玄関アプローチとは、門から玄関までをつなぐ道のことです。人が通る道なので、おしゃれさだけではなく、防犯性や安全性にも気を配る必要があります。
家の第一印象を決める玄関アプローチ。せっかくならおしゃれに作りたいですよね。
おしゃれに作りたくても、土地の形状によっては、いろんな悩みが出てくる難しい場所でもあります。
- 玄関アプローチの敷地を充分にとれない
- 道路から玄関が近い
- 変形地で玄関アプローチの幅が狭い
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- オシャレな玄関アプローチを作るポイント
- 狭い敷地でも失敗しない玄関アプローチの工夫
- 玄関アプローチ作りで気をつけたいポイント
- 玄関アプローチにおすすめの素材
などを解説していきます!
玄関アプローチ作りにお悩みのかたは、ぜひ最後までお読みくださいね。
第一印象は玄関アプローチで決まる!
友人や知り合いの家に遊びに行ったときに、一番はじめに目に入るのはどこでしょうか?
ぱっと目に入るのは、まず、外観ですよね。外から見える「エクステリア」は、家の印象を決めるのにとても重要なポイントです。そのなかでも、玄関アプローチは一番初めにお客様を迎える場所。第一印象は玄関アプローチで決まるといっても過言ではないでしょう。
狭い敷地や変形地でも、工夫一つでおしゃれな玄関アプローチを作ることができます。
ぜひこの記事を参考にしてみてください。
おしゃれな玄関アプローチを作る際におさえておきたいポイント
おしゃれな玄関アプローチを作るには、どのようなことを考えればいいのでしょうか?
おさえておきたい4つのポイントをご紹介します!
玄関までの動線をイメージする
まずは、門から玄関までの動線をイメージしてみましょう。
道路から玄関までは、どれぐらいの奥行きがあるでしょうか?
道路との境目から玄関までが近い場合、アプローチを直線にしてしまうと、玄関を開けたときに家の中が丸見えになってしまう可能性があります。道路の通行人から家の中が見えてしまうのは嫌ですよね。そんなときにおすすめなのが、玄関アプローチの形状を工夫することです。クランクや曲線のカーブをつけることで印象も変わり、家の中が見えにくくなります。
玄関からの動線をしっかり考えてから玄関アプローチを作ることで、おしゃれかつ機能的な玄関アプローチを作ることが出来ます。
人や荷物が通れる幅を確保する
一般的に、アプローチの横幅は1.2m確保すると良いと言われています。
1.2mという幅は、荷物を持った人が無理なくすれ違える幅です。
0.6mあれば人は通れます。しかし、荷物を持って通ったり、自転車やベビーカーが通ったりすることを考慮すると、狭くても0.9mは確保したいですね。
反対にアプローチを広く取れる場合。アプローチ幅を広くとると、エクステリア全体が開放的なイメージになりますが、あまり広く取りすぎても間延びしてしまいます。全体のバランスを考えながら、広くても1.8mぐらいにしておいたほうがいいでしょう。
狭めなアプローチ幅 | 0.6〜0.9m |
一般的なアプローチ幅 | 1.2m |
広めなアプローチ幅 | 1.5〜1.8m |
建物とテイストを合わせる
建物とのテイストを合わせると、バランスのとれた素敵なエクステリアになります。
洋風の家なのにエクステリアが和風だと、アンバランスですよね。
どれだけ素敵な玄関アプローチだとしても、建物とのテイストが合っていないと魅力は半減します。
建物とエクステリアのテイストは合わせるようにしましょう。
全体的な色調を合わせる
全体的な色調がバラバラでいろんな色が使われすぎると、ガチャガチャしてしまい、スタイリッシュさに欠けます。ガチャガチャしているエクステリアは、見ている方も目が疲れてしまいますよね。
色調を合わせるだけで全体のまとまりが良くなり、おしゃれな玄関アプローチになります。
狭い敷地でも失敗しない玄関アプローチ作りの工夫
狭い敷地や変形地でも、失敗しない玄関アプローチ作りの工夫をご紹介します。
植栽を植えるなど、高低差を意識する
植栽や門柱などを使い、高低差を意識した玄関アプローチにしましょう。
同じ高さの植栽や門柱が並んでいるよりも、高低差を意識したほうがグッと素敵なアプローチになります。
段差を上手に利用する
玄関アプローチには、段差を上手に利用しましょう。
特に直線の玄関アプローチの場合は、そのまま玄関に直線でいくのではなく段差を設けることで、一気に垢抜けた玄関アプローチになります。
アプローチの形を工夫する(直線、曲線、クランク)
敷地の形に合った、アプローチの形状を考えましょう。
アプローチの形状には
- 直線
- 曲線
- クランク
などがあります。
カーブなどをつけることが難しい場合は、門と玄関の位置をずらすだけでも変化が出て素敵なアプローチにすることができます。
門柱や門扉を設置する
玄関アプローチに、門柱や門扉の設置をすることも視野に入れてみましょう。
特に道路から玄関までの距離が短く奥行きが充分に取れない場合は、門柱や門扉と、段差の工夫を上手に使うことで、高低差を意識した素敵な玄関アプローチにすることができます。
玄関アプローチ作りで気をつけたいポイント
玄関アプローチ作りをするうえで、なにか気をつけたほうがいいことはあるのでしょうか?
ここでは玄関アプローチ作りで気をつけたいポイントをご紹介します!
雨の日に滑りやすい素材は使わない
玄関アプローチには、雨の日に滑りやすい素材は使わないようにしましょう。
玄関アプローチは人が通る道です。雨の日に滑りやすい素材を使うと、転倒してしまう恐れがあります。危ないですよね。安全のためにも、滑りやすい素材は使わないようにしましょう。
水はけをよくする
水はけの良い玄関アプローチを作りましょう。
水はけが悪いと、水溜りばかりで通りにくくなってしまいます。さらに水はけが悪いことにより、苔が発生して、滑って転倒してしまう可能性もあります。玄関アプローチは人が通る道なので、安全のためにも水はけが良い作りにするようにしましょう。
死角を作らないようにする
玄関ドアから家の中が丸見えにならないようにしたり、隠したいところを重点的に考えていると、見落としやすいことがあります。それは、玄関アプローチに死角が出来てしまうことです。
死角が多い家は泥棒に狙われやすいため、死角が出来てしまった場合は砂利をひいたり、センサーライトを設置するなど、防犯対策をしっかりするようにしましょう。
道路から家のなかが見えないようにする
歩いている通行人から家の中が見えてしまうのは嫌ですよね。
プライバシー保護の観点からも、道路から家の中が見えるのは避けたいところ。
家の中が丸見えにならないように、アプローチの形状を工夫したり、門柱や門扉を設置したり、いろいろと工夫してみましょう。
玄関アプローチにおすすめの素材
玄関アプローチはコンクリートだけで作るのでしょうか?
いいえ、玄関アプローチにおすすめの素材はたくさんあります。あなたの家のイメージにあった素材を、採用してみましょう。
敷石
高級感を出したいのであれば、敷石がおすすめです。
大理石をひけば洋風に、御影石を選べば和風になるなど、選ぶ石によっても雰囲気が変わります。
レンガ
洋風テイストの家におすすめなのが、レンガです。レンガを玄関アプローチに使うことで、一気にあたたかい雰囲気になります。
枕木
アンティークテイストだったり、ナチュラルテイストな家におすすめなのが枕木です。
木製やコンクリート製など、いろいろな材質の枕木があります。
タイル
モダン、和風、洋風など、いろいろなテイストに合わせやすいのがタイルです。
選ぶタイルの種類によって、雰囲気がかなり変わります。
コンクリート
モダンテイストだったり、シンプルに仕上げたい場合はコンクリートがおすすめです。
他の素材と比べると、作業の手間がかからないため、工事費用を抑えることもできます。
インターロッキング
インターロッキングとは、コンクリートで出来たブロックを組み合わせる方法です。色や形の種類が豊富なので、組み合わせ次第でいろいろなデザインを楽しむことが出来ます。
モダンな雰囲気や洋風の家におすすめです。
砂利
玄関アプローチには、主に化粧砂利が使われます。除草シートをひいてから砂利をひくと雑草が生えにくくなるため、メンテナンスに手間をかけたくない人におすすめです。砂利の上を歩くと音が鳴るため、防犯対策としてもぜひ取り入れたい素材です。
洗い出し
洗い出しとは、モルタルやコンクリートが完全に固まる前に水で表面を洗い出し、原料である砂利や砕石を露出させる方法です。おしゃれな和モダンテイストの家によく合います。材料にどのような砂利や砕石を使うかによって、雰囲気も変わります。
芝生(天然芝・人工芝)
芝生はナチュラルテイストの家におすすめの素材です。庭によく使われる芝生ですが、玄関アプローチにも使えます。レンガや枕木との相性も抜群です。
植栽・花壇
植栽や花壇は、どんなテイストの家にも合い、エクステリアをあたたかい雰囲気にしてくれます。玄関アプローチにシンボルツリーを取り入れることで、毎日家に帰るのが楽しみになることでしょう。シンボルツリーは、選ぶ植物によって雰囲気もかなり変わります。
まとめ:素材やデザインにこだわって素敵な玄関アプローチにしよう
家の第一印象を決める玄関アプローチ。
素材や工夫次第で、どんな土地でも素敵に仕上げることができます。
経験豊富なエクステリアプランナーに一度相談してみましょう。
富山県で玄関アプローチやエクステリアを検討している方はぜひ「ステージ」に一度ご相談ください。