玄関アプローチとは、門から玄関までをつなぐ道のことです。エクステリアの中でも玄関アプローチは「家の顔」と言われています。
- 玄関アプローチってどれぐらいの費用がかかるんだろう?
- 素敵なエクステリア、玄関アプローチにしたいけど何に気をつければいいの?
- どうやって考えれば使いやすい玄関アプローチになる?
- 玄関アプローチづくりの費用を抑えるためにできることはあるのかな?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- 玄関アプローチづくりのポイント
- 玄関アプローチの費用目安や素材の費用目安
- 施工費用を抑えるポイント
などを解説しています!
玄関アプローチづくりにお悩みの方は是非最後まで読んでくださいね。
玄関アプローチで第一印象が決まる
その家に住む人、その家を訪れる人みんなが通る玄関アプローチは、家づくりにおいて、とても重要な場所です。玄関アプローチで家の第一印象が決まるといっても過言ではありません。
人の家を尋ねるとき、一番最初に目に入るのは「玄関の門から見える家全体」ですよね。玄関アプローチがごちゃごちゃしていると「この家はなんかごちゃごちゃしていて落ち着かない家だなぁ」という印象を持たれてしまいます。せっかく心を込めて建てた家なのに、あまり良くない印象を持たれてしまうのは悲しいですよね。
整った玄関アプローチにすることで、その家全体に明るく良い印象を持ってもらうことができます。建物に気を取られて後回しにされがちなエクステリアですが、第一印象が決まる玄関アプローチは、しっかりと建物の設計と合わせて計画していくようにしましょう。
玄関アプローチ作りのポイント
素敵な玄関アプローチにするためのポイントを7つご紹介します。
玄関までの動線をイメージする
玄関アプローチをつくるときには、まず玄関までの動線をイメージしてみましょう。
門、敷地に入ってから、玄関につくまで、どれくらいの距離だと一番最適なのか、幅は荷物を持っていても通りにくく無いかなど、いろいろなパターンで通ることを考えて、動線を意識してみましょう。
防犯のために死角を作らないようにする
玄関アプローチをつくるときには、防犯のためにできるだけ死角を作らないようにしましょう。玄関アプローチだけではなく、エクステリア全体にいえることなのですが、死角があると泥棒や不審者が侵入しやすくなります。植栽がある玄関アプローチは素敵ですが、置く場所や量によっては死角となってしまうこともあります。やむを得ず死角が出来てしまった場合は、足元に砂利をひいたり、夜間人が通ると感知して光るセンサーライトを設置するなど、防犯対策を積極的に取り入れるようにしましょう。
通路から玄関扉のなかが見えにくいようにする
玄関アプローチをつくるときには、通路や道路から玄関扉のなかが見えにくいようにしましょう。門から玄関までの距離が短かったり、玄関アプローチが直線だと、玄関を開けたときに家のなかが丸見えになってしまう恐れがあります。玄関アプローチの形を直線ではなくクランクやカーブにしたり、玄関アプローチに門柱や高低差のある植栽を採用したり、少しの工夫で家のなかを見えにくくすることができます。
安全のために滑りやすい素材は避ける
玄関アプローチをつくるときには、安全のために滑りやすい素材は避けるようにしましょう。滑りやすい素材を使ってしまうと、転倒してしまう恐れがあります。毎日玄関アプローチを通る家主や家族はもちろん、その家を訪れる人が転倒して怪我をしてしまう可能性を少しでも減らすように設計しましょう。
水はけをよくする
玄関アプローチをつくるときには、水はけが良くなるように設計しましょう。
玄関アプローチが谷になるようにしてしまうと、水が溜まってぬかるみが出来てしまい、苔などで滑りやすくなってしまいます。玄関アプローチの水はけが良くなるように、滑りにくい素材を使ったり、雨が降ったときに水が溜まらないように水の逃げ道を作っておくなどの対策をするといいでしょう。
奥行きや高低差を意識する
玄関アプローチをつくるときには、奥行きや高低差を意識したデザインにするといいでしょう。奥行きが充分に取れない場合は高低差を意識するだけでも、ぐっとおしゃれな玄関アプローチになります。
玄関アプローチの形を、カーブやクランクに変えて奥行きを意識したり、門柱や植栽を使って高低差を意識した玄関アプローチにすることで、エクステリア全体がまとまり、素敵な玄関アプローチになります。
スロープがあると便利(バリアフリー・子育て)
玄関アプローチをつくるときに、スロープの導入も検討するといいでしょう。
スロープがあると、車椅子での移動やベビーカーで子供を移動させるときにとても便利です。自転車をシューズクロークで保管する人も、スロープがあるとスムーズに家に運び込むことができます。
あとからリフォームで施工することもできますので、スロープの導入を迷っている方は、スロープを取り付けることを想定した玄関アプローチ作りをするといいでしょう。
玄関アプローチの一般的な費用目安
玄関アプローチは、一般的にどれくらいの費用で施工することができるのでしょうか?
30万円〜70万円前後が玄関アプローチの費用目安です。
敷地面積や、使う素材などによって価格は変動するため、経験豊富なエクステリアプランナーに一度相談してみましょう。
[素材別]玄関アプローチの費用目安
素材別の玄関アプローチ費用の目安をご紹介します。
敷石
敷石を施工した場合の費用目安です。
敷石代+施工費用=約5,000円/1枚
※敷石代によって価格は変動します
レンガ
レンガを施工した場合の費用目安です。
レンガ代+施工費用=約20,000円/㎡
枕木
枕木を施工した場合の費用目安です。
枕木代+施工費用=約4,000円/㎡
タイル
タイルを施工した場合の費用目安です。
タイル代+施工費用=約20,000円/㎡
コンクリート
コンクリートを施工した場合の費用目安です。
コンクリート代+施工費用=土間コンクリート 約6,000円/㎡
インターロッキング
インターロッキングを施工した場合の費用目安です。
インターロッキング代+施工費用=約25,000円/㎡
砂利
砂利を施工した場合の費用目安です。
砂利代+施工費用=約2,000円/㎡
洗い出し
洗い出しを施工した場合の費用目安です。専門的な技術が必要になるため、費用はかかりますが、そのぶん素敵で滑りにくい玄関アプローチになります。
洗い出し砂利代+施工費用=約25,000円/㎡
芝生(天然・人口)
芝生を施工した場合の費用目安です。天然芝と人工芝どちらを選ぶか、またどのような種類の商品を選ぶかによって、施工方法や時間、費用はかなり変動します。
天然芝生代+施工費用=約10,000円/㎡
人工芝生代+施工費用=約20,000円/㎡
植栽・花壇
植栽や花壇など、植物の施工をした場合の費用目安です。
植木代+施工費用=約100,000円
玄関アプローチ作りはDIY出来る?
玄関アプローチ作りの費用を抑えるために、DIYをすることはできるのでしょうか?
答えはyesです。玄関アプローチづくりは自分で施工することもできます。
しかし、基礎工事や、洗い出しの施工などは重要かつ専門技術が必要になるため、プロに依頼することをおすすめします。基礎工事に関しては、玄関アプローチの土台になる部分なので、長く住む家ならばプロにしっかりと施工してもらったほうがいいでしょう。
DIYで自分で施工することで、手作り感も増し愛着も湧くと思いますが、専門知識や専門技術が必要な箇所はきちんとプロに依頼するようにしましょう。
外構工事費用を抑えるための3つのポイント
外構の工事費用がかさんでしまった…少しでも抑えるためになにかできることはないのでしょうか?
ここでは外構の工事費用を抑えるためのポイントを3つご紹介します。
- デザインはシンプルに
- 自分でできる箇所はDIYを
- エクステリア業者に直接依頼する
デザインはシンプルに
出来るだけデザインはシンプルにするようにしましょう。いろんなものを置いたりするとそれだけでも費用がかさんでいきます。こだわるところはこだわったうえで、家とのバランスを考えたシンプルなデザインにすることをおすすめします。
自分でできる箇所はDIYを
自分でできるところはDIYをするのも工事費用を抑えるポイントです。基礎部分などの専門技術が必要な場所はプロに施工してもらい、レンガを積んだり花壇をつくるなど、自分で施工できそうな場所を探してみましょう。自分で施工することで費用を抑えることができるうえに、愛着も湧くことでしょう。
エクステリア業者に直接依頼する
外構費用を抑えたい場合は、ハウスメーカーを通さずにエクステリア業者に直接依頼をするのも一つの手段です。ハウスメーカーを通すことで長期保証など得られるメリットもありますが、単に費用を抑えたいのであれば間に挟む業者は少ないほうが施工費用を抑えることができます。
メリットとデメリットをよく考えて、経験豊富なエクステリアプランナーが在籍している外構業者を選ぶようにしましょう。
まとめ:玄関アプローチ作りはプロに依頼しよう!
玄関アプローチ作りは、直接エクステリア業者に依頼をし、DIY出来るところは自分で施工するなど、費用を抑える努力をしつつ、プロに依頼をして施工してもらうようにしましょう。
とくに基礎は玄関アプローチ工事、外構工事の要です。大事なところは自分でやって失敗することのないよう、プロに依頼をしましょう!
これから、大切な家族みんなで住む、大事な家です。プロに任せるところはしっかりと任せて、あとから後悔しないような玄関アプローチづくりをしましょう。
富山県で玄関アプローチづくりやエクステリア工事を検討している方は、是非一度「ステージ」にご相談ください!