- カーポートって防犯対策は必要?
- カーポートの防犯対策ってどうすればいいの?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- 実は自宅での被害が多い車両盗難について
- 近年増えている車両盗難の手口について
- 愛車を盗まれないための防犯対策
- 愛車を盗まれないためにすぐにできる習慣
- 車両盗難の被害に遭ってしまった場合にやること
などについてご紹介をしています。
カーポートを設置している人は、愛車を盗まれないためにもぜひ最後まで読んでくださいね。
実は自宅での被害が多い車両盗難

実は、車両盗難は自宅で被害に遭うケースがとても多いのはご存じでしょうか。
警察庁の統計では、令和6年に発生した車両盗難の42.9%が一般住宅で被害に遭っていると言われています。(出典:警察庁HP)
一見安全に思える自宅の駐車場ですが、実は車両盗難被害の約半数近くの割合を占めています。
次に多いのが駐車場で車両盗難に遭うケースです。
駐車場での被害は、27%となっています。
契約駐車場など少し自宅から離れた駐車場や、外出先で停めていた時に被害に遭うこともあります。
そのため自宅駐車場の物理的な対策だけでなく、車両側のセキュリティ対策を講じることも重要な防犯だといえるでしょう。
年々巧妙になってきている車両盗難の手口

車両盗難の手口は年々巧妙になってきています。
従来は、窓の隙間から針金などの細いものを差し込み解錠して侵入したり、窓を割って車両に侵入する手口が主流でした。
しかし、イモビライザーなど車両セキュリティ技術の向上により、従来の手法だけでは盗難をするのが難しくなり、時代に合わせた車両盗難の手口が出てきました。
そこでこちらでは、近年増えてきている車両盗難の手口についてご紹介をします。
- リレーアタック
- イモビカッター
- canインベーダー
- キープログラマー
- コードグラバー
リレーアタック
リレーアタックとは、スマートキーが発している微弱な電波を特殊な機器を使用して中継し、車のロックを解錠する手口のことです。
日本ではスマートキーの車が増えてきた2017年頃からリレーアタックの手口が流行りはじめました。
玄関付近に鍵が置いてあると、玄関の外から微弱な電波をキャッチしてリレーアタックができてしまうため、注意が必要です。
イモビカッター
イモビカッターとは、車両毎に設定されているイモビライザー(盗難防止システム)の暗号キーを書き換えるために使われる特殊な機器のことです。
イモビカッターを使用すると、車のロックをものの数分で解錠することができてしまいます。
イモビカッターでの盗難を防ぐためには、イモビライザーガードやOBDガードの導入が有効です。
canインベーダー
canインベーターとは、特殊な機器を使用して車内に張り巡らされた無線ネットワークに侵入し車のロックの解錠やエンジンの始動を行う手口のことです。
コンピューターのハッキングと同じような要領で、狙った車のネットワークシステムに侵入をします。
canインベーダーには、ハンドルロックやタイヤロックなどの対策が有効です。
キープログラマー
キープログラマーとは、車内に侵入し、専用の機器を使用して電波から読み取ったIDを使い、スマートキーを複製する手口のことです。
複製したキーでエンジンの始動を行い、車を動かします。
コードグラバー
コードグラバーとは、スマートキーの電波を利用し専用の機器でキーIDをコピーして、車両のロックを解錠、エンジンの始動をする手口のことです。
コードグラバーの機器は100m以内にいればキーIDをコピーすることができるため、防ぐことが難しい手口の一つだといえます。
車両ごと盗まれるケースやナンバープレートだけ盗まれるケースなど多種多様

車の盗難被害は実は車両を盗んでいくケースだけではありません。
ナンバープレートだけ盗んでいくケース、社内のナビゲーションやタイヤなど装備品を盗んでいくケースなど、様々なケースがあります。
盗まれたものは海外で売られたり、盗難車両や犯行車両に使用されるため、被害に遭ったらすぐに警察に届け出をするようにしましょう。
愛車を盗まれないためには防犯対策が重要

カーポートから愛車を盗まれないためには、防犯対策が重要となります。
愛車を盗まれないために行いたい防犯対策を4つご紹介します。
- センサーライトをつける
- 防犯カメラをつける
- カーゲートを設置する
- シャッターを設置する
センサーライトをつける
カーポートで行いたい防犯対策は、センサーライトをつけることです。
人感センサーを取り付けることで、人がきたらパッと明るくなるため、侵入者を警戒させることができます。

防犯カメラをつける
カーポートで行いたい防犯対策は、防犯カメラをつけることです。
車の周囲が映るような位置に防犯カメラを取り付けることで、記録に残ることを恐れた侵入者を警戒させることができます。
カーゲートを設置する
カーポートで行いたい防犯対策は、カーゲートを設置することです。
カーゲートを設置することで、通路から侵入しにくくなります。
侵入しにくいカーポートは車も取り出しにくいため、盗難グループから狙われにくくなります。
シャッターを設置する
カーポートで行いたい防犯対策は、シャッターを設置することです。
シャッターを設置することで、外からはカーポートの中が見えにくくなり、侵入しにくくなります。
カーゲートよりは値段がはりますが、物理的に侵入しにくくなるので防犯対策としてはより効果的です。
すぐにできる習慣

愛車を盗まれないために、すぐにできる習慣を3つご紹介します。
- 玄関先に車の鍵を置かない
- 貴重品は車の中に保管しない
- ナンバープレート盗難防止ボルトをつける
玄関先に車の鍵を置かない
愛車を盗まれないために、玄関先には車の鍵を置かないようにしましょう。
スマートキーは電波を使用して車の施錠解錠やエンジンの始動を行います。
玄関先に車の鍵を置いておくと、リレーアタックなど電波を使用した犯罪の手口の被害にあいやすくなります。
動線の関係でどうしても玄関先に車の鍵を置きたいのであれば、缶の中に入れるなど電波をできるだけ外に届きにくくするような工夫をするようにしましょう。
貴重品は車の中に保管しない
愛車を盗まれないために、貴重品は車の中に保管しないようにしましょう。
車の中に高価なものが置いてあると、狙われるリスクが高まります。
車ごと盗めば、車内に置いてある高価な品も一緒に盗難することができるからです。
また、ガラスを割って車内に置いてある高価な品だけを盗難されるというリスクもあります。
財布や時計などの高価なものをグローボックスに保管しておく人もいますが、できるだけ車の中には保管しないようにしましょう。
ナンバープレート盗難防止ボルトをつける
愛車を盗まれないために、ナンバープレート盗難防止ボルトをつけるようにしましょう。
ナンバープレート盗難防止ボルトとは、専用の器具がないと外れないボルトのことです。
既存のナンバープレート取り付けボルトは、工具があればすぐに取り外すことができてしまいます。そのため、盗まれるのも一瞬です。
ナンバープレート盗難防止ボルトを取り付けることで、車両からナンバープレートを取り外しにくくなります。
ナンバープレートは、車種問わず盗難されるリスクがあるため、できるだけ対策をしておくようにしましょう。
もしも車両盗難の被害に遭ってしまったら

もしも車両盗難の被害に遭ってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
こちらでは、車両盗難被害に遭ってしまった場合の対処方法についてご紹介をします。
- まずは警察に届け出をしよう
- 保険会社に連絡をする
- 一時抹消手続き(廃車手続き)をする
- 各種手続きをする
まずは警察に届け出をしよう
車両盗難の被害にあってしまったら、まずは警察に届け出をしましょう。
盗難被害届けを出す際には、車両の情報や被害に遭った時の状況を記入する必要があります。
家の中に車検証のコピーを一枚保管しておくことで、このような緊急時にも対応することができます。
また、被害届を出した際に発行される受理番号は、一時抹消の手続きで必要になるためメモに控えておくようにしましょう。
保険会社に連絡をする
その後、車両保険に加入している場合は保険会社に連絡をします。
車両が盗難されてしまった場合、車両保険に加入をしていれば保険金支払いの対象となります。
保険会社に連絡をした際、警察に届けた際の受理番号を聞かれることがありますので、手元に受理番号をメモした紙を用意しながら連絡をしましょう。
一時抹消手続き(廃車手続き)をする
警察に発行してもらった受理番号を控えた紙を持参して、陸運支局や自動車検査登録事務所で一時抹消登録をします。
一時抹消登録をしておくことで、税金や自賠責保険の支払いが免除され、自身の負担を軽減することができます。
ただし、車検証の所有権が使用者ではなく購入した車屋やローン会社の名義になっている場合は、ローンの残債が残っていると廃車手続きをすることができないため注意が必要です。
廃車手続きの際に必要な車両情報が手元にない場合は、陸運支局の窓口で登録事項証明書を発行してもらい手続きをしましょう。
各種ナンバー変更手続きをする
車両が盗難されてしまった場合、登録していた場所(勤務先や車屋など)に連絡をする必要があります。
いつも行っている車屋さんがあれば、一時抹消手続き等各種手続きについて相談に乗ってくれることもあるため、早めに連絡をしてみましょう。
車両盗難被害に遭わないように日頃から対策をしておこう

車両盗難の被害に遭うと、手続きが大変なため、被害に遭わないに越したことはありません。
車両盗難被害に遭わないためにも、日頃から対策をしておくことが重要です。
オープン外構のカーポートでも、ゲートをつけたりセンサーをつけることで、犯罪者の侵入を防ぐことができます。
侵入者に対し「防犯対策をしている家」だという印象を与えることがポイントです。
車両盗難に遭いやすい車種を所有している場合は、より一層しっかりと対策をするようにしましょう。
まとめ:愛車を盗難されないためにも防犯対策はしっかりと行おう

車両盗難被害は、被害に遭った後の手続きがとても大変です。
愛車を盗難されないためにも、防犯対策はしっかりと行うようにしましょう。
カーポートの防犯対策や、盗難被害に遭いにくい外構づくりをしたい人は、ぜひ一度ステージにご相談ください。