防草シートとはどんなもの?雑草対策に取り入れたい防草シートについて解説します

  • 防草シートってよく聞くけどどんなものなんだろう?
  • 庭に雑草が生えている…草取り面倒くさいな
  • 新築する家の庭の雑草対策はどうしよう?

このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では

  • 防草シートとはどんなもの?防草シートの仕組み
  • 防草シートのメリット・デメリット
  • 防草シートの主な種類

などを解説しています!

防草シートや雑草対策にお悩みの方はぜひこの記事を読んでくださいね。

目次

防草シートとは?

防草シートとは、雑草対策のために敷くシートのことを指します。防草シートを敷き、雑草を生えにくくすることで、草取りの手間を減らすことができるというすぐれもの。

では防草シートはどのようにして雑草を生えにくくしているのか?不思議ですよね。

簡単にいうと、遮光率の高いシートを敷くことで、光合成をしにくくし、雑草が生えてこないようにしているのです。

防草シートの仕組み

防草シートがどのような仕組みで植物が生えてこないようにしているのか。

そのカギは「光合成ができないようにすること」にあります。

植物が育つのに必要なのは「空気」「水」「光」です。

植物は日光を浴び光合成をするため、光が当たらないところではほとんどの植物が育つことが出来ません。

遮光率の高い防草シートを敷くことで、

光合成が出来ない

呼吸も出来ない

状態になり、植物は成長できなくなります。

よって、「防草シートを敷くと雑草対策になる」のです。

※日光が当たらなくても、育つ植物もあります

防草シートのメリット

防草シートがなぜ敷くだけで雑草対策になるのかわかりましたね。

では、防草シートを敷くことでのメリットはどのようなものがあるのでしょうか?

防草シートを敷くことで草取りの手間を減らすことができる

草取りは重労働ですよね。防草シートを敷くことで、雑草が生えにくくなります。雑草が生えにくくなれば草取りをする手間も減ります。

防草シートを敷くことで、日常の草取りの手間を減らすことができます。

防草シートを一回敷いてしまえば数年間はメンテナンスフリー

防草シートを1回敷いてしまえば、その後数年間は雑草の処理がほとんどいらなくなります。数年間はほぼメンテナンスフリーです。

防草シートを敷いてしまえば除草剤を使わなくて済む

防草シートを1回敷いてしまえば、除草剤を使わなくて済みます。小さいお子さんがいる家庭や、ペットが庭を走るような家庭だと除草剤を使用することでなにか影響が出ないか心配ですよね。

防草シートは有害ではありませんので、小さいお子さんがいる家庭や、犬や猫のペットを飼っている家庭でも安心して使うことが出来ます。

防草シートのデメリット

防草シートでの雑草対策にはメリットがたくさんあることがわかりました。

では、防草シートを敷くことにデメリットはあるのでしょうか?

防草シートを設置する費用がかかる

防草シートを敷くデメリットは、費用がかかることです。専用のシートを敷くため、除草剤を散布したり自分で草取りする場合よりもコストがかかります。

防草シートをひいただけでは外観が損なわれる

防草シートを敷くデメリットは、防草シートを敷いただけでは外観が損なわれてしまうことです。庭の雑草対策で防草シートを敷く場合、シートを敷いただけだと外観が不格好になってしまいます。そのため防草シートを敷く場合には、防草シートと合わせて砂利や人工芝を敷く必要があります。

防草シートの上に砂利や人工芝を敷くことで、防草シートに紫外線が直接当たらなくなるため、劣化を遅らせることもできます。

防草シートの主な種類

防草シートには主に2種類のものがあります。

不織布タイプ

不織布とは「織らない布状のもの」を指します。不織布タイプの防草シートとは、繊維を織らずに絡み合わせたもので、強度が均一で耐久性に優れているものが多く発売されています。雑草対策をしっかりとしたい方は、不織布タイプの防草シートをおすすめします。

織布タイプよりも価格は高いですが、そのぶん性能は織布タイプよりも高いです。

織布タイプ

織布タイプの防草シートは、繊維を織って作った防草シートです。安価な商品が多く、ホームセンターなどで手軽に購入することができます。しかし、価格が安いぶん、強度には一抹の不安が残るのと、突き抜ける力の強い植物(チガヤ、スギナ、アシなど)は織布タイプの防草シートを敷いても生えてきてしまう恐れがあります。

防草シートを選ぶ際のポイント

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントを5つご紹介します。

水はけの良さ

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントは、水はけが良いかどうかです。

水はけの悪い防草シートを敷いた場合、シートの上に水が溜まってしまいます。シートの上に水溜りが出来てしまうと、そこに雑草が生えてしまったり、溜まった水が予期せぬ箇所に排水されてしまったりとトラブルのもとになります。

しっかりと水を通す素材の防草シートを選ぶようにしましょう。

遮光率

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントは、遮光率の高さです。

遮光率が低い素材だと日光を通してしまい、植物が成長してしまいます。せっかく雑草対策のために防草シートを敷いても、植物が成長してしまうと結局草取りをしなければいけなくなってしまいます。そのため、購入する際には必ず防草シートの遮光率はチェックするようにしましょう。

耐久性

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントは、耐久性の高さです。

耐久性の低い安価なものを購入した場合、すぐにまたメンテナンス(交換)をしなければいけなくなってしまう可能性があります。少しお試しで使ってみたかった、ぐらいの気持ちであればいいですが、せっかく専門業者に依頼して施工してもらうのであれば、敷く防草シートの耐久性はチェックしておいたほうがよいでしょう。

耐用年数

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントは、敷く防草シートの耐用年数です。

不織布防草シート、織布防草シートどちらを選ぶかによって耐用年数が大きく変わります。

織布防草シートは1〜5年、不織布防草シートは7〜10年といわれています。

織布防草シート、不織布防草シートどちらにもいえることですが、目が粗いものほど耐用年数は短く安価です。目が細かいものは耐用年数は長いですがそのぶん価格も上がります。

検討している防草シートが価格・耐用年数に見合ったものであるかどうか、熟考してから購入するようにしましょう。

敷きたい場所の面積と予算

防草シートを選ぶ際に気を付けたいポイントは、敷きたい場所の面積と予算です。

敷きたい場所の面積が広がれば広がるほど、施工費は上がります。一生メンテナンスフリーなわけではないので、面積が広ければ、数年後にまた同じような金額のメンテナンス代がかかります。安価な防草シートを敷けば、メンテナンスのスパンは短くなります。安易に安い防草シートを選ぶよりも、性能の良い防草シートを選ぶことで数十年の長い期間で考えるとコストパフォーマンスが良くなる可能性があります。次回メンテナンスまでの期間が長くなるため、防草シートを敷き直す手間も少なくすみます。防草シートの上に人工芝を敷いている人や、砂利を敷いている人は「防草シート+人工芝」「防草シート+砂利」を施工しなおす手間と施工代のことを考えて検討するようにしましょう。

コンクリートを打つなど、他の方法でその箇所にできるだけ雑草が生えてこないようにする方法もあります。数十年の長いスパンで考えて、本当に全部防草シートを敷く雑草対策にするのかどうか、検討するようにしましょう。

安価なものを選ぶと生えてくる雑草の種類によっては突き抜けてくる

安価な防草シートを選んで敷いてしまうと、生えてくる雑草の種類によっては突き抜けてしまう恐れがあります。一般的にホームセンターで安価に購入することのできる目の粗い織布防草シートは、チガヤ、アシ、スギナなどの先の尖っている植物を防ぐことができません。そしてチガヤなどの雑草が防草シートを突き破って生えてきてしまった場合、その部分からどんどん防草シートの破損も広がってしまいます。

不織布防草シートを選んでも、目の粗いものだと先の尖っている種類の植物は防ぎきることができない場合があります。

雑草対策で防草シートを敷く前に、除草剤で根を枯らしたり、その土地に多く生えている雑草が何かを知ること、調べることをおすすめします。

防草シートも完璧ではありません。あくまでも「雑草が生えにくいように対策をするため」の商品です。

防草シートと合わせて、人工芝や砂利を施工するのがおすすめ

先述したとおり、防草シートを敷くだけだと外観が損なわれてしまうため、防草シートと合わせて、人工芝や砂利の施工をすることをおすすめします。

防草シートの上に人工芝や砂利を敷くことで、外観も良くなり、防草シートの劣化を遅らせることができます。防草シートの劣化の大きな原因は紫外線です。砂利や人工芝を防草シートの上に敷くことで防草シートに直接紫外線が当たらないため、防草シート自体の早期の劣化を防ぐことができます。

また、人工芝を敷く場合、性能が良い商品を選び敷くことで雑草対策に相乗効果が生まれ、より一層雑草が生えにくくなるでしょう。

まとめ:防草シートを敷いて草取りの苦労から開放されよう

防草シートを敷くことは雑草対策に高い効果があることがわかりました。

草取りは無理な姿勢で作業をすることが多いため、腰や肩が痛くなったり、虫に刺されたりします。身体の不調にも繋がる重労働です。家の前だけ、花壇の中だけなど、範囲が狭ければ良いですが、庭全体となると草取りに消費する時間も長くなります。

防草シートを敷くことで、草取りをする回数が減り、いつ草取りをしようかなど草取りのことを考える時間も減らすことができます。草取りから開放された時間を有効活用することができ、自分の趣味に使う時間が増え人生や生活も豊かになることでしょう。

雑草対策や、庭のリフォーム、エクステリアにお悩みの方は是非一度「ステージ」にご相談ください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる