【虫がつきにくい!】目隠しにおすすめの庭木とは?木を選ぶポイントも紹介

家の中でリラックスしているときや庭で洗濯物を干しているときなど、通行人や近隣住民の視線が気になってしまうこともあるでしょう。

しかし目隠しフェンスや塀を設置した場合の圧迫感を気にして、目隠し対策ができていないご家庭も多くあります。そのようなときにおすすめしたいのが、庭木での目隠しです。

本記事では、圧迫感を気にせずに目隠しできる庭木を8つご紹介します。虫がつきにくい種類の庭木もご紹介するため、虫が苦手な方もぜひ参考にしてください。

目次

目隠しフェンスの代わりに庭木を選ぶときのポイント

目隠しフェンスや塀の代わりに、庭木を選ぶときに意識したい2つのポイントは次のとおりです。

  1. 通年で緑を楽しめる常緑樹がおすすめ
  2. 虫が苦手な方は虫がつかない木の種類を選ぶ

それでは一つずつ解説しましょう。

1、通年で緑を楽しめる常緑樹がおすすめ

まず目隠しフェンスとして庭木を選ぶ場合、通年で緑を楽しめるような「常緑樹(じょうりょくじゅ)」がおすすめです。

常緑樹とは、1年中緑色の葉っぱをつけている木のこと。秋冬の寒い季節でも緑の葉がついていて、季節を問わずにずっと緑を楽しめるのが特徴です。

常緑樹に対する「落葉樹(らくようじゅ)」は秋には紅葉し、冬には葉が落ちます。季節によって表情をガラリと変える落葉樹は、日本の四季を楽しめる庭木として人気です。

しかし冬になって葉が落ちてしまうと、目隠しの役割を果たせなくなってしまいます。そのため目隠しフェンスとして庭木を植えるのなら、常緑樹が活躍するでしょう。

また常緑樹は「常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)」「常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)」に分けられます。

・常緑広葉樹:葉が大きく広い常緑樹
・常緑針葉樹:葉が針のように細く尖っている常緑樹

目隠しとして常緑樹を植える場合、広葉樹のほうが適しています。なぜなら広葉樹は、たくさんの葉を大きく横に広げる性質があるからです。

葉が広がっていて隙間ができにくく、少ない本数で目隠しとしての役割を果たしてくれます。目隠しフェンスの代わりに庭木を植えるなら「常緑広葉樹」を選ぶとよいでしょう。

また広葉樹と針葉樹では大きく印象が異なるため、エクステリアや住宅のイメージに合わせて選んであげてもよいですね。

2、虫が苦手な方は虫がつかない木の種類を選ぼう

虫が苦手な方は、虫がつきにくい木の種類を選びましょう。

目隠しフェンスとして庭木を植えることを考えた場合、虫がついてしまわないか不安に感じている方も多いでしょう。しかし庭木などの植物には、虫がつきやすい種類とそうでない種類があります。

なるべく虫がつかないような木の種類を選べば、虫で悩まされるストレスも軽減されるでしょう。

目隠しにおすすめの庭木【低木】

ここからは、目隠しにおすすめな庭木をご紹介していきます。まずは高さが1.5メートル以下の低木からみていきましょう。

アオキ

葉に白い斑点模様が入った「アオキ」。星空のように見えるため、おしゃれな庭にしたいと考えている方に人気があります。

常緑広葉樹であるアオキは日陰でもよく育ち、寒さにも強いのが特徴です。そのため学校や公園などの、あまり頻繁にお手入れされない場所に植えられている傾向があります。また虫もつきにくく、育てやすい点も魅力でしょう。

アベリア

「アベリア」は5〜10月頃と長い期間にわたって白い花を開花させます。寒さに強く、公園などで植栽されていることが多い植物です。

生命力が非常に強いアベリアは、隙間が空くほど切り込んでもすぐに枝を伸ばします。そのため春・夏・秋など年に3回程度は剪定することをおすすめします。

またアベリアはプランターで育てることも可能です。

目隠しにおすすめの庭木【中・高木】

次に1.5〜3メートル程度の中木と、3メートル以上の高木をご紹介します。

オリーブ

暖かい地方では10メートル程度まで大きく成長する「オリーブ」。関東や寒い地方ではそれほど大きく成長しないため、庭木として人気があります。

1枚1枚の葉が大きくないことから、隙間が空いてしまうのではないかと心配する方も多いでしょう。しかし剪定の仕方によっては葉を密集させることも可能です。

オリーブは洋風でおしゃれな雰囲気を作り出せるため、ヨーロピアンな庭によく似合います。

キンモクセイ

日本三大香木の一つとして広く知られている「キンモクセイ」は、甘い香りが魅力の庭木です。秋になるとオレンジ色の小さな花が開花します。その美しくも可愛らしい姿は、秋の風物詩として認知されていますね。

キンモクセイの甘い香りは害虫を寄せ付けない効果があるとされ、あまり虫の被害に遭わない点も特徴です。

ミモザアカシア

「ミモザアカシア」は、春先に鮮やかな黄色の花を咲かせる常緑高木です。少し垂れ下がるような房状の花と、緑の葉とのコラボレーションが美しく庭木として人気があります。

華やかで存在感があるため、シンボルツリーにもおすすめです。

ゲッケイジュ

「ゲッケイジュ(月桂樹)」は常緑広葉樹です。葉っぱを乾燥させると、料理に使うハーブ「ローリエ」になります。

葉は厚くて硬く、ツヤはあまりありません。春には薄黄色の小さな花を咲かせ、秋には紫色の小さな実をつけます。

目隠しにおすすめの庭木【生垣】

最後に、生垣で目隠ししたい場合におすすめの庭木を2つご紹介しましょう。

イヌマキ

和風な庭に植えてあることが多い「イヌマキ」は、常緑針葉樹です。葉が細くスタイリッシュな印象を与えます。

和風なイメージが強いイヌマキですが、モダンな庭にもよく似合います。

トキワマンサク

開花する前は花びらがクルクルと丸まっている特徴的な見た目の「トキワマンサク」。通常はクリーム色の花ですが、上の写真は「ベニバナトキワマンサク」で、濃いピンク色の花が特徴です。

目隠しとしてだけではなく、庭のアクセントにもなりパッと明るい雰囲気にしてくれます。洋風の庭に合わせやすい植物といえるでしょう。また虫がつきにくい点も魅力ですよ。

目隠しに木を使いたいなら「木製フェンス」もおすすめ!

ここまで目隠しとしておすすめな庭木をご紹介しましたが、「植物はお手入れが面倒…」と考えてしまう方も多いでしょう。

その場合には美しい木目調デザインを施した「木製フェンス」を設置するのがおすすめです。木製フェンスなら、一度設置してしまえばこまめな剪定などの手間もなく、虫がつく心配もありません。

木製フェンスについて詳しく知りたい場合には、下記の記事もあわせてご覧ください。

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まとめ

目隠しとして植栽する場合、できるだけ葉が密集していて隙間がないような種類の庭木を選ぶことが大切です。また虫が苦手な方は、虫がつきにくい特徴のある庭木を選びましょう。

自分の家にはどのような植物が最適なのか迷ってしまう場合には、お気軽にステージにご相談ください。

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