オープン外構の効果的な目隠し&防犯対策!オープン外構のメリットやデメリットも併せて解説

オープン外構は塀やフェンスを設けないため明るく開放感があり、狭い敷地でも広く見えるため近年人気の外構デザインです。

しかし、開放感のあるデザインが魅力のオープン外構ですが、一方で「通行人からの視線が気になる」「防犯面が心配」といった気になる部分もあります。

そこで今回は、オープン外構のメリット・デメリット、オープン外構の効果的な目隠し&防犯対策について解説します。

目次

オープン外構のメリット

オープン外構のメリットは主に3つあります。

まずはオープン外構のメリットについてみていきましょう。

広々とした開放感がある

オープン外構の一番のメリットは、塀やフェンスで囲わないため広々とした開放感を感じられることです。

特に敷地が狭い場合、無理に門扉やフェンスなどを設置すると圧迫感を感じますが、オープン外構にすると庭を有効活用できます。

また、オープン外構は光や風を遮るものもないため自然光を取り入れやすく、風通しがいいこともメリットの一つです。

防犯性が高い

空き巣などの不審者は、周囲などから気づかれないように身を隠しながら住宅に侵入したいと考えます。

しかし、オープン外構は塀やフェンスがないため、不審者が身を隠せるような死角がほとんどありません。

このように、オープン外構は不審者にって侵入しづらい構造になっているため、防犯性が高いといわれています。

外構工事の費用が安い

敷地を囲う塀や門扉は距離が長くなるため、思った以上に工事費用がかかります。

例えば、門や門扉といった門周りの外構工事には、素材やデザインによって費用に差がありますが平均したら30〜50万円ほどかかります。

しかし、オープン外構は塀やフェンスなどを設けないため、その分の材料費と工事費を削減することが可能です。

また、外構の維持管理にかかる費用もほとんどかからないため、オープン外構は工事費用とともにランニングコストを抑えられることもメリットの一つです。

オープン外構のデメリット

開放感が魅力のオープン外構ですが、その分気をつけるべきポイントもあります。

そこでここからは、オープン外構のデメリットについていくつか解説します。

プライバシーの問題

オープン外構は開放感がある分、プライバシーの保護が難しいことがデメリットです。

オープン外構は外からの視線を遮るものがないため、庭に干してある洗濯物や住宅の中が外から見えてしまいます。

そのため、お風呂やリビングなどプライバシーを守りたい場所は、部分的に目隠しフェンスや樹木などを設置するのがおすすめです。

また、プランニングの段階で、お風呂やリビングなど外からの視線が気になる場所は道路から見えにくい位置に配置すると安心です。

敷地内に侵入されやすい

オープン外構は境界線がハッキリとしないため、敷地内に他人が侵入しやすいというデメリットがあります。

特に道路沿いの住宅の場合、通行人が知らないうちに敷地に入り込んでしまう可能性が高いです。

境界部分に植え込みや花壇などを設置したり、門柱を設置して防犯カメラを付けたりすれば敷地内の侵入防止につながります。

オープン外構の効果的な目隠し・防犯対策

最後に、オープン外構の効果的な目隠しと防犯対策について解説します。

フェンスや門扉の設置

フェンスや門扉を設置することで目隠しだけでなく防犯対策にもなります。

フェンスを設置する際は、防犯性を意識してできるだけ乗り越えにくい高さや形状のものを選びましょう。

また、リビングやお風呂場など気になる場所だけ目隠しをしたい場合は目隠しフェンスがおすすめです。

目隠しフェンスであればピンポイントで外からの視線を遮ることができるため、オープン外構の開放感を損なうことなくプライバシーも守れます。

目隠しフェンスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

さらに、門扉を設置する場合は、死角ができないように透かし構造にして玄関まわりを外からよく見える構造すると防犯対策になります。

センラーサイトを取り付ける

夜間の防犯対策にはセンサーライトが効果的です。

センサーライトとは、動いている人や物体にセンサーが反応して自動でライトを点灯する照明のことをいいます。

センサーライトを取り付けることで、敷地内に不審者が侵入してきたとしてもセンサーライトが自動で点灯するため侵入しづらくなります。

また、玄関まわりにセンサーライトを設置しておけば、センサー機能により自動でライトが点灯してくれるため夜間の歩行時も安心です。

ただし、センサーライトを設置する場合は、しっかりと設置場所を考えないと防犯効果が薄れてしまいます。

そのため、玄関口やお風呂場、窓など家の中で侵入されやすい箇所を探して設置するようにしましょう。

防犯カメラの設置

センサーライトと一緒に防犯カメラも設置すると防犯効果はさらにアップします。

空き巣や盗難などの犯罪者は、防犯カメラが設置されていない家や店舗を中心に狙う傾向があります。

しかし、防犯カメラを目立つ場所に設置することで犯罪者に犯行を諦めさせる効果があるため、犯罪を未然に防ぐことが可能です。

防犯カメラには、ボックス型やドーム型などさまざまな形状や機能性があるため、設置理由や導入目的に合わせて最適なカメラを選びましょう。

モニター付のインターフォンにする

モニター付インターフォンを設置すれば、玄関で物音がしたとしても外に出ることなくモニターで玄関先の様子を確認できて非常に便利です。

また、最近のインターフォンは訪問者を映像で確認できるだけでなく、留守中の訪問者を録画できる機能など、防犯性の高い商品が発売されています。

セキュリティレベルを考慮して必要な機能性を検討して選ぶようにしましょう。

防犯用の砂利を敷き詰める

家のまわりに防犯用の砂利を敷き詰めるのも防犯に効果的です。

防犯用の砂利は通常の砂利と比べて大きめに作られており、人が歩くと砂利同士が擦れてジャリジャリと大きな音がなることが特徴です。

そのため、防犯用の砂利を敷き詰めれば、万一、不審者が侵入してきても気が付きやすくなったり、侵入を防いだりする効果が得られます。

また防犯効果以外にも、砂利を敷き詰めることで雑草の抑制効果があることもメリットの一つです。

防犯砂利の下に防草シートを敷いたり、除草剤を撒いたりしておけばさらに高い防草効果が期待できます。

ポストは鍵付のものを選ぶ

郵便物の入っているポストは鍵付きのものを選ぶのがおすすめです。

不審者の中には、住民の留守を見計らってポストを勝手に盗み見て不在状況を確認したり、個人情報を盗んで悪用したりする人もいます。

防犯対策として、鍵付きのタイプを選ぶのはもちろんのこと、できれば投函口も郵便物が外側から簡単に取られないように工夫されているタイプを選ぶようにしましょう。

またポストに郵便物や新聞がたまっていると、長期間不在していることが分かってしまいます。

そのため、ポストの中にある程度郵便物を溜めておくことができる大容量タイプのものを選ぶことが大切です。

さらに、ポストは玄関などに設置するタイプもありますが、できるだけ敷地内に入らず投函できる門扉付近に設置するのがおすすめです。

足場になるものを置かない

空き巣や不審者などの犯罪者は、1階だけでなく2階の窓から侵入するケースもあります。

2階からの侵入を防ぐために、2階の窓下には洗濯機や室外機、テラス屋根などのものを置かない、設置しないことも防犯につながります。

また、ガーデニング用品の脚立や台座などを庭に出しておくと、踏み台として使われる可能性があるため使った後はその都度収納しておくようにしましょう。

住まいの裏手や庭への通路にも十分な配慮を

住まいの裏手には浴室やトイレなどが配置されることが多く、湿気がこもらないように窓を開けておくことが多いです。

そのため、窓から侵入されない、のぞかれないようにプラニングすることが大切です。

オープン外構の場合であっても、プライベートな空間に侵入できないように扉を設置する、樹木を設置するなどの工夫をするようにしましょう。

まとめ

今回はオープン外構のメリット・デメリット、効果的な目隠し・防犯対策について解説しました。

明るく開放的なオープン外構は外構工事の費用を安く抑えられる分、プライバシーや防犯面での対策が必要です。

オープン外構の新築・リフォームを検討している方は、今回紹介した対策を取り入れて安全で快適なオープン外構を作りましょう。

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