外構工事の期間はどれくらい?目安と遅れる2つの原因

外構工事の期間はどのくらいかかるのか。

業者へ今問い合わせをしたらいつ外構工事が完成するのか。

外構工事を完成したい時期から逆算して、業者へいつ頼んだらいいか。

もちろん工事内容によって期間は変わりますが、外構工事をしようかなと考え始めた方へ向けて大まかな目安にして頂きたいと思います。

目次

外構工事の流れ

お問い合わせから工事完成までは以下のような流れで進みます。

  1. お問い合わせ
  2. ヒアリング
  3. プラン・見積り提出
  4. ご契約
  5. 工事着工
  6. 完成

それぞれの注意点やどのような準備をしておけば良いのかなどを次に詳しく解説していきます。

お問い合わせ

弊社ステージの場合はホームページからの資料請求をする方法と電話からお問い合わせをする方法を基本としています。

また、弊社に限らず直接店舗へ出向かれる場合は、担当者が不在だったということを避けるために事前に日程の予約をしてから店舗へ行かれることをお勧めします。

ヒアリング:1~2時間

お客様がご来店もしくは業者がご自宅へお伺いしてお客様のご希望や悩み事をお聞きします。

始めはお客様で具体的な完成イメージができていなくても全く構いません。

業者の方から日常生活や趣味嗜好なども必要あればお聞きし、プロの目線としてお客様が本当に求めていることへ導いていきます。

この時にお客様が準備しておくと良い資料が「敷地図」「建物配置図」「建物平面図」「建物立面図」です。

どのような資料なのかは次にご覧の通りです。

敷地図例

敷地図。

敷地の大きさを示す寸法が表示してあります。

配置図例

配置図。

敷地の中に建物がどの位置にあるか上記図の赤枠のように寸法が表示してあります。

建物平面図例

建物平面図。

各階の部屋の位置関係や建物の大きさが表示されています。

建物立面

建物立面図。

建物を東西南北から見た図面です。

以上4点の図面を業者に見せながら打合せをすると話しがスムーズです。

また、お客様の想いを業者側が共有するためにこの時のヒアリングがとても大事だと考えています。

弊社の場合は1時間でも2時間でも費やすことはよくあります。

この日はヒアリングまでとして一旦終わり、後日にプラン提出へと続きます。

プラン提出は、おおよそ2週間後くらいが目安です。

プラン・見積り提出:2週間~2カ月

お客様にプランをお見せします。

この時は次のような平面図でプランをお見せします。

プラン平面例

平面図だけではイメージしづらいと思われる内容の場合はパースと言われる3Dで作成した絵も準備します。

次の写真がパースです。

パース例

業者から提出されたプランの内容に対して、「もう少し違う形にしたい。」「もう少し植物を増やしたい。」といった場合や、「金額をちょっと抑えたい。」といった場合は遠慮なく修正依頼をしましょう。

初回のデザイン提案で気に入っていただくことはあっても、詳細な部分を煮詰めていく必要が必ずあるので、このプランと見積りの打合せは3回、4回と修正を繰り返して内容決定へと向かいます。

2週間ごとの打合せペースと考えると、プラン・見積り打合せにかかる期間は2か月程度が目安です。

ご契約:~1時間

プランの内容と見積り内容に納得頂けますと、ご契約の段階に入ります。

ご契約とは書面によりお客様と業者の間で請負契約書を交わすことです。

外構工事が始まる時期と完了する時期、お支払方法と時期、などを記載してお客様と業者の双方で保管します。

工事着工:1か月

ご契約から工事開始までの期間は、季節、役所への申請の有無、材料納期など様々な要素で変わりますがおおよそ1か月後が目安です。

そして、工事が開始されるまでにどのような流れで進んでいくのか次のような工程表といわれるものを事前にお客様へ提出します。

工事工程表例

この工程表の中にある太線が作業予定日です。

工事期間は内容によってもちろん変わりますが、たいてい1か月くらいあれば完成します。

完成

弊社の場合は完成したことを各種書面によりお客様へ提出させて頂きます。

この完成したことをお客様へお知らせすることと感謝をお伝えすることを「引渡し」といいます。

工期が遅れる要因

工期が伸びる代表的な例を以下にご紹介します。

工期は引越しの前後で変わる

新築工事と同時期にする外構工事の場合ですが、特に駐車場の工事の場合、引っ越し前にする工事期間引っ越し後にする工事期間とでは全く変わってきます。

簡単な例として次の図をご覧ください。

工事例1

建物の正面に駐車場を作るためにコンクリートを計画するとします。

そして、コンクリート工事は天候条件に恵まれるなどの条件が良くても、工事開始からコンクリートが乾いて上ることができるには1週間程度かかります。

上記の図のコンクリート範囲を一気に進めると建物の中に入ることができない期間は1週間発生してしまいます。

以上の理由から、引っ越し後にする工事の場合は次の図のような方法で進めます。

工事例2

常に建物への出入りを確保できるように左側半分が完了したら右側半分の工事をする、という方法を取ります。

そうすると、引っ越し前にする工事期間と引っ越し後にする工事期間とでは2倍違うという状況になります。

冬の影響

富山では積雪や低温といった冬の影響を考える必要があります。

外構工事にはコンクリートやセメントを使った工事がほとんどの為、積雪以外にも低温に注意しなければいけません。

近年はこの低温に対しての対策も発展してきていますが、いずれにしても流し込んだコンクリートの表面が凍ってしまうと固まらずにボロボロと取れてくる状態になる為です。

また、冬場は晴天がなかなか望めないので雨に濡れることを好まないコンクリート工事やセメント工事には不向きなのです。

以上の理由から業者側も、冬という時期は工事を進めたくてもできないという状況になりやすいです。

冬を避けて春になったら一気に進めるという方法もお勧めします。

まとめ

問い合わせから工事完成までの流れをご紹介しましたが、全体の期間を合計すると基本5か月程度となります。

工事を完成させたい5か月前に問い合わせすることをひとつの目安として準備されてはいかがでしょうか。

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