目隠しフェンスの高さの選び方!後悔しないためのポイントを解説

フェンスを施工する際、一番悩むのが高さですよね。

  • 必要な高さがわからない…
  • 何センチのものを取り付ければいいんだろう…?
  • フェンスの高さはどのように考えて検討すればいいの?

このように悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、最適な高さを選ぶためのポイントや、高さ選びの失敗例、法律で決められているブロック+目隠しフェンスの高さ、目的別目隠しフェンスの高さ選びの考え方の目安などを解説しています。

目隠しフェンスの高さ選びに悩んでいるかたは、是非最後まで読んでくださいね。

目次

[目隠しフェンス]最適な高さを選ぶために考えたい2つのポイント

目隠しフェンスの高さを選ぶために考えてほしいポイントが2つあります。

  • 目隠しフェンスを設置する目的を明確にする
  • 設置する敷地の状況を確認する

この2つのポイントについて解説します。

目隠しフェンスを設置する目的を明確にする

あなたが目隠しフェンスを取り付けたい目的は何ですか?

  • プライバシー保護のためなのか
  • 防犯のためなのか
  • どこからの視線をシャットアウトしたいのか
  • なにを隠したいのか

どのような目的で設置するか目的を明確にすることで、自然と必要な高さがみえてきます。

プライバシー保護か、防犯目的か

あなたが目隠しフェンスをつける目的は、プライバシー保護のためですか?防犯目的ですか?

プライバシー保護の目的であれば、180cmぐらいの高さがあると好ましいと言われています。理由は、人の目線を遮る事のできる高さが、一般的に180cmだからです。

反対に、防犯目的の目隠しフェンス設置の場合は、150cmぐらいが好ましいと言われています。フェンスが高すぎると、空き巣犯が隠れることの出来る場所が増えるためです。防犯目的の場合は、乗り越えにくく高すぎない高さにすると良いでしょう。

どこからの視線をシャットアウトしたいのか、何を隠したいのか

あなたは、どこからの視線を遮るために目隠しフェンスをつけようとしていますか?

また、何を隠したいのでしょうか?

  • 道路からリビングが丸見えで、歩いている人の視線が気になる
  • お隣さんからの視線が気になる
  • 道路から洗濯物が見えてしまうのが気になる
  • ウッドデッキや庭でゆっくりしているところを外から見られたくない

目隠しフェンスを設置する目的や理由は人それぞれです。

「どこから」「何を」隠したいか、しっかりと明確にしておくことで、いざつけてみたら高さが足りなかった!などの失敗を防ぐことが出来ます。

設置する敷地の状況を確認する

目隠しフェンスが必要な目的を明確にしたら、次は設置する場所の敷地状況を確認しましょう。

  • 外と敷地が同じ高さの場合
  • 外の土地が高く敷地のほうが低い場合
  • 外の土地が低く敷地のほうが高い場合

敷地状況が違うと、必要な目隠しフェンスの高さも変わってきます。

外と敷地が同じ高さの場合

外と家の敷地に高低差が無い場合は、プライバシー保護のためであれば180cm、防犯目的の場合であれば150cmぐらいの目隠しフェンスを取り付けるといいでしょう。

外の土地が高く敷地のほうが低い場合

外の土地のほうが敷地よりも高い場合は、高さを少し高めにする必要があります。

上から見下ろすかたちになるため、高低差のない場所と同じ高さで考えてしまうと、いざ使い始めたとき「視線を全く遮ることができない!」という状況になってしまいます。

高低差がかなりあり、上から見えてしまうという場合は、フェンスだけでなく、不透明な屋根など他の手段で視界を遮ることも考えてみましょう。

外の土地が低く敷地のほうが高い場合

外の土地のほうが敷地よりも低い場合は、予定をしていたよりも低い高さのもので悩みが解消される場合もあります。外からは、見上げる状態になるため、高いフェンスを使わなくても、外からはあまり見えません。

目隠しフェンスは高すぎても低すぎてもデメリットがある

「目隠しフェンスの高さを考えるのが面倒だから『大は小を兼ねる』というし、とりあえず適当に高いものをつけておこうかな」

ちょっとお待ち下さい。

目隠しフェンスは、高すぎても低すぎてもデメリットがあります!

フェンスが高すぎた失敗例

  • 高すぎて圧迫感がでる、開放感がない
  • 高すぎて日当たりが悪くなった

高すぎる目隠しフェンスをつけた結果「圧迫感がでて窓をあけているのに目の前が高い壁のようで開放感がない」「リビング側に取り付けたら、日当たりが悪くなってしまった」などのデメリットが発生することがあります。高すぎるフェンスを設置したことにより、快適な生活を送れなくなってしまう可能性があるため、安易に高いフェンスを設置する前に一度考えてみましょう。

フェンスが低すぎた失敗例

  • 低すぎて目隠しにならなかった

本末転倒ですよね。目隠しのためにフェンスを取り付けたのに、低すぎて目隠しにならなかったというのは、一番悲しい失敗です。

防犯目的であれば良いのですが、隠したい視線があり、目隠しのためにフェンスを取り付けるのであれば、取り付ける前に「どこからの視線を隠したいのか」実際にその場所に立って実測するようにしましょう。

目隠しフェンスの高さには法律で決まっている上限がある

目隠しフェンスは、どれだけ高いものを設置してもいいわけではありません。

ブロック+目隠しフェンスの高さには、法律で決まっている上限があります。

ブロック+フェンスの高さ上限は2.2mです。

第四節の二 補強コンクリートブロック造
(塀)第六十二条の八
補強コンクリートブロック造の塀は、次の各号(高さ一・二メートル以下の塀にあつては、第五号及び第七号を除く。)に定めるところによらなければならない。ただし、国土交通大臣が定める基準に従つた構造計算によつて構造耐力上安全であることが確かめられた場合においては、この限りでない。
一 高さは二.二メートル以下とすること

引用:e-gov建築基準法施行令

[目隠ししたい場所別]フェンスの高さの目安

目隠ししたい場所別に、フェンスの高さを考える際の目安を解説します。

隣家との境界に設置する目隠しフェンス

隣家との境界に設置する目隠しフェンスは、距離が近いため出来るだけ見えにくいデザインのものがおすすめです。機能を高くする代わりに、必要最低限の高さにするようにしましょう。必要以上に高いフェンスを隣家との境界に設置した場合「日当たりが悪くなった」などの近隣トラブルに繋がる恐れがあります。そのため、必要最低限の高さにすることをお勧めします。

人通りの多い道路側に設置する目隠しフェンス

人通りの多い道路側に設置する目隠しフェンスは、道路と家の敷地高さとの高低差を考える必要があります。180cmの高さを取り付けたいところですが、一般的には、家のほうが高く作られていることが多いため、道路から見て視線を遮ることのできる高さを選ぶようにしましょう。180cmのフェンスを選ぶと、外から見た場合とても高い目隠しフェンスになってしまう可能性があります。

高すぎる目隠しフェンスを設置してしまった場合、外からの死角が増え、侵入者に狙われやすくなってしまうおそれがあります。

実際に外側に立ってみて、必要な高さを実測してみましょう。

リビングを見えにくくするための目隠しフェンス

リビングを見えにくくするための目隠しフェンスは、実際にリビングにいる人と外にいる人の目が合わない高さにすることが重要です。家のほうが、道路よりも高いですが、リビングから道路の距離によっても必要な高さが変わってくるので、現地でしっかり実測してみるといいでしょう。

完全に見られないようにしたいのであれば、カーテンを閉め切ったり、リビングの掃き出し窓に目隠しステッカーを貼るなど、目隠しフェンス以外にプラスの対策が必要になります。

庭の雰囲気づくりのための目隠しフェンス

庭の雰囲気づくりのための目隠しフェンスは、道路と庭との高低差があまりないようであれば、150cmぐらいがおすすめです。ガーデニングを楽しんだり、お庭でのティータイムを楽しむ雰囲気作りのための目隠しフェンス設置なら、立つと周りが見渡せて、座ると外からの視線が気にならなくなるぐらいの高さがいいでしょう。

立つと周りが見渡せる高さであれば、外からも少し庭が見え、素敵な庭を見てもらうこともできます。庭の雰囲気づくりのためであれば、素材にツルを絡ませるようなルーバータイプのものも検討してみるといいでしょう。

バスルームやトイレを見えにくくするための目隠しフェンス

バスルームやトイレを見えにくくするための目隠しフェンスは、180〜200cmぐらいのしっかり隠れるものがいいでしょう。バスルームやトイレを見えにくくするためには、目隠しフェンスだけではなく、不透明ガラスやカーテンなど、複数のものを使い、あまり外から見えないようにする工夫が必要です。

まとめ:設置する目的をしっかり考えて最適な目隠しフェンスの高さを選ぼう

設置する目的がはじめにしっかりとしていると、目隠しフェンスの高さ選びで失敗する可能性が格段に減ります。はじめにお伝えした2つのポイントをしっかりと考えて、まずは「目隠しフェンスを設置する目的をしっかりと明確にする」ことからはじめましょう。

実測して、必要な高さを知ることで、どこの場所からは自分の家がどのように見えるのかを知ることができるため、フェンスの高さ選びに大変役立ちます。

失敗しない目隠しフェンスの高さ選びのためには、適当に高いものを選ぶのではなく、しっかりと目的をはっきりとさせ、実測することが大事です。

また、高さは値段にも比例するため、買おうとしていたものより低い目隠しフェンスで良い場合、予算も抑える事ができます。

設置する目的をしっかり考えて、最適な目隠しフェンスの高さを選びましょう!

富山県で目隠しフェンスを検討中の方は、ぜひ「ステージ」にお気軽にご相談ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる