便利そうだけど…カーポートって本当に必要?
子育て世代がつけると、どんなメリットとデメリットがあるの?
このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
カーポートは決して費用が安いものではありません。つけて失敗したくないと考えるのは当然です。
今回は、子育て世代がカーポートをつけるメリットとデメリットをご紹介していきます。
- カーポートをつけるメリット
- カーポートをつけるデメリット
- 年齢が大きくなったお子さんがいる家庭には?
以上のことを知りたい方は、ぜひ最後までチェックしていってくださいね!
カーポートをつけるメリット8つ

カーポートといえば「雨や鳥の糞など空から落ちてくるものから、車や人を守ってくれるもの」というイメージではないでしょうか。
実は、子育て世代にとってのメリットはその他にもたくさんあるんです!
雨の日、こどもを濡らさずにチャイルドシートに乗せることができる
カーポートの一番のメリットは、雨に濡れる心配をしなくて良いことです。
こどもをチャイルドシートに乗せる際、屋根がないと親子共々濡れてしまいます。
- 傘をさしてこどもだけでも濡れないようにと頑張って車に乗せたけど、チャイルドシートに装着する間に自分が全身濡れてしまった
- 傘をさしたけど風で飛んでいってしまった
- 荷物で両手がふさがって傘をさすことができない
このようなこと、経験はありませんか?
帰ってきたときに濡れるのはまだ良いとして、出発の段階で濡れるのは風邪もひくし、できれば避けたいですよね…。
カーポートをつければ、そんな雨の日の悩みを解決することができます。
雨の日、こどもを外で遊ばせることができる
雨の日って、こどもの遊び場に困りますよね。
こどもは外に行きたがっているけれど、雨だから家の中で遊ばせているという人も多いのではないでしょうか。
カーポートをつけることで、雨の日でも屋根の下で遊ぶことができます。
天候関係なく外で遊びたいこどもにとっては、とても嬉しいメリットです。
雨を実際に触ってみたり、バケツを置いて溜まっていく雨水の観察をしてみるなど、雨の日にしか出来ない遊びもたくさんあります。カーポートの屋根の下であれば、雨の日でも濡れることなく、いろんな遊びをすることができます。
夏の熱中症対策になる
異常気象の影響もあり、年々真夏の最高気温は上がってきています。そんな暑さの中、真夏の昼間なんて外に遊びに行けないですよね。帽子を被っていても、照りつける暑さのなかで遊んでいると、あっという間に熱中症になってしまいます。カーポートをつけることで、直射日光を防ぐことができるので、温度が少し下がり熱中症予防になります。
ただし水分をしっかりとることや、あまり長時間は遊ばないようにするという注意は忘れないようにしましょう。
夏でも車内温度が上がりにくい
真夏、炎天下のなか、車を停めていると車内はとても熱くなります。ダッシュボードやボンネットの温度は80℃近くになり、直接触ると火傷してしまうほどです。車内に置いておいたものが変形したり、溶けてしまったりすることもあります。それほど、車内は熱くなるのです。(参考:真夏の車内温度 JAFユーザーテスト2012年)
カーポートをつけることで、直射日光を防ぐことができるため、車内の温度上昇を抑制することができます。屋根をつけることは、効果的な熱対策です。
熱遮断FRPの素材で出来たカーポートを選べば、更に高い効果を期待できます。

雨の日でもバーベーキューができる
バーベキューをする予定をしていても、雨だと濡れてしまうから中止にするしかないですよね。
カーポートをつけることで、屋根ができるため、雨の日でもバーベキューをすることができます。
むしろ雨の日だと、雨水のおかげて、バーベーキューの煙の匂いが広がりにくいです。
近隣の住宅に煙で迷惑をかける心配をしなくて済むのは、雨の日にバーベキューをするメリットでもあります。
冬の積雪対策になる
冬、雪が降ると、積もった雪を落とすのは大変ですよね。まず雪落としをして、駐車場までやかんでお湯を持っていって、凍ったフロントガラスを何往復かして溶かして、暖機して出発して…。
冬の積雪処理は、とても手間がかかります。
カーポートをつけることで、雪はカーポートの屋根に積もっていくので、車に積もることはありません。朝出勤時に、あわてて積雪処理をする必要がないので、余裕をもって行動することができます。
ただし、カーポートに大雪が積もった場合は、カーポートの雪下ろしをしましょう。

冬でもフロントガラスに霜がつきにくい
冬、夜霧でフロントガラスに霜がおりてしまうことありますよね。
フロントガラスになぜ霜がおりるのか。それは夜の間に、空気中の水蒸気が冷やされて凍り、降り注ぐためです。カーポートをつけることで、地表付近からの熱がカーポート内にたまるため、フロントガラスの温度低下が抑えられ、水蒸気が霜になるのを防ぐことができます。
車を紫外線や汚れから守ることができる
元々のカーポートの目的は、車を紫外線や汚れから守ることです。紫外線による劣化や、落ちてくる鳥の糞などの落下物による汚れや塗装の損傷を防ぐことができます。
屋根がある駐車場で保管されている車と、屋根の無い駐車場で保管されている車とでは、ボディや塗装、各部品の劣化進行度が全く違います。ボディ全体の塗装の日焼けで色褪せますし、タイヤやヘッドライトなどの部分も直射日光や紫外線によって劣化します。
愛車を長く綺麗に保ちたいのであれば、車庫、カーポートの導入をお勧めいたします。
カーポートをつけるデメリット4つ

カーポートを設置するにはデメリットもあります。
費用がかかる
カーポートをつけるには、費用がかかります。1台用であれば20万円ぐらいから設置することもできますが、2台用、3台用となると50〜100万円超の金額帯になってきます。2台用と3台用のカーポートとでは、金額もかなり差がありますので、家族構成などを踏まえ、何台用のカーポートが必要なのか、検討する必要があります。また、柱の形状や屋根の材質、デザインなどによっても費用がだいぶ変わってくるので、いろんな商品を比較し検討する必要があります。
柱に車をぶつけてしまう恐れがある
カーポートにはどうしても柱が必要になります。
車を停める位置によっては、柱に車をぶつけてしまうことも…。
その場合、予想外の車両修理費用がかかってしまいます。
一般的には4本の柱で支えるものがメジャーですが、柱が片側だけの商品や、後方に柱がついている商品もあります。
駐車場のサイズや停める位置、台数などにより色々な商品を検討しましょう。
日当たりが悪くなる可能性がある
カーポートをつける位置によっては、部屋の日当たりが悪くなる可能性があります。
リビングの目の前にカーポートを設置したら、日当たりが悪くなってしまい、日中薄暗い家になってしまった…なんてことも。
理想は建設の時点で、カーポートの設置を考えて間取りを考えることです。
たとえば、リビングは南向きに、反対の北側に玄関とカーポートの間取りにすれば、日当たりを気にする必要はなくなります。
降雪量の多い地域では、雪の溶けにくい北側に玄関とカーポートを設置することで、雪が降った際に玄関まわりや車周りの雪かきをしやすくするといった工夫をしている方もいます。
定期的に掃除をする必要がある
カーポートは年に1〜2回ほど、定期的に掃除をする必要があります。屋根にたまったゴミや汚れ、柱の汚れなどを掃除します。毎日する作業ではないですが、これ以上掃除する場所を増やしたくない人にとってはデメリットになると思います。カーポートの掃除は、
- 脚立
- 柄のついたスポンジ
- ぞうきん
- 水が出るホース
- 中性洗剤
を準備して行います。
掃除の際、カーポートの屋根の上には登らないようにしましょう。
脚立から落ちてしまった場合、転倒してしまった場合など、何かあったときのために、できれば2人以上で作業することをお勧めします。
こどもの年齢によってはサイクルポートの検討もしよう

こどもはもう中学生だけど、カーポートはいるのだろうか…?
結論、カーポートはあると便利です。
中高生のお子さんがいる家庭は、自転車をとめる場所の確保をする必要があります。
中高生の主な移動手段は自転車ですよね。自転車も屋根があるところで保管するのが理想です。自転車はいろいろなパーツやチェーンなどが外にむき出しの状態なので、屋根のないところで保管をしていると、すぐにいろんなところがサビてきてしまいます。
カーポートがあれば、カーポート内に停めることができます。
その他にも専用のサイクルポートを設置する、自転車保管用に物置を設置する、などいろいろな方法があるので、一度検討してみましょう。自転車で友達が家に来ることもあると思います。その場合にどこに停めてもらうか、などもあらかじめ家族で話し合っておくといいでしょう。
カーポートは子育て世代に嬉しいメリットが沢山

カーポートは子育て世代にはとても便利なものです。
とくにこどもがまだ小さいうちは、抱っこをして行動することも多いので、カーポートがある生活はとても過ごしやすいと思います。
地方だと主な移動手段は車です。車を一人一台所有するのが当たり前な地域に住んでいると、車の保管をどうするかという問題や、車の乗り降りで濡れてしまう悩みなどがどうしても出てきます。
そんな方は、ガレージを増設するよりも、手を出しやすいカーポートを一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ

この記事で、カーポートはやはり子育て世代にメリットの多いものだということがわかりました。大きなメリットは、雨の日に濡れないことと、車を汚れや紫外線から守ることです。その他にも、雨の日や夏に、屋根の下でこどもを遊ばせることができたり、天気の悪い日でもバーベキューが出来るなど、いいところが沢山です。
しかし、施工する場所によっては日当たりの問題が発生してしまったり、費用が高いなどのデメリットもあります。
生活スタイルや、車の使用頻度などに合わせて、車のいい保管場所が決めれるといいですね。
富山県でカーポートの設置や取り替えを検討中の方は「ステージ」にお気軽にご相談ください。