「物置や自転車置き場を設置したいけど、スペースに限りがある…」と悩んでいるご家庭も多いかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「自転車置き場と一体型になっている物置」です。物置と駐輪場を個別に設置するよりも省スペースで、スッキリと荷物を収納できます。
本記事では物置を購入する際の代表的な3つのオプションもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
見落とされがちな「物置」の必要性

住宅のエクステリアを考えるとき、よく見落とされてしまうものがあります。それは「物置」です。
物置とは、普段使わないようなものを保管しておける場所のことをいいます。一般的に、下記のような荷物が収納されることが多いでしょう。
- 車のタイヤ
- 除雪道具
- 工具関係の道具
- バーベキューセット
- 処分予定の段ボールや古雑誌
- その他ゴミ など
もし物置を設置しない場合、これらの荷物は庭などの敷地内に置いておくか、住宅の玄関スペースなどで保管しておくかになるでしょう。どちらにしても荷物が丸見えとなり、見栄えは良くありません。
しかし物置の中に収納しておけばスッキリとまとめておけるだけではなく、雨や雪などからも荷物を守れます。このように物置を設置することは、住宅や荷物をキレイに保つために重要なためあらためて物置の設置を検討してみましょう。
自転車置き場と一体型の物置とは?

「シーズンオフの荷物を物置で保管したいけど、自転車置き場もほしい、でもそんなにスペースがない」と悩んでいるご家庭もあるでしょう。
冒頭でも述べたとおりそのような方には、自転車置き場と一体になっている物置がおすすめです。
自転車置き場と一体になった物置は、物置自体の幅が広く左右どちらかが開放的な空間にデザインされています。その空間に自転車やバイクを収納しておけるのです。
自転車置き場と一体型の物置のメリット・デメリット
機能性も高く魅力的な自電車置き場一体型の物置ですが、メリットだけではありません。購入する前にデメリットもしっかりと確認して対策を立てておきましょう。
メリット | デメリット |
|
|
自転車置き場一体型の物置では、駐輪スペース部分において3面、または4面が覆われているため、外から自転車やバイクが見えにくくなっています。そのため防犯性に長けている点は魅力でしょう。
ただし、一般的な物置だけを購入するよりは費用がかかります。また物置とサイクルポートを別々で設置するよりも省スペースではありますが、物置単体と比べると大きいためスペースを確保できなければ設置は難しいでしょう。
ご自身で予算や敷地の広さなどを考慮したうえで検討していくことが大切です。
物置三大メーカーの自転車置き場一体型の物置を紹介
ここからは、物置の三大メーカーとよばれている「イナバ」「ヨド物置」「タクボ」の自転車置き場一体型の物置をご紹介していきましょう。
イナバ
(引用元:株式会社稲葉製作所_開放スペース併設物置 ネクスタウィズ[NXN-K])
こちらは扉の位置を左右どちらにも変更可能です。
本体カラーは明るい印象の「ミストグレー」しかありませんが、扉のカラーは「ミストグレー」と高級感のある「プレミアムグレー」が選べます。
(引用元:株式会社稲葉製作所_シャッター式物置 ドマール[FXN])
こちらの物置はシャッター式の扉です。自転車置き場と一体型には見えませんが、実は物置の内側に駐輪スペースがあります。
収納する荷物が少ない方におすすめです。
ヨド物置
(引用元:ヨドコウ_エルモコンビ_WEBカタログ)
こちらは収納力抜群の自転車置き場一体型の物置です。
扉のレールを上部に設置することで砂埃やゴミが詰まりにくく、扉の開閉をスムーズに行えます。
タクボ
(引用元:株式会社田窪工業所_TP-31R26 シリーズ)
こちらは扉のカラーが「ムーンホワイト」「カーボンブラウン」「ディープブルー」「トロピカルオレンジ」の4色から選べます。
物置にもデザイン性を求めている方におすすめです。
自転車置き場はいらない!シンプルに物置だけ欲しい場合は?
ここまで自転車置き場と一体型の物置をご紹介してきました。
しかし「やっぱり物置だけでいい!」と考えている方へ、シンプルな物置をいくつかご紹介しましょう。
一般的な物置
(引用元:株式会社稲葉製作所_中型物置 ネクスタ[NXN])
こちらはイナバ物置から提供されている一般的な物置です。
中型物置に分類され、組立費も含めた価格帯はサイズに応じて約13〜40万円といえるでしょう。上の画像の物置は、約17万円(組立費込み)です。
おしゃれな物置
(引用:ディーズガーデン_ディーズシェッドカンナ)
「魅せる物置」をコンセプトにデザインされた物置です。玄関先やリビングから見えるような場所にも自信をもって設置できるでしょう。
レンガや木に見える部分は、FRP(繊維強化プラスチック)で作られているためお手入れは簡単です。
画像の物置の場合、約48万円(組立費込み)程度のコストです。
シンプルで温かみのある物置

(引用:ディーズガーデン_ディーズシェッドリコ)
こちらもディーズガーデンから提供されている物置です。シンプルでありながら木の質感を生かしたスタイリッシュなデザインが魅力的ですよね。
画像のタイプは、約42万円(組立費込み)です。
シンプルでカッコイイ物置
(引用:イープラン_BICYCLE CUBE 1523SQ1)
イープランから提供されている物置シリーズで、オーストラリア製です。シンプルにこだわったデザインが多く、どこに置いても馴染みます。
画像のタイプでは、約40万円(組立費+基礎工事費)です。
こちらはネイビーとホワイトの可愛い配色の物置です。
シンプルながらもおしゃれな見た目な物置をお探しの方におすすめします。
物置を購入するときは3つのオプションに注意する

物置を購入する際には、多くの場合オプションがつけられます。そこで代表的な3つのオプションをご紹介しましょう。
- 雨樋(あまどい)
- 結露軽減材
- 転倒防止工事
雨樋は絶対に必要なわけではありませんが、設置しなければ雨が降ったときに屋根から雨水がバシャバシャ落ちてしまいます。雨水が勢いよく地面に落ちることで泥はねして汚れや劣化の原因になることから、オプションで雨樋をつけておいたほうがよいでしょう。
また物置は屋外に設置するため結露が発生しやすい点がデメリットです。そこで屋根の下に結露軽減材を貼り付ければ、結露の発生を軽減できます。
そして転倒防止工事も施しておいたほうが安全です。物置は意外にも強風の影響を受けやすいため、しっかりと工事しておかなければ突発的な強風が吹いたときに転倒してしまう可能性があります。
物置を安全に長持ちさせるためにも、上記3つのオプションをつけることを検討しておきましょう。
自転車置き場一体型の物置はDIYできる?

サイクルポート用のキットなどを活用すれば、業者に依頼することなく簡単なサイクルポートをDIYできるでしょう。ただし基礎はしっかりと作っておかなければ、強風で倒壊してしまう可能性があるため注意が必要です。
またただの自転車置き場なら作れるかもしれませんが、物置と一体型となればDIYの難易度も高くなり個人で組み立てるのは難しいでしょう。
DIYに慣れていない方には、あまりおすすめできません。
雪国では屋根からの落雪に注意

建物に近づけて物置を設置する場合には、屋根からの落雪があるかどうかを確認しておきましょう。
屋根からの落雪は非常に重さがあり、物置に直撃すれば潰れてしまう可能性があるからです。
とくに雪が多い地域に住んでいる方は、物置の設置場所についても業者の人と相談しておくとよいでしょう。
まとめ
自転車置き場と一体型の物置は利便性が高く、自転車の盗難防止にも一役買ってくれる優れものです。ただし、コストが高かったりスペースが必要だったりとデメリットもあるため覚えておきましょう。
またオシャレな物置は、デザインや周囲からの印象にこだわりたい方にとってはとてもよい選択肢になるでしょう。
物置の設置をご検討中の方は、ぜひステージにお問い合わせください。