シンボルツリーに迷っている人必見!人気のオリーブについて解説します

家とともに成長し、そしてその家の顔にもなるシンボルツリー。

せっかくだから素敵な木を植えたいですよね。

でもシンボルツリーを育てるのは大変そう…

ガーデニング初心者にも育てられるシンボルツリーはあるのかな?

このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • オリーブの木について
  • シンボルツリーにオリーブの木がおすすめなポイント
  • シンボルツリーにオリーブの木を選ぶデメリット
  • シンボルツリーにおすすめなオリーブの品種5選
  • オリーブの木をシンボルツリーにする際の価格目安
  • オリーブの育て方
  • オリーブの剪定の仕方

などをご紹介します。

シンボルツリーにオリーブの木を選ぼうか迷っている人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

目次

オリーブってどんな木?

オリーブはモクセイ科オリーブ属の植物です。常緑の中高木で、原産地は地中海地方。温かい地方で育ってきた植物なので、温暖な気候と水はけの良い土壌を好みます。地中海地方では、古くから生命の象徴とされてきた縁起の良い樹木です。オリーブは「平和の象徴」といわれています。

葉や実の外観が魅力的なことや育てやすさから近年シンボルツリーとして人気の植木です。

シンボルツリーにオリーブの木がおすすめなポイント

シンボルツリーにオリーブの木をおすすめしたいポイントを4つご紹介します。

外観がオシャレになる

オリーブの木をシンボルツリーにすると、外観がオシャレになります。光が当たると銀色に輝くオリーブの葉とコロンと丸く愛らしい木の実。見た目がとても魅力的なオリーブは、エクステリアをワンランクアップしてくれます。

オリーブの葉の形は品種によって様々ですが、どのオリーブの葉も表面はクチクラ層で守られて、ワックスをかけたような見た目で裏側は白っぽい細毛が密集しています。

手入れが楽で育てやすいので初心者向きの庭木である

オリーブの木をシンボルツリーにおすすめしたいポイントの一つが、手入れのしやすさと育てやすさです。いままでガーデニングをあまりしたことがない人が、いきなりシンボルツリーを育てるのはハードルが高いと思います。オリーブはシンボルツリーのラインナップの中でも生命力が強く、優れた萌芽力から育てやすいといわれている樹木です。

オリーブの実がなる

オリーブの木をシンボルツリーにおすすめしたいポイントの一つが、オリーブの実が収穫できることです。収穫したオリーブの実は、加工をすれば食べることもできます。オリーブは「見て」「食べて」楽しめる樹木です。

オリーブの実は

  • 塩漬け
  • 塩水漬け
  • 糖漬け(オリーブグラッセ)
  • オリーブオイル

などに加工し食べることができます。

地植え、鉢植えどちらでも可能

シンボルツリーにオリーブをおすすめしたいポイントの一つが「地植え」「鉢植え」どちらでも育てられることです。玄関アプローチや庭の形状の関係で、地植えでのシンボルツリーが難しい場合や玄関の日当たりが悪い場合、居住地域が寒冷地の場合は、地植えではなく鉢植えでオリーブを育ててみましょう。

シンボルツリーをオリーブの木にするデメリット

シンボルツリーにオリーブを選ぶと、メリットがたくさんあることがわかりました。

では、デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?

害虫がつくことがある

比較的病害虫に強いと言われているオリーブの木ですが、生育途中に害虫がつくことがあります。

オリーブの木につきやすい害虫
  • オリーブアナアキゾウムシ
  • スズメガ
  • コガネムシ
  • ハマキムシ
  • テッポウムシ
  • マエアカスカシノメイガ
  • イボダガ
  • ヘリグロテントウノミハムシ
  • シマケンモン

中でも「オリーブアナアキゾウムシ」「コガネムシ」「テッポウムシ」は木の内側にダメージを与える害虫なので注意しましょう。

オリーブの実を狙って鳥がやってくることがある

オリーブを育てていると、木の実を狙って鳥がやってくることがあります。

オリーブの木によくやってくる鳥
  • カラス
  • ヒヨドリ
  • ムクドリ

木に鳥がとまって休憩している光景はとても可愛いものです。害虫を食べてくれる野鳥もいます。

しかし、すべての鳥が無害なわけではありません。鳥によっては、オリーブの実を食い散らかしたり、鳥の糞を落としていったり、嬉しくない行動をするものもいます。鳥害がひどいようであれば対策が必要です。

剪定が大変

育てやすいオリーブの木ですが、初心者には剪定が少し大変かもしれません。枝が生い茂りすぎると、葉や枝の日当たりが悪くなったり、風通しが悪くなるため、病害虫が育つのに絶好の場所になりかねません。そのため剪定はとても重要な作業です。剪定は切れ味の良いハサミを使用し、樹木を傷めないように行いましょう。

剪定とは:不要な枝葉などを切落して木の形を整える作業

根が浅いため強風で倒木する恐れがある

オリーブは「浅く」「広く」根を張る樹木です。そのため強風には弱く、台風などが直撃すると地植えをしていても倒木する恐れがあります。

  • 鉢植えで育てて、台風や強風のときは屋内に避難をする
  • 地植えの場合は支柱をたてる

など、強風や台風の際は対策が必要です。

オリーブには種類がたくさんある

オリーブの木は品種がとても多く、世界中で約1,600種類あるといわれています。

日本では小豆島がオリーブの産地として有名です。

シンボルツリーにおすすめの品種5選

シンボルツリーにおすすめの品種を5つご紹介します!

ミッション

ミッションは上に向かって伸びる直立型のオリーブです。きれいな形に育ちやすいため、シンボルツリーとしても人気の品種。直径2〜3cm程の中くらいの実をつけます。生育は旺盛で、耐寒性も強いため育てやすい品種です。葉の裏が白く、光に当たるときれいな銀色に輝きます。

ルッカ

ルッカは枝が横に張り出して伸びる開帳型のオリーブです。実をつけるには同時に2品種以上育てると良いと言われているオリーブですが、ルッカは自家結実性があるため1本で育っても比較的実をつけやすいといわれています。生育旺盛で耐寒性も強いため、初心者でも育てやすい品種です。

チプレッシーノ

チプレッシーノは、上に向かって伸びる直立型のオリーブです。バランスよく伸びる樹形と美しい葉が特徴です。生育旺盛で病気にも強く、耐暑性耐寒性も強いため、初心者にもおすすめの品種です。1本では果実がなりにくいため、違う品種を近くに植える必要があります。

レッチーノ

レッチーノは、枝が横に張り出して伸びる開帳型のオリーブです。生育旺盛で病気にも強く、耐寒性もあるため育てやすい品種です。世界標準の良質なオイルが採れるため、イタリアをはじめ世界中で栽培されています。

ネバディロ・ブランコ

ネバディロ・ブランコは、枝が横に張り出して伸びる開帳型のオリーブです。枝葉が多く、たくさんの花をつけます。花粉の量が多く花期が長い特徴を生かし、受粉樹として採用されることが多い品種です。

シンボルツリーにオリーブを選ぶ際の価格目安

シンボルツリーにオリーブを植える場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

大体費用の目安としては5万円〜15万円です。

植木代が5,000〜100,000円程

植栽工事代が30,000〜40,000円程

購入する植木の品種や成長具合によって、価格は変動します。

大きく成長した古木を購入する場合は、植木代が500,000〜2,000,000円前後です。

一般的に苗木や小さい木ほど価格は抑えることができ、成長した木を購入する場合は価格が高くなります。また、植える場所の状態によって植栽工事費用は変わってくるため、植木を購入する前に、一度専門業者への相談をおすすめします。

オリーブの育て方

植木を育てるにはまず植え付けが必要です。

オリーブは植える場所選びが大変重要になります。

  • 水はけの良い土壌
  • 日当たりの良い場所
  • 風通しの良い場所

上記3点の条件が揃った場所に植えるようにしましょう。

地植えの場合

地植えした場合のオリーブの育て方は、2ステップです。

  1. 定期的な剪定
  2. 健康状態のチェック(害虫のチェック)

地植えをした当初はまだ根が張れていないため、支柱で支えるのがポイントです。2〜3本の支柱でしっかりと補助してあげるようにしましょう。

地植えしたあとは、大地から栄養や水分を吸収するため水やりはとくに必要ありませんが、雨が全く降らず砂漠のように土が乾いている場合は、少し水やりをするようにしましょう。あまり水をあげすぎても根腐れしてしまいますので注意が必要です。

鉢植えの場合

鉢植えした場合のオリーブの育て方は4ステップです。

  1. 定期的な水やり
  2. 剪定
  3. 健康状態のチェック
  4. 鉢が小さくなってきたら植え替えをする

シンボルツリーを設置したい場所の日当たりが悪い場合は、鉢植えでオリーブを育てるのがおすすめです。植木の移動がしやすく、台風など強風被害の際にもすぐ屋内に避難させることができます。また、オリーブの実をつけたい場合は受粉の関係で2本以上の品種を育てることが推奨されていますが、鉢植えであればスペースを多く取らないため、手軽に2品種を育てることができます。

鉢植えでオリーブを育てる際は、水やりと施肥が重要になります。

オリーブの新芽がしおれていたり、オリーブの実がしわしわになっていたら、鉢植えの中の水が足りていないサインです。たっぷりと水をあげて、水切れを起こす前に水をあげるようにしましょう。水切れをおそれて頻繁に水をあげすぎると、根腐れを起こしてしまうため注意が必要です。

施肥は基本的に年に3回[3月6月10月]に行います。肥料の量は、商品によって違うため商品のパッケージに書いてある用法用量をチェックするようにしましょう。

オリーブの剪定の仕方

①オリーブの剪定をするために、まずは道具を準備します

  • 手袋
  • ハサミ(植木バサミや剪定バサミ)
  • ノコギリ
  • (癒合剤(太い枝の切り口を保護する薬剤))

★ハサミとノコギリは使用する前に切れ味をチェックすること。使用したあとや、使用前に刃物クリーナーなどを使いしっかりとメンテナンスをすることで、切れ味を損なうことなく使用出来ます。

②植木の形や生い茂り具合を見ながら不要な枝を切っていきます。

■切ったほうが良い枝■

  • 交差枝(交差している枝はバランスを考えてどちらか一方の枝を間引く)
  • 立ち枝(垂直に立ち上がっている枝)
  • 内向枝(内側にむかって生えている枝)
  • 下向きの枝(下側に向かって生えている枝)
  • ひこばえ(幹の根元に生えている新芽)
  • 不要な細かい枝

太い枝を切ったときは、癒合剤を切り口に塗り保護してあげると雑菌の繁殖を抑えることができます。

オリーブは生育旺盛なため、枝先や幹の途中から細かい枝が生えてきやすい植物です。ほかっておくと枝や葉が生い茂り、日光があたりにくくなったり風通しが悪くなります。また、生い茂った葉や枝は病害虫の巣窟となる可能性があるため、定期的に剪定をし風通しを良くしてあげましょう。

オリーブは日当たりと水はけの良いところで育てよう

オリーブは日当たりと水はけの良いところで育てるようにしましょう。生育条件のポイントを抑えておけば、オリーブはとても育てやすい木です。

  • 日当たりの良いとことで育てる
  • 風通しの良いところで育てる
  • 水はけの良い土壌で育てる

この3つのポイントを抑えて、いきいきとしたオリーブを育ててみましょう。

まとめ:シンボルツリーでオリーブを育てて、豊かな生活を送ろう!

生育旺盛で初心者にも育てやすいオリーブはシンボルツリーにぴったり!玄関アプローチや庭など、毎日目に入るところに植えることで日々の成長を楽しむことができます。

シンボルツリーでオリーブを育てて、気持ち豊かな生活をおくりましょう!

エクステリアやシンボルツリーにお悩みの方は、是非一度ステージにご相談ください!

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