- 外構の費用をおさえておしゃれな庭をつくりたい
- エクステリアに砂利を使いたい
- 庭に砂利を敷くのってどうなの?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- 化粧砂利とは
- 化粧砂利を敷くメリット・デメリット
- 玉砂利と砕石の違い
- 化粧砂利の種類5選
- 化粧砂利がよく使われる場所
- 化粧砂利の選び方
- 砂利敷きをするうえで重要なこと
などを解説しています。
外構に砂利を使用しようか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
化粧砂利とは?
化粧砂利とは、外構などに使われる色や形が美しい砂利のことです。
外構に使われる砂利は、下地に使われる建築用砂利と、表の装飾に使われる化粧砂利があります。
下地に使われる建築用砂利に比べて、色や形が美しく、種類が豊富なのが特徴です。
エクステリアに砂利を敷くメリット
エクステリアに砂利を敷くメリットを4つご紹介します。
- 防犯対策になる
- 雑草対策になる
- ぬかるみ対策になる
- エクステリアがおしゃれになる
防犯対策になる
エクステリアに砂利を敷くことは、防犯対策になります。
他の素材と違い、砂利は踏むと音が鳴るのが特徴です。
砂利を踏むと鳴る音で、不審者の侵入を家主や隣人が早期に気づくことができます。また、防犯性能が高い家は侵入者が嫌がるため、侵入者から狙われにくい家にもなります。
さらに防犯性をあげたいのであれば、踏むと大きなジャリジャリ音が鳴る「防犯砂利」を使うのがおすすめです。
雑草対策になる
エクステリアに砂利を敷くことは、雑草対策になります。
雑草は日光が当たらないと上手に育つことが出来ません。砂利を敷くことで、草が生えにくくなり、草取りの手間を減らすことができます。
ただし、砂利を敷くだけだと雑草対策としては不十分なため、必ず防草シートを敷いてから砂利を敷くようにしましょう。
ぬかるみ対策になる
エクステリアに砂利を敷くことは、ぬかるみ対策になります。
庭や駐車場に水はけの悪い土を使っていると、ぬかるみが発生します。
ぬかるみが発生すると、泥が跳ねて服が汚れたり、滑って転倒するリスクが大きくなり、大変危険です。
砂利を敷くことで土だけのときよりも水はけがよくなり、ぬかるみが発生しにくくなります。
エクステリアがおしゃれになる
エクステリアに砂利を敷くことで、外観がおしゃれになります。
砂利にはいろいろな種類があり、家のイメージにあわせて石を選ぶことが可能です。
一言で砂利といっても、色や形を変えるだけで印象が大きく変わります。
ワンポイントやアクセント使い、外構のベースに使うなど、いろいろな使用方法ができるのもメリットのひとつです。
エクステリアに砂利を敷くデメリット
エクステリアに砂利を敷くデメリットを2つご紹介します。
- 落ち葉などの汚れが目立ちやすく掃除しにくい
- ベビーカーや車椅子の移動がしにくい
落ち葉などの汚れが目立ちやすく掃除しにくい
エクステリアに砂利を敷くデメリットは、落ち葉などの汚れが目立ちやすく、掃除がしにくいことです。
白砂利など明るい色の砂利は特に汚れが目立ちやすいため、土の上にそのまま敷くことはあまりおすすめしません。特に明るい色の化粧砂利を敷く際は、下に防草シートなどを敷いてから砂利を敷くようにしましょう。
砂利のところが落ち葉で汚れると、手で一つ一つ拾わなければなりません。大きい落ち葉が少量だけ落ちているのであればそこまでの手間ではありませんが、細かい葉や汚れだと掃除をするのも大変です。
掃除のしにくさは、大きなデメリットの一つです。
ベビーカーや車椅子の移動がしにくい
エクステリアに砂利を敷くデメリットは、ベビーカーや車椅子の移動がしにくいことです。
エクステリアを全体的に砂利にしてしまうと、ベビーカーや車椅子など滑車のついた乗り物の移動がしづらくなります。砂利にタイヤがはまってしまったり、砂利にタイヤがとられてしまうためです。
エクステリアに砂利を使用するのであれば、人が通るところはコンクリート敷きやブロック敷きにするなど、人が通りやすい設計にすることをおすすめします。
玉砂利と砕石の違い
ここでは、玉砂利と砕石の違いを解説します。
玉砂利
玉砂利(たまじゃり)は、角が取れた円形の砂利のことです。
大きい岩石が、海や川のなかで長い年月をかけて転がっていくうちに、サイズが小さくなり自然に角が取れて丸くなったものを指します。
砕石
砕石(さいせき)は、大きな石を砕いてサイズを小さくしたものです。
サイズは揃っておらず、いろいろな大きさのものがあります。砕いた石なので角はそのままで、角ばった形のものが多いのが特徴です。
化粧砂利の種類5選
さまざまな種類がある化粧砂利のなかでもよく使われるものを5種類ご紹介します。
- 白玉砂利
- 那智黒石
- 赤玉砂利
- 青砕石砂利
- 五色砂利
白玉砂利
白玉砂利は、白の石灰岩の原石から出来た、丸みを帯びた砂利です。
玄関アプローチや庭など、エクステリアのいろいろな場所に使用することができます。洋風、和風、モダンなど、どのテイストにも合うことから、化粧砂利のなかでもよく使われるメジャーな石です。
那智黒石
那智黒石は、三重県熊野市神川町で採掘されるツヤのある最高級の黒色の石です。
水に濡らしていない乾いた状態でも黒く、見た目にも高級感があるため和風建築や上品な雰囲気を出したいときに使用されます。
那智黒石を使用した外構に使われる砂利は、那智黒砂利とも呼ばれます。
赤玉砂利
赤玉砂利は、赤系の玉砂利です。乾燥しているときは淡い色合いですが、水に入れると鮮やかな発色をします。
レンガの色合いに近く、相性もいいため、レンガと合わせて洋風の家に取り入れられることの多い玉砂利の一種です。
青砕石砂利
青砕石砂利は、青みがかったグレー色の砕石です。丸みはなく、角ばっています。
和風、洋風、どちらのテイストにも合い、スッキリとクールに仕上げたいときによく使用されます。
五色砂利
五色砂利は、赤・白・グレーなど複数の色の石がミックスされた砂利です。
和風テイストやモダンな家との相性が良く、全体に敷いたり、ポイント使いとして採用されることの多い砂利です。また、他の砂利と比べて使用している色が多いため、色鮮やかで華やかな仕上がりになるのが特徴です。
化粧砂利がよく使われる場所
エクステリアのなかで、化粧砂利がよく使われる場所を4つご紹介します。
- 玄関アプローチ
- 庭
- 駐車場
- 木の周りや花壇
玄関アプローチ
化粧砂利は、玄関アプローチの素材としてよく使用されます。砂利は他の素材との相性が良いため、玄関アプローチの人が歩くところにはコンクリートやブロックを施工し、そのまわりは砂利にするなど、さまざまな使い方ができます。
玄関アプローチの防犯性能を高めたいのであれば、歩くとジャリジャリと大きな音のする防犯砂利を使用するのもおすすめです。
庭
化粧砂利は、庭の素材としてよく使用されます。
庭全体に砂利を敷いたり、アクセントとして使用するなど、いろいろな使い方をすることができます。
駐車場
化粧砂利は、駐車場の素材としてよく使用されます。
踏むとジャリジャリと音がするため、帰ってきたのがわかりやすいのがメリットです。
砂利の駐車場は車が少し汚れやすいのがデメリットなので、他の素材とあわせて使用するのがおすすめです。
木の周りや花壇
化粧砂利は、木の周りや花壇の素材としてよく使用されます。
木の根元を化粧砂利で装飾したり、花壇のアクセントとして使用するのがおすすめです。化粧砂利は他の素材との相性が良いので、洋風ならばレンガと合わせて砂利を使用するのも素敵な使用方法です。
化粧砂利の選び方
化粧砂利は種類がたくさんあります。
そのなかから、どのように選べば良いのでしょうか?
こちらでは、化粧砂利の選び方を2つご紹介します。
- 色や種類で選ぶ
- サイズで選ぶ
色や種類で選ぶ
化粧砂利を選ぶ際は、色や種類から選ぶようにしましょう。
テイストに合わせて選ぶので、エクステリア全体を見たり、雰囲気を想像しながら、どの色が合うかを考えて選びます。
どのテイストにも合うのは白玉砂利です。
個性を出したいのであれば、少し珍しい色を選ぶのもいいでしょう。
アジアンテイストの家には、白玉砂利や、黄色やピンクなどの暖色系がおすすめです。
サイズで選ぶ
化粧砂利を選ぶ際は、サイズで選ぶのも一つの手段です。
化粧砂利にはいろいろなサイズがあります。
同じ色でも大きさが違うだけで、印象がかなり変わるので、大きさの選択もかなり重要です。
玉砂利のサイズ表記は、「mm」や「分」で表示されます。
「分」は尺貫法(しゃっかんほう)という古来から使用されている計測方法です。一般的にはあまり耳馴染みはないかもしれませんが、建築業界では今でもよく使用されています。
玉砂利8分:24mm
玉砂利5分:15mm
玉砂利3分:9mm
玉砂利2分:6mm
「1分=約3mm」と覚えると、表記をぱっと見たときにイメージがし易いと思います。
おすすめのサイズ目安
・ロックガーデンなどには大きいサイズ(4cm〜)の砕石
・駐車場や花壇、エクステリアのアクセントやぬかるみ対策には中くらいのサイズ(2〜4cm)の砕石や化粧砂利
・玄関アプローチ、庭などには小さいサイズ(〜2cm)の化粧砂利
砂利敷きは下地作りが重要
砂利敷きは、下地作りがとても重要です。
下地がしっかりとしていないと、水はけが悪くぬかるみが出来てしまったり、仕上がりがデコボコになってしまったりと、さまざまな問題がでてきます。
粘土質の土の場合、水はけの悪さを改善するために、水勾配の傾斜をつけて下地をつくる必要があります。このような対策をするには専門的な知識と技術が必要です。このように土の特徴によって施工する内容を見極める必要があります。
しっかりとした下地作りをしないまま、砂利を敷いてしまうと、仕上がりにも影響してしまいます。
下地作りは専門業者に依頼をして、きちんと施工してもらうようにしましょう。
まとめ:砂利敷きを取り入れておしゃれな家にしよう
砂利敷きには、いろいろな種類があることがわかりました。
他の素材との相性もよく、色や形によって表情の変わる砂利敷きは、おしゃれな家にするためにおすすめの素材といえます。
砂利敷きを取り入れて、唯一無二のおしゃれな家にしましょう。
エクステリアや砂利敷きにお悩みの方は、ぜひ一度「ステージ」にご相談ください!