【初心者必見】外構工事でよくある失敗例10選と対策!トラブル対策も併せて解説

外構は家の第一印象を決める住まいの”顔”ともいえる場所なので見た目にこだわる方も多いです。

しかし、見た目にこだわりすぎてしまい、実際に住み始めると使い勝手が悪く後から後悔してしまうケースも少なくありません。

また、外構工事後も快適に生活するために外構業者や近隣住民とのトラブルへの対策も大切です。

そこで今回は、外構工事で起こりやすいトラブルや、よくある失敗例とその対策について解説します。

これから新しく家を建てる方や外構リフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

外構工事で起こりやすいトラブルとは?

外構工事に限らず住宅の新築工事において、外構業者と近隣住民との間でトラブルが発生することも多いです。

ここでは、それぞれどのようなトラブルが起こりやすいのか、またトラブルの対策についても解説します。

外構業者とのトラブル

外構業者とのよくあるトラブルとして「イメージしていたものと違う」ということが挙げられます。

一般的に工事前に外構工事に使う材料はサンプルやカタログを見ながら確認します。

しかし、あくまでサンプルやカタログなため、「イメージ」と「現物」に大きな隔たりが発生してしまいます。

このようなイメージギャップを防ぐためにも、事前の打ち合わせで外構業者と入念に打ち合わせを行いましょう。

特に、時間をかけて施工主の要望をしっかりと聞き、図面や見積もりを作成してくれる業者に依頼すればトラブルは起こりにくいです。

また、実際にその外構業者が手がけた例を見せてもらいイメージを具体化して話し合うことも大切です。

近隣住民とのトラブル

外構工事は騒音や振動などでどうしても近隣に迷惑をかけてしまうことになります。

そのため、工事前には近隣住民に挨拶をしておくことがとても大切です。

挨拶回りの際は、工事内容や工事期間について説明しておきましょう。

また、挨拶回りは工事前と実際に工事が始まる際にもう一度挨拶しておくとトラブルになる可能性も少なくなります。

外構の仕上がりで起こりがちな失敗例とその対策

ここからは、外構工事の仕上がりで起こりがちな失敗例とその対策について解説します。

駐車スペースの使い勝手が悪い

外構工事の失敗でもっとも多いのが駐車場にまつわる失敗です。

図面上では分からなかったけれど、実際に車を停めてみると狭くて使いにくいと感じる方も多いです。

また、新築当初は軽自動車に乗っていても将来大型車に買い換えた場合、ドアが開けにくくなったり駐車が大変になったりしてしまう可能性があります。

そのため、駐車スペースはできるだけ広めにとっておくようにしましょう。

国土交通省の指針では、車1台に必要なスペースは以下の基準が設けられています。

対象車両長さ
軽自動車2.0m3.6m
小型自動車2.3m5.0m
普通乗用車2.5m6.0m
参照:国土交通省

ただし、上記の数値はあくまでも最低限の目安です。

人の乗り降りや物の出し入れのしやすさを考慮して、さらにゆとりを持たせた設計をおすすめします。

駐車場から玄関までが遠い

駐車場と玄関までの導線を考えておらず、駐車場と玄関が遠くなってしまうこともよくある失敗例です。

玄関までの導線が不便だと雨の日でサッと移動したいときや、運ぶ荷物が多いときなどかなりのストレスになります。

このようなことを防ぐためにも駐車場を作る際は、駐車スペースとともに玄関までのスムーズな導線をしっかりと考えておくようにしましょう。

駐輪場所が必要だった

外構工事では駐車スペースについては考えていたけれど、駐輪スペースまでは考えていなかったという失敗例もよくあります。

今まで使わなかった方でも実際に住み始めると自転車が必要になることも多いです。

さらに子どもが増えたり、子どもが大きくなるにつれて駐輪スペースが予想以上に必要になります。

そのため、駐輪場所は駐車場と同様にプランニングの段階から決めておくことが大切です。

特に、お子様がいるご家庭では将来の所有台数が増えることも考えて駐輪場所を広めに設計しましょう。

外からの視線が気になる

近年は塀や門扉は取り付け費用が高額になるため、予算の問題で削る人が増えてきています。

しかし、塀や門扉がない場合、実際に住み始めてから外からの視線が気になり、くつろげなかったりストレスに感じてしまうということも多いです。

また、視線だけでなく不法侵入を防ぐためにも塀や門扉があると安心です。

もし、住み始めてから後付けで設置する場合は目隠しフェンスがおすすめです。

目隠しフェンスであれば必要な部分だけに設置でき、高さやデザインも多種多様にあるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

目隠しフェンスについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ウッドデッキがデットスペースに

ウッドデッキはせっかく作ったのに「全く使わなかった」という声もよくききます。

ウッドデッキはある程度の広さがあれば使い勝手も良いですが、狭いと使いづらく使う頻度が減ってしまいます。

ウッドデッキを設置する場合は布団や洗濯物を干すだけなのか、家族で食事を楽しんだりするためなのかなど利用目的から考えるようにしましょう。

また、安い素材を利用してウッドデッキを設置した場合、メンテナンスが大変というケースも多いです。

メンテナンスがしやすいウッドデッキを設置したい場合は、樹脂または人工木タイプの素材がおすすめです。

使いたい場所に水道がない

庭の水撒きや洗車など屋外に水道があるととても便利です。

しかし、必要な場所に水道が設置されておらず、不便に感じるケースも多くあります。

屋外に水道を設置する場合は、洗車や庭の水撒きなどまずは用途を想定してその用途に対して使いやすい場所に設置しましょう。

コンセントがなくて不便

屋外のコンセントも水道と同様に、位置・数をしっかりと確認したい設備です。

例えば、屋外コンセントは日常的には照明・門柱のインターホンなどで使う可能性があるほか、バーベキュー、高圧洗浄機などでも使用する可能性もあります。

屋外コンセントの配置は住宅の間取りが決定した後の電気工事の打ち合わせの際に決めることが一般的です。

しかし、屋内の設計に時間がかかってしまい、その段階になってもなかなか外構の具体的なイメージが固まらず、結局コンセントをつけ忘れてしまうことがあります。

後から必要な場所になかったという後悔を防ぐためにも、内装と同時に外構の間取りについても具体的にイメージしておくようにしましょう。

夜間が思いのほか暗い

昼間のときは気づきにくいのが夜間の明るさです。

特に、門から玄関までの距離がある場合、足元が暗いと転倒してしまう可能性があります。

また、外構が暗いと泥棒や不審者なども下見や潜伏がしやすくなってしまいます。

しかし、外構に照明を設置すれば夜間の歩行も安全になり、暗い場所が少なくなるため防犯にもつながります。

庭のメンテナンスが大変

外構に芝生やガーデニングを取り入れたものの、手入れする時間がなく放置してしまうケースも多いです。

例えば、植栽を植えると定期的に水やりや剪定なども必要です。

また、天然芝は夏場になると伸びるスピードがかなり早いため、2〜3週間に一度草刈りをしなければなりません。

そのため、ガーデニングや芝生を取り入れる際は、植物の世話をする時間が確保できるかどうかも考慮しておくようにしましょう。

メンテナンスの時間が取れない場合は人工芝を取り入れるのもおすすめです。

アプローチが滑りやすい

玄関アプローチは家の第一印象を左右する場所でもあるため、見た目を重視する方も多いです。

しかし、素材によって異なりますが、雨に濡れると滑りやすくなるものもあります。

玄関アプローチは家族が毎日のように使用する場所になるため、見た目だけでなく使いやすさにもこだわることが大切です。

滑りにくい素材としては、以下のような素材が挙げられます。

  • ノンスリップタイル
  • レンガ
  • 天然石
  • インターロッキング

玄関アプローチには、雨などで濡れたときのことも想定して上記のような滑りにくい素材を選ぶのがおすすめです。

玄関アプローチの素材についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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まとめ

家を建てるときやリフォームを行う際は、見た目にこだわってしまいがちです。

しかし、外構は住みやすさにも大きく左右するため、使い勝手の良さについてもしっかりと考えることが大切です。

今回紹介した失敗例を参考に、外構について事前によく検討して納得のいく外構を造りましょう。

富山県で外構工事を検討中の方は「ステージ」にお気軽にご相談ください。

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