新築で家を建てるけど、外構とエクステリアってどういう意味なんだろう?
そもそも外構工事って、どのような流れで依頼や工事するの?
このように疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
家を建てるというのは、人生のなかでも5本の指に入る大きな買い物。
高いお金を払うのだから、失敗したくないと考えるのは当然です。
今回は、新築外構工事を依頼する前に、知っておいてほしいことをご紹介していきます。
- 外構工事とエクステリアの違い
- 外構工事依頼の流れ
- 新築外構工事で気をつけること
以上のことを知りたいかたは、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
外構工事とは?エクステリアとはどう違う?

エクステリアと混同されることが多い言葉に「外構」があります。
外構とは、
- カーポート
- 物置
- 玄関
- ポーチ
- 目隠しフェンス
- 門
など、エクステリアを構成する構造物のことです。
エクステリアとは、住宅を取り囲む外側の空間のこと。
住宅の外に設置されているカーポートや玄関ポーチ、目隠しフェンスなどを含めた、家の周りの空間を指します。
つまり、複数の「外構」が集まって出来た空間が「エクステリア」です。
「カーポートをたてる」「物置を設置する」工事のことを外構工事といい、全体的に「庭をつくる」工事の場合はエクステリア工事といいます。
外構工事の流れ【ハウスメーカーに頼む場合】

ハウスメーカーに外構工事を依頼する場合は、打ち合わせの手間が減らせる、費用を住宅ローンに組み込める可能性が高いなどがメリット。これらのメリットから、建物と合わせて外構工事を一緒にハウスメーカーに依頼する人も多いです。
しかし一方で、ハウスメーカー担当者のエクステリア知識にばらつきがあったり、業者に直接依頼するよりも工事費用が高くなってしまうこともあります。建物だけではなく、エクステリアの話も早い段階から担当者に相談、検討してみましょう。
①家の打ち合わせと一緒に外構の打ち合わせ
ハウスメーカーに依頼する場合は、建物の打ち合わせと並行して外構工事の打ち合わせをすすめていきます。建物の打ち合わせと同時進行の場合もあれば、建物の打ち合わせを先に行った後、外注先の業者も同席して工事の打ち合わせをする場合もあります。外構部門をもっているハウスメーカーは少ないので、提携している外構工事業者に外注するケースが多いです。
そのため、ハウスメーカーの担当者とは別に、実際に作業をする外構業者の担当者が窓口になり、打ち合わせをする場合もあります。
ハウスメーカーや担当者によって打ち合わせの仕方も違うので、建物の打ち合わせと外構の打ち合わせはどのように行っていくのか、はじめに確認しておくようにしましょう。
②見積もり
建物の打ち合わせ、外構工事の打ち合わせがまとまってきたら見積もりです。
希望を伝えて納得がいくまで、内容の打ち合わせと見積もりを繰り返していきます。
なにか気になるところがあれば、きちんと確認して説明してもらいましょう。
大事な行程なので、しっかりと細かいところまでチェックすることをお勧めします。
③契約
①と②を繰り返し、納得できる状態になったら契約の締結です。
建物と外構工事の契約が別の場合もありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。打ち合わせ及び契約の段階で、アフター保証についてもしっかりと説明をしてもらい、理解しておくといいですね。
契約の締結はとても大事な行程なので、契約書はしっかりと細かいところまでチェックするようにしましょう。
④着工
内容が決まり契約を締結したら、着工です。
建物の建築をしたあと、外構工事にうつります。
ハウスメーカーに建物と外構の依頼をする場合は、ハウスメーカーが一括してスケジュール管理しているので、建物の建築から外構工事への流れはスムーズです。
⑤工事完了&家の引き渡し
工事が完成したら引き渡しです!
ハウスメーカーに依頼する場合は、建物と外構が完成した状態で、引き渡しを受けることができます。各部をチェックし、問題がなければ引き渡し完了となります。
外構工事の流れ【自分で外構業者を探す場合】

自分で外構業者を調べる場合は、どのような流れで動けばいいのか、気になりますよね。
ハウスメーカーに依頼せず専門業者に直接依頼する場合は、費用が抑えれることが多かったり、エクステリア専門のプロと直接打ち合わせが出来るなど、メリットがたくさんあります。
一方で、業者の選定をするのには手間と時間がかかるため、自分で専門業者と直接契約して外構工事をする場合は、早い段階から業者選びをすることをお勧めします。
①依頼する会社の選定
まず、工事を依頼する会社を選びます。
いい業者を選ぶためには、
- 希望を叶えてくれる
- 安さだけをウリにしていない
- 保証などのアフターサービスがしっかりしている
- 実績があり、高いデザイン力のあるエクステリアプランナーと腕のいい職人が在籍している
などのポイントを抑えて選ぶことをお勧めします。
実績を全く提示していない業者には注意をしましょう。

②現地調査・ヒアリング
業者が決まったら次のステップ。
依頼業者に現地調査をしてもらい、庭造りの理想のイメージや希望を伝えます。
そのときに庭の使用用途などを伝えておくといいでしょう。
- 子供と遊びたい
- ゴルフのパター練習がしたい
- ガーデニングがしたい
- 家庭菜園がしたい
- ペットと遊びたい
など、使いたい目的が決まっているようであれば、この時点で伝えるようにしましょう。
エクステリアプランナーが、使用用途や希望などを聞いて、プランや見積もりを作ります。
③プラン・見積もりを受け取る
ヒアリングが終わったら、プランの受け取りです。
プランと見積もりを受け取り、打ち合わせを重ねて、エクステリアプランを完成させていきます。
「妥協できるもの」と「こだわりたいもの」の優先順位をあらかじめ考えておくと、費用を削りたい場合に決断がしやすいです。
高いデザイン力のあるエクステリアプランナーに依頼をすれば、ヒアリングの情報を汲んで素敵なプランを用意してくれます。
④契約
プランと見積もり内容を確認し、契約を締結します。
とても大事な行程なので、契約書はしっかりと細かいところまで確認をしましょう。
⑤家の引き渡し後に着工
ハウスメーカーではなく専門業者に工事の依頼をする場合は、基本的に建物が建ってからではなく、建物の引き渡しが終わってから着工となります。
引き渡し後、引越し前に外構工事をすることをお勧めします。
工事の期間はおおよそ1ヶ月前後です。
ただし、工期は延びる場合もあるので注意しましょう。

⑥工事完了
工事が終わったら、引き渡しです。
施工業者の担当者と共に各部の確認をし、問題がなければ引き渡し完了となります。
外構工事の費用相場は?

新築のエクステリア工事の費用相場は100〜300万円といわれています。
ただし、土地面積や工事の内容によって金額は変動するためあくまでも目安です。
「妥協できるもの」と「こだわりたいもの」の優先順位をはっきりさせておくことで、予算をオーバーしてしまった場合でも、納得する内容で費用を抑えることができます。

新築外構工事で気をつけること【失敗しないための3つのポイント】

新築外構工事に失敗しないためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
大きく意識してほしいのは2つ。
- 外構工事のことをあとまわしにしない
- 外構工事を依頼する前に5つの項目をあらかじめ考えておく
今から家を建てる人は、ぜひこのポイントを抑えて外構工事をご検討ください。
新築の外構工事は早めの段階で検討しよう
よくあるのが、とりあえず建物の打ち合わせをすすめて、外構工事はあとまわしにしてしまうことです。家を買うというのは人生のなかでも大きい買い物なので、どうしても建物に意識がいってしまいますが、門柱などのエクステリアは家の顔でもあります。第一印象を決めるのは、エクステリアといっても過言ではありません。それぐらい重要な部分なので、建物とあわせてトータルコーディネートをするためにも、早い段階から良い外構業者の選定や庭のイメージを検討するようにしましょう。
外構工事を依頼する前に5つのポイントを考えておこう
外構工事を依頼する前に考えておきたいポイントが5つあります。
- 駐車スペース(カーポート、来客用)
- 収納場所(タイヤ、除雪道具、自転車)
- 庭の使い方(子供が遊ぶ、眺めて癒やされる、趣味の空間)
- アプローチ
- 表札
上記の5つのポイントを先に考えておくことで、エクステリアプランナーとのヒアリングの際、スムーズにイメージや希望を伝えることができます。
イメージを伝えるのって、何を伝えればいいかわからないし難しいですよね。
この5つの項目を伝えることで、ぐっとイメージが伝わりやすくなります。
施工業者選びは慎重に行おう
良い庭造りのためには良い施工業者選びをすることが要になります。
ハウスメーカーに頼む場合も、専門業者に直接頼む場合でもそれは同じです。
それぞれの外構工事の流れ、メリット・デメリットを比較し、自分の希望にあった施工業者に依頼をしましょう。
早めの段階で検討し、業者選びや比較をすることで、しっかりと良い業者を見極めることができます。
エクステリアは家の顔です。庭造りにはこだわりたいですよね。
理想の庭を造るためにも、施工業者選びは慎重に行いましょう。
まとめ

今回この記事では、外構工事依頼の流れと失敗しないためのポイントをご紹介しました。
ハウスメーカーに依頼した場合と、直接専門業者に依頼した場合とでは、少し流れが違います。失敗しないために、おさえておきたいポイントも初期段階でしっかり考えておきましょう。
今回紹介した内容を参考に、外構について事前によく検討して納得のいく外構を造りましょう。
富山県で外構工事を検討している方は、エクステリア工事を専門に扱う「ステージ」にお気軽にお問い合わせください。