- バークチップって何?
- バークチップってよく聞くけれど、ウッドチップとどう違うの?
- バークチップのメリットとデメリットを知りたい
- バークチップってどこで買えるの?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では
- バークチップとは
- バークチップとウッドチップの違い
- 庭で使うバークチップのメリットとデメリット
- バークチップの選び方
- バークチップの購入方法
などについて解説しています。
庭の素材にバークチップを使用するか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
バークチップとは?
バークチップとは、アカマツやクロマツの樹皮を細かく加工したチップのことです。
ウッドチップよりも色が濃く、高級感があります。
バークチップは、家のエクステリアだけでなく、ドックランやテーマパークの花壇にもよく使用されている、近年人気のエクステリア素材です。
バークチップとウッドチップの違い
バークチップとウッドチップは、両方とも木から作られています。
主な違いは、チップとして使用する箇所と原材料の木の種類です。
ウッドチップは、木を砕いたもので作られているのに比べ、バークチップは木の樹皮だけを使用して作られています。
また、原材料にも違いがあります。
ウッドチップはいろいろな木を使用して作られますが、バークチップは主にアカマツとクロマツを細かく加工して作られます。
木の中身も使用するウッドチップに比べ、樹皮だけで作られるバークチップの方が、大きさもやや大きく、色が濃いのも特徴です。
庭で使うバークチップのメリット
庭で使うバークチップのメリットを5つご紹介します。
- 高級感のある景観を演出できる
- 雑草対策になる
- 土の乾燥対策になる
- ぬかるみの防止になる
- 地球に優しくエコロジーである
高級感のある景観を演出できる
庭にバークチップを使用すると、高級感のある景観を演出することができます。
バークチップは、ウッドチップよりも落ち着いた色味です。
そのため、ウッドチップを敷くよりも、落ち着いた雰囲気を演出することができ、おしゃれなエクステリアにすることができます。
雑草対策になる
庭にバークチップを使用すると、雑草対策になります。
土の上にバークチップを敷くことで、日光が当たらなくなるため、雑草が育ちにくくなります。
ただし、隙間から雑草が生えてくることもあるので、雑草対策の効果を上げたいのであれば、防草シートを敷いてからバークチップを敷くのがおすすめです。
土の乾燥対策になる
庭にバークチップを使用すると、土の乾燥対策になります。
土だけが敷かれた状態だと、日光や温度変化により、土の表面が乾燥してしまいます。
土の上にバークチップを敷くことにより、水分が蒸発しにくくなり、早期の乾燥を防ぐことができます。
ぬかるみの防止になる
庭にバークチップを使用すると、ぬかるみの防止になります。
土のアプローチなどは、ぬかるみが出来やすく、足元が汚れてしまいます。
土の上にバークチップを敷くことで、ぬかるみが出来にくくなり、足元が汚れるのを防止をすることができます。
地球に優しくエコロジーである
バークチップは、地球に優しく、エコロジーなエクステリア素材です。
バークチップは、木材で作られているため、経年とともに劣化をして土に還ります。
人工素材を一切使用していないため、処分する際に化学物質などが発生することもありません。
自然素材のみで作られたバークチップは、安心して使用できる地球に優しい素材です。
庭で使うバークチップのデメリット
庭で使うバークチップのデメリットを3つご紹介します。
- 定期的に補充などのメンテナンスが必要になる
- 日当たりの悪いところに施工するとカビが生える可能性がある
- 虫がわくことはないが棲みつく可能性がある
定期的に補充などのメンテナンスが必要である
庭で使うバークチップのデメリットは、定期的に補充などのメンテナンスが必要になることです。
バークチップは自然素材のチップです。経年とともに朽ちて量が減ったり、風で飛んで少なくなってしまいます。
そのため、定期的に補充のメンテナンスをしたり、施工した場所以外に飛んでいってしまったバークチップを清掃する必要があります。
バークチップはメンテナンスフリーというわけではないので、メンテナンスをしたくないという人にはあまり向いていない素材です。
日当たりの悪いところに施工するとカビが生える可能性がある
庭で使うバークチップのデメリットは、日当たりの悪いところに施工をすると、カビが生える可能性があることです。
バークチップは、施工をすることで土の乾燥を防ぐというメリットがあります。
乾燥を防ぐことができるということは、湿気がたまりやすいということです。
そのため、日当たりの悪いところに施工をすると、多湿によりカビが生える可能性があります。
バークチップのメリットを最大限に生かすためにも、日当たりの悪いところには施工をしないようにしましょう
虫がわくことはないが棲みつく可能性がある
庭で使うバークチップのデメリットは、虫がわくことはないが棲みつく可能性があることです。
バークチップによってシロアリなどの虫がわくことはほとんどありません。
しかし、バークチップ下は適度な湿度で虫にとっては棲みやすい環境です。
そのため、どこかからやってきた虫がバークチップ下に棲みつくことがあります。
虫が苦手だという人は、防虫加工をしたバークチップを選ぶようにしましょう。
バークチップの選び方
バークチップの選び方を2つご紹介します。
- 用途によってサイズを選ぶ
- 色で選ぶ
用途によってサイズを選ぶ
バークチップは、用途によってサイズを選ぶようにしましょう。
バークチップには大きく分けてS、M、Lの3種類のものがあります。
- Sサイズは、屋内で観葉植物を育てる時におすすめのサイズです。
- Mサイズは、最も汎用性の高いサイズです。屋内で育てる少し大きめの鉢や、屋外の花壇、に使用することができます。
ドックランスペースに使用されることもあります。 - Lサイズは、屋外の庭や玄関アプローチなど、広範囲に施工したい場合におすすめのサイズです。
使いたい場所や用途によって、ぜひ大きさを検討してみてください。
色で選ぶ
バークチップは、色で選ぶようにしましょう。
バークチップは基本的にウッドチップよりも色が濃いのが特徴ですが、使用するマツによって、色の系統が異なります。
- アカマツ:赤系のバークチップ
- クロマツ:黒系のバークチップ
シックにまとめたい時や、モダンなテイストを演出したい場合は、クロマツを使用した黒系のバークチップがおすすめです。
反対に、あたたかい雰囲気を出したい場合や洋風の雰囲気を演出したい場合は、アカマツを使用した赤系のバークチップを選ぶと良いでしょう。
演出したい雰囲気や全体的な色のバランスをみながら、バークチップの色を選ぶようにしましょう。
バークチップの購入方法
バークチップの購入方法を2つご紹介します。
- 専門業者から購入する
- インターネットで購入する
専門業者から購入する
おすすめのバークチップの購入方法は、専門業者から購入することです。
施工を依頼する専門業者に、バークチップの手配も一緒に依頼をすることで、質の良いバークチップを適切な量手配してもらうことができます。
施工まで業者に依頼をするのであれば、素材の手配も専門業者に依頼をするのがおすすめです。
インターネットで購入する
おすすめのバークチップの購入方法は、インターネットで購入をすることです。
インターネットショップには、バークチップやウッドチップを専門に販売しているお店があり、質の良いバークチップを手軽に購入することができます。
また、インターネットで購入をすれば自宅に配達されるので、お店から重いバークチップを持って帰る必要もありません。
実店舗で購入するよりも、割安に購入することができるので、バークチップの購入はインターネットでの購入がおすすめです。
室内の観葉植物用で少量であれば100均やホームセンターでも購入可能
室内の観葉植物用など、必要なのが少量だけであれば、ホームセンターのカインズホームやコメリ、100円均一のダイソーやセリアなどでもバークチップを購入することができます。
インターネットだと量も多いので、室内の観葉植物用に少量だけ欲しい人は、ホームセンターや100円均一で購入するのがおすすめです。
室内の観葉植物用でも鉢が大きかったり、何個も鉢があり、大量にバークチップが必要な場合は、ホームセンターや100円均一で複数購入をすると割高になるケースがあります。
必要な量に応じて、インターネットでの購入も検討するようにしましょう。
ウッドチップの無料配布はあるがバークチップの無料配布はない
自治体などによるウッドチップの無料配布はありますが、バークチップの無料配布はありません。
自治体などによるウッドチップの無料配布は、流木や廃材を原材料にして作られています。
しかし、バークチップは材料が「アカマツとクロマツ」と限られている上に、樹皮だけを使用して作られるものなので、ウッドチップと違い、無料で入手するのは困難です。
また、ウッドチップの無料配布は木材の素材を選べないため、木の香りを楽しみたい人は、ヒノキなど香り豊かな木材で作られたウッドチップを購入することをお勧めします。
バークチップの代わりになる素材はある?
バークチップやウッドチップの代わりに、よく比較されるのは砂利、レンガチップなどの素材です。
バークチップと同じように、エクステリアのアクセントとして使用されます。
砂利は石、レンガチップはレンガを砕いたものなので、素材も演出される雰囲気も異なります。
予算や施工範囲、どのような雰囲気にしたいかによって、素材は選ぶようにしましょう。
広範囲の施工は専門業者に依頼をしよう
バークチップを広範囲に施工する場合は、専門業者に依頼をしましょう。
観葉植物の鉢や花壇の一部だけなど、狭い範囲にバークチップを敷く場合は、自分で行うことが可能です。
しかし、屋外にあるエクステリアの一部として広範囲に使用する場合は、防草シートを施工してからバークチップを敷く必要があり、初心者が自分で作業をするにはかなりの重労働になります。
広範囲に施工をするのであれば、専門業者へ相談、依頼をするようにしましょう。
まとめ:バークチップを採用して素敵な庭をつくろう
バークチップにはたくさんの魅力があることがわかりました。
高級感や、リゾート感を出したいのであれば、ウッドチップよりもバークチップの方がおすすめです。
バークチップを採用して、素敵な庭をつくりましょう。
バークチップやウッドチップを採用しようか迷っている人や、エクステリアにお悩みの方は、ぜひ一度ステージにご相談ください!