気の素材で、メンテナンスの手間を減らしたい人や、オリジナリティを出したい人におすすめの組み合わせです。

自然石の飛び石だけでなく、他の素材を使用した飛び石風の玄関アプローチにも組み合わせることができます。

人工芝の下に防草シートを敷くことで、おしゃれさと雑草対策を兼ね揃えた玄関アプローチになります。

玄関アプローチで飛び石と砂利を使用するときのポイント

玄関アプローチで飛び石と砂利を使用するときのポイントをご紹介します。

  • 草が生えにくくなるように防草シートを敷く
  • 歩きやすいように配置の間隔を考える
  • メンテナンスを減らしたいなら砂利飛散防止マットの使用も検討しよう

草が生えにくくなるように防草シートを敷く

玄関アプローチに飛び石と砂利を使用するのであれば、草が生えにくくなるように防草シートを敷くようにしましょう。

草取りには手間がかかります。時間もかかるし、体力も使う重労働です。

草取りのメンテナンス頻度を減らすために行う、防草シートの施工は有効な手段といえます。

砂利も立派な雑草対策ではありますが、砂利を敷いたからと言って草がはえなくなるわけではありません。

後々のメンテナンスのことを考えて、防草シートを敷いて草取りの手間を減らす工夫をしましょう。

ただ防草シートを敷くだけではなく、施工前の草取りや、場合によっては除草剤をまくなどの工夫も必要です。

防草シートを施工するときも、隙間を作らないように防草シートを敷く必要があるため、できるだけ専門業者に依頼をするようにしましょう。

歩きやすいように配置の間隔を考えよう

玄関アプローチで飛び石と砂利を使用するのであれば、歩きやすいように配置の間隔を考えるようにしましょう。

歩幅は体格や年齢によって、人それぞれ異なります。

歩幅が大きい人や、小さい人、いろいろな人がいますので、平均よりも少し狭い間隔にしておくと、人を選ばずに通りやすい飛び石の玄関アプローチになります。

和服の場合は洋服よりも歩幅が狭くなります。

そのため、和風庭園の飛び石は20〜40cm前後の間隔で施工されています。

和服で歩くことがそんなにないのであれば、40〜60cm間隔で飛び石を施工すると良いでしょう。

メンテナンスを減らしたいなら砂利飛散防止マットの使用も検討しよう

玄関アプローチで飛び石と砂利を使用するのであれば、砂利飛散防止マットの使用も検討するようにしましょう。

砂利飛散防止マットは、砂利を設置するときに一緒に敷くだけで、通行時に砂利が飛散しないようにできるマットのことです。

メジャーな商品だと「グラベルフィックス」という砂利飛散防止マットがあります。

グラベルフィックスは、環境先進国のオランダ生まれの砂利舗装材で、蜂の巣構造になっているマットです。

蜂の巣状の六角形に砂利が重鎮することで、砂利がずれるのを防ぐことができます。

飛び石の施工はdiyできるのか?

飛び石の施工はdiyをすることも可能です。

ただし、範囲が広い場合は、施工が大変なため、専門業者への依頼も検討するようにしましょう。

造園屋さんや専門業者への依頼がおすすめ

飛び石の施工を依頼するのであれば、造園業者や専門業者への依頼がおすすめです。

経験豊富なエクステリア専門業者であれば、和風庭園からモダンなエクステリアまで、さまざまな提案をしてもらえます。

迷ったら一度相談してみると良いでしょう。

モダンな雰囲気にしたいなら飛び石風デザインにするのもおすすめです

モダンな雰囲気にしたいのであれば、飛び石風デザインにするのもおすすめです。

本格的な飛び石は、自然石を使用して施工します。

近年人気なのは、他の素材を使用した飛び石風のデザインです。

飛び石風のデザインであれば、和風やモダンなエクステリアだけでなく、洋風なデザインにも合わせることができます。

素材も、いろいろな種類から選ぶことができるため、エクステリアのデザインの幅もぐっと広がります。

飛び石風デザインに使用される素材

飛び石風デザインに使用される素材を4つご紹介します。

  • レンガ
  • 枕木
  • タイル
  • コンクリート

レンガ

レンガは、粘土や頁岩、泥を混ぜて成形し焼き固めた建築資材のことです。

レンガには製造方法の違いで「日干しレンガ」と「焼成レンガ」の2種類がありますが、日本では焼成レンガのほうが多く流通しています。

ナチュラルガーデンなどに合うような、アンティークなものや、赤レンガなど、レンガにもさまざまな種類のものがあります。

枕木

枕木は、鉄道のレールの下に等間隔に轢いて線路を支えている角材のことです。

レールを支える役目を終えた枕木を、外構では資材として使用します。

天然木の枕木や、コンクリートやアルミ、FRPで作られた人工素材の枕木など、いろいろな種類の枕木があります。

タイル

タイルは、陶磁器製の薄い板状の建築資材のことです。

通常のタイルは滑りやすい物が多いため、床材として使用する場合は、滑りにくいように加工されているものを使用します

コンクリート

コンクリートは、セメント、砂、砕石、水を練り上げたもので作られる建築資材です。

流し込んで打設する土間コンクリートや、成形して使用するものなど、使用方法は多種多様です。

成形方法によって、イメージもかなり変わるため、幅広いデザインに使用することができます。

まとめ:好きなデザインを採用しておしゃれなアプローチにしよう!

玄関アプローチに飛び石デザインを使用すると、とてもおしゃれになることがわかりました。

従来の、飛び石と砂利の組み合わせだけでなく、他の素材を使用した飛び石風デザインも選択肢にいれることで、設計の幅も広がります。

玄関アプローチは重要なエクステリアです。

好きなデザインを採用して、おしゃれなアプローチにしましょう。

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