- おしゃれな庭を作りたい
- ウォーターガーデンが気になる
- ウォーターガーデンって難しいのだろうか
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- ウォーターガーデンについて
- ウォーターガーデンのメリット、デメリット
- ウォーターガーデンに取り入れたい方法、技法
- ウォーターガーデンに取り入れたい水生植物
- 水を清潔に保つためのポイント
- diyでウォーターガーデンを作りたい人におすすめの方法
などを解説しています。
ウォーターガーデンをつくろうか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
ウォーターガーデンとは
ウォーターガーデンとは、池や噴水などを楽しむ、水を取り入れたエクステリアのことです。池や、噴水、滝や壁泉、蹲(つくばい)などを取り入れる方法があります。
ウォーターガーデンと聞くと、洋風なイメージを抱く方もいると思いますが、池などを採用している日本庭園もウォーターガーデンの一種です。
ビオトープもウォーターガーデンの一種ですが、ビオトープは楽しむことよりも生物の生態系を守ることを主な目的としています。
ウォーターガーデンのメリット・魅力
ウォーターガーデンのメリット、魅力を3つご紹介します。
- おしゃれになる
- リラックス効果がある
- 子供の情操教育になる
おしゃれになる
ウォーターガーデンを採用すると、おしゃれな庭になります。
ウォーターガーデンというと大きな水場が必要と思う方もいますが、そんなことはありません。大きな池や滝を用意する必要はなく、玄関アプローチに水鉢を一つ用意するだけでも、印象が変わります。水を取り入れることで、高級感が増し、おしゃれな庭にすることが可能です。
夜は水場をライトアップすることで、より一層素敵なエクステリアになります。
リラックス効果がある
ウォーターガーデンを採用すると、リラックス効果が期待できます。
水を見たり、水が流れている音を聞いたりすることには、癒し効果があると言われています。ウォーターガーデンを採用することで、目で見て癒され、耳で聞いて癒される庭にすることが可能です。
子供の情操教育になる
ウォーターガーデンを採用すると、子供の情操教育にもなります。
情操教育とは、情緒豊かで創造的な心を育むことを目的とした教育方法です。相手を思いやる心や、物事に対して感動したり尊敬する気持ちを育てます。自分で考える力や人間力を育むためにも幼児期から取り入れたい教育方法の一種です。
ウォーターガーデンを採用すれば、家の庭が子どもの人間力を育む場所のひとつになります。
ウォーターガーデンのデメリット
ウォーターガーデンのデメリットを2つご紹介します。
- 初期費用とランニングコストがかかる
- メンテナンスの手間がかかる
初期費用とランニングコストがかかる
ウォーターガーデンのデメリットは、初期費用とランニングコストがかかることです。
池や壁泉、蹲(つくばい)など、設置するときに一定の費用が必要になります。
設置したあとも、水の費用や掃除道具などのランニングコストが必要です。水は流しっぱなしではなく、ポンプと浄化システムを使用して循環させるという方法もあります。
メンテナンスの手間がかかる
ウォーターガーデンのデメリットは、メンテナンスの手間がかかることです。
水をきれいに保つために掃除をしたり、定期的に水を入れ替えたり、水槽や池の掃除をする必要があります。水が汚れてくると、ボウフラなどが発生するため、虫の発生を最低限に抑えるために金魚やメダカなどの水生生物を池の中で飼うという方法もあります。
ウォーターガーデンに取り入れたい方法
どのようなものを取り入れるとウォーターガーデンになるのでしょうか。
こちらでは、ウォーターガーデンに取り入れたい方法を6つご紹介します。
- 池
- 壁泉(へきせん)
- 蹲(つくばい)、水鉢
- 噴水
- 滝
- ビオトープ
池
池とは、くぼんだ場所に水がたまった場所のことです。
ウォーターガーデンの池は、人工的に穴を掘り、穴をほったところに成型池パネルを埋めたり、ライナーを埋めたりして作ります。
成型池は、既製品のパネルにあわせて設計します。段差付き設計成型池の上に滝パネルを設置することで、水が循環するように設計することも可能です。
その土地に合わせたデザイン池の場合は、穴をほった場所にライナーを敷いて作ります。
自由度が高いのと、既製品アイテムの種類が多いのも池の魅力です。
壁泉(へきせん)
壁泉(へきせん)とは、建物や壁の吐水口から水が流れるように作る人工滝の一種で、イタリア式庭園やフランス式庭園の技法の一つです。
壁や建物に吐水口を作ったり、ライオンなど石像の口から水が出るように設計したりします。
ウォーターガーデンを採用する人の多くが壁泉(へきせん)を検討するほど、おしゃれでとても人気の技法です。
ライトアップした壁泉(へきせん)は幻想的で、日頃の疲れを癒してくれます。
蹲(つくばい)、水鉢
蹲(つくばい)とは、日本庭園に置いてある背の低い手水鉢(ちょうずばち)のことです。手水鉢(ちょうずばち)は石で作られ、手や口を清めるために水を張った鉢のことで、かつては自宅の茶室前に置かれ、身を清めるために多くの家に設置されていました。
しかし、最近では茶室を構える家も少なくなってきたため、和風庭園のアイテムの一つとして採用されています。
ガーデニングにおける水鉢とは、主に水草を植える装飾鉢のことを指します。門柱や玄関前に鉢を置き、水を貼って水生植物を植えて楽しむガーデニング手法の一つです。
また、樹木や草花を植える幹のまわりに水をたまりやすくするためにくぼみを作ることも、水鉢といいます。
噴水
噴水とは、吹き出す水のこと、及び水が吹き出すように作られた装置のことです。
公園などの公共施設にもよく採用されています。
池の中に設置したり、噴水単体で設置したり、様々なアレンジ方法があります。
滝
滝とは、流水が急激に落下する場所のことです。エクステリアでの滝は、洋風人工滝の壁泉や、和風庭園で岩をおき水を流す滝、滝パネルを使った滝など、いろいろな方法があります。
ビオトープ
ビオトープとは、動物や植物が安定して生活できる空間のことです。ウォーターガーデンでのビオトープは、水生生物の生態系の保護を目的として作られます。
小型のものであれば、初心者にも始めやすく、近年人気が高くなってきています。
池の中に、水生植物を植えて、水生生物を放ち、その場所で生態系を作ります。
ウォーターガーデンに取り入れたい水生植物
ウォーターガーデンに取り入れたい水生植物を5種類ご紹介します。
- 湿生植物
- 抽水植物
- 浮葉植物
- 浮遊植物
- 沈水植物
湿生植物
湿性植物とは、湿潤地を好んで生育する植物のことです。
ウリカワ、サンカクイ、コナギ、ミズアオイ、オモダカなどがあります。
抽水植物
抽水植物とは、水底に根を張り、茎か葉の一部が水上に突き出ている植物のことです。
ヨシ、マコモ、ヒメガマ、コウホネ、ミクリなどがあります。
浮葉植物
浮葉植物とは、水面に葉を浮かべ水底に根を張った植物のことです。
ヒシ、アサザ、オニバス、トチカガミなどがあります。
浮遊植物
浮遊植物とは、根を水底に固着させずに水中や水面を浮遊している植物のことです。浮漂植物とも呼ばれます。
ウキクサ、アオウキクサ、イチョウウキゴケなどがあります。
沈水植物
沈水植物とは、植物全体が水中にあり水底に根を貼っている植物のことです。
エビモ、クロモ、マツモ、セキショウモ、フサジュンサイなどがあります。
水を清潔に保つためのポイント
ウォーターガーデンをつくり維持していく過程で重要なのは、水を清潔に保つことです。
ここでは、水を清潔に保つためのポイントを3つご紹介します。
- ポンプで水を循環させる
- メダカなどの水生生物を飼育する
- 定期的に水を入れ替える
ポンプで水を循環させる
水を清潔に保つためのポイントは、ポンプで水を循環させることです。ポンプで水を循環させて流れを作り、浄化装置を使うことで、水をきれいに保つことができます。
メダカなどの水生生物を飼育する
水を清潔に保つためのポイントは、水生生物を飼育することです。
小さい池や水鉢だと、水を循環させるのは難しい場合があります。そのような場合におすすめなのが水生生物を飼育することです。
水生生物が水中の微生物などを食べてくれるため、汚れにくくなります。
定期的に水を入れ替える
水を清潔に保つためのポイントは、定期的に水を入れ替えることです。
水が汚れてきたら、掃除をしながら、水を入れ替えるようにしましょう。
[庭のdiy]手軽なウォーターガーデンは水鉢
ウォーターガーデンにはたくさんの魅力があることがわかりました。業者に依頼せず、手軽にウォーターガーデンを楽しむことはできないのでしょうか。
手軽にウォーターガーデンを楽しみたい人におすすめなのが、水鉢です。
水鉢なら手軽にウォーターガーデンを作ることができます。
水鉢ウォーターガーデンの作り方
水鉢ウォーターガーデンの作り方をご説明します。
- 水鉢
- 水生植物用の土
- 水生植物
- 水
- ガーデニング用グローブ
- (必要であれば水生生物も)
以上で完成です。
ウォーターガーデンをつくるならライトアップして夜景も楽しもう
ウォーターガーデンを作るなら、ぜひ検討してほしいのがライトの設置です。
ウォーターガーデンをライトアップした姿は、とても幻想的で圧巻の一言。
ライトを設置して、昼だけではなく、夜も楽しめるウォーターガーデンにしましょう。
ウォーターガーデンは癒しの場兼学びの場
ウォーターガーデンは、癒しの場、兼、学びの場です。
親も子も、家族みんなが楽しめる場所だといえるでしょう。
様々な生物や植物が共生するビオトープをつくることで子どもが学べる場にもなる
未就学〜小学生の子どもがいるのであれば、ビオトープがおすすめです。
日常生活では学ぶことの出来ない、大切なことが学べます。
家の庭で、水生植物や水生生物の生態系、命の尊さが学べる、かけがえのない場所になることでしょう。
まとめ:ウォーターガーデンをつくって庭を家族みんなの憩いの場にしよう
ウォーターガーデンにはいろいろな魅力があることがわかりました。
ウォーターガーデンの作り方はいろいろな方法があります。
庭の作り方やエクステリアにお悩みの方は、ぜひ一度「ステージ」にご相談ください!