「自宅にフェンスはつけたけど、外から家の中が丸見えで困っている」とお悩みの方はいませんか?
格子状の一般的なフェンスと比べて目隠しフェンスは名前の通り、目隠しをすることで、通行人や隣人などの視線を感じずに家の中でもリラックスして過ごすことができるため、採用される方が多くいらっしゃいます。
ところが目隠しフェンスの高さなどをしっかりと考えずに採用してしまうと、プライバシーを確保できず丸見えになってしまい、結果ストレスを感じてしまうケースがあります。
そのような場合には目隠しフェンスを後付けすることが可能です。
フェンスの素材はアルミ製や樹脂製のものなど様々ですが、後から取り付けることで視線などの問題を解消できる場合がありますよ。
そこで今回は、目隠しフェンスを後付けする際の後悔しないポイントについてご紹介します。
目隠しフェンスとは?一般的なフェンスとの違い
住宅地で使われているフェンスには大きく2つ採用されています。
一般的なフェンス
一般的なフェンスは、格子状のものが多く、隣家との敷地を明確にする境界線のような働きをしています。
コンクリートブロックの上に設置されている場合が多いですが、高さはそれほど高くありません。
目隠しフェンス
引用画像:リクシル
目隠しフェンスとは、外からの視線を遮る目的で設置される高いフェンスのことです。
家の前を通りすがる通行人や隣家などから家の中が丸見えだとリラックスして過ごすことができませんよね。
外から家の様子が見えてしまうと、気になってしまいお庭でプールをしたり、リビングでゆったりと過ごすことがストレスになってしまい、カーテンを閉め切ってしまう方もいます。
目隠しフェンスの素材は大きく4種類
目隠しフェンスの素材には以下の4つの素材などがあります。
- アルミ製
- 樹脂製
- ポリカーネット(採光)タイプ
- 天然木(ハードウッド)
素材の詳細は以下のリンクを参考にされてください。
目隠しフェンスは後付け可能|後悔しない設置ポイント
既存のフェンスがあっても目隠しフェンスは後付けできるのか?についての結論は「後付けできます」
せっかく後付けでフェンスをつけるのであれば、以下のポイントを考慮して設置することで後悔しないものができますよ。
あなたはなぜ目隠しフェンスを後付けしたいとお考えですか?「通行人の視線が気になる」「家の中の様子を知られたくない」「防犯性も高めたい」などと理由は人それぞれです。
まずは目隠ししたい理由を明確にしてみましょう。そうすることで、適切な方法などが絞れてくるでしょう。
ポイント①高さの確認
参考画像:サンケンプラネット
目隠しフェンスの高さはとても重要です。せっかく目隠しフェンスを取りつけたのに高さが足りないとプライバシーを確保できなくなってしまいます。
一般的な理想な高さは180センチと言われています。
一方で、住宅は道路よりも床の高さなどが高いことから180センチだと近くを通行している人の視線をシャットアウトすることができますが、遠くにいる人からは家の中が見えてしまったり、視線が合ってしまうことがあります。
人通りの多い場所であったり、視線が気になる場合には180センチよりもう少し高さのある目隠しフェンスを選択すると良いでしょう。
足元から200センチほどの高さまで目隠しフェンスを設置する場合は、完全に視線をシャットアウトしてプライバシーを確保することができますが、圧迫感が出て防犯性が低くなってしまいます。
一度侵入されてしまうと外から中の様子が全く分からないため、防犯性も高めたいという方は足元は格子状のフェンスにして見通しを確保しておくとよいでしょう。
ポイント②プロの専門業者に依頼しよう
目隠しフェンスは専用の結束バンドや専用取り付け金具などを使用して設置することができます。
自分でDIYする方もいらっしゃいますが、自然災害による倒壊のリスクがありオススメできません。
DIYと比べて費用はかかりますが、安全面を考慮してプロの専門業者に施工を依頼しましょう。
ポイント③2段フェンスの後付けは推奨できない
今あるフェンスの種類によっては、その上からもう一段同じものを重ねて「2段のフェンス」なども販売されていますが、フェンスの高さが高くなるほど、土台の柱の高さや強度が必要になってきます。
新規でフェンスを設置される方が採用する場合は、基礎の強度も強くできるので可能です。
引用画像:エクスショップ
既存フェンスがある場合、高さが約80センチだとすると、それに合わせた強度の柱で作られていることが多いです。80センチ程度の高さに耐えられる強度の柱に、上からさらにフェンスをつけることは安全面・強度の面からオススメできません。
二段フェンスなどの方法以外でも目隠しができる方法が2つあります。
目隠し方法①今のフェンスを解体して新しいフェンスを設置する
今ある既存フェンスを解体して新しいフェンスを採用する場合は、強度面も補強などができることから高さを上げて新たに設置することが可能です。
隣接している家などがある場合は、ご近所との兼ね合いや工事費用が高くなってしまう場合が多いですので注意が必要です。
目隠し方法②既存フェンスはそのままで敷地の内側に新たなフェンスを設置
引用画像:リクシル
弊社でも推奨している方法の一つです。
既存フェンスはそのままで、既存フェンスの内側に新たに視線の高さの目隠しフェンスを設置する方法です。
全体的な視線が気になる方であれば周囲からの視線を遮ることができる「二段フェンス」を採用したり、通行人の視線だけが気になる場合ですと既存フェンスの高さより上に目隠しフェンスを設置するという方法があります。
二段フェンスを採用される場合は、通常の柱よりも一回り大きくなり「多段柱」と呼ばれるものが使用されています。
全てを解体して設置する方法と比較しても、コストも抑えられて工事規模も小さくなり隣家などにも負担が少ないためオススメです。
まとめ
今回は、目隠しフェンスの後付けの高さの目安や方法などについてご紹介しました。
目隠しフェンスは専用の結束バンドや専用取り付け金具などを使用して後付けすることが可能です。
人通りの多い場所であったり、視線が気になる場合には180センチよりもう少し高さのある目隠しフェンスを選択すると良いでしょう。
後付け方法やポイントを参考にしながら快適な日常が過ごせる目隠しフェンスを選んで設置してみてくださいね。
設置する際は、自然災害などで倒壊するリスクがありますので、DIYは避けてプロの専門業者に依頼しましょう。
ステージではエクステリアに関する施工をしております。ぜひ一度ご相談くださいね。