平凡エクステリアのお洒落度を大幅UPさせるポイント

建物の価値を最大限に高めることができるのがエクステリアです。

そして誰もが共通して存在する駐車スペースやアプローチといった正面に位置するエクステリア。

この記事ではファサードと言われる建物正面のオシャレなエクステリアの事例やオシャレにするコツを紹介します。

目次

おしゃれなエクステリア事例

ここでは、弊社で施工をおこなってきた物件の中からいくつか事例をご紹介したいと思います。

ナチュラルとモダンを掛け合わせた玄関周り

おしゃれなエクステリア1

こちらの事例は塀に張った天然石と塗り壁とのバランスが特徴的です。

天然石の色は外壁に寄せた淡い色ではなく玄関ドアに合わせた濃い色を使うことで立体感と重厚感が生まれています。

工事期間3週間、予算180万円。

和モダンのエクステリア

おしゃれなエクステリア 2

こちらの事例は塀に大きめのタイルを張ることで高級感が出ています。

表札を取り付けてあるブラックのラインが強調されモダンテイストを演出し、手前に植栽を適度に施すことで、無機質にならないバランスのとれたデザインにしてあります。

工事期間3週間、予算120万円。

エクステリアをお洒落にするコツ

エクステリアプランナーがデザインを手掛けるとどのように素敵になるのか、以下に架空の物件を例として、パソコンで3次元のイメージ画像を作ることができるCADソフトの力を借りて徐々にバージョンアップして解説していきます。

プラン条件は、以下の3つを想定しています。

  1. 自家用車2台所有
  2. 来客用として車を1台分駐車スペース確保
  3. モダンな雰囲気

エクステリアの一般的なパターン

一般的エクステリア

こちらの写真をご覧ください。

ごく一般的で、アルミカーポート、来客用駐車スペース、あっさりという意味でのモダンな雰囲気、といった最低限のプラン条件はクリアできています。

玄関前のアプローチに草目地を設けて唯一意匠性を持たせていますが、デザイン性を好む人にとっては物足りない内容です。

この内容を徐々にバージョンアップさせていきます。

ステップ1.塀を設置

バージョンアップ1 エクステリア

こちらの写真をご覧ください。

塀を配置することで前後や高さの立体感が生まれました。

この塀に表札を取付することももちろん可能です。

さらに大きい木や小さい植物を植えることで華やかさもあります。

デザインを考える上でこのような塀を配置する理由とアプローチを検討する場合のセオリーは次の通りです。

  • 玄関ドアを開けたときに中が丸見えになることを避けるため、玄関に対して塀を正面または少し重なるように配置する。
  • 直線的ではなくクランクするような導線にすることで視覚的に楽しむことができる。

ステップ2.空間をまとめるテクニック

バージョンアップ2エクステリア

こちらの写真をご覧ください。

鳥居のようなフレームや格子フェンスが取り付けられ、アプローチの素材も変わりました。

デザインとしてこのフレームにも意味があり「フレーム効果」や「額縁効果」と呼ばれ、空間をひとつにまとめる効果があります。

植物もさらに増えてより華やかになりました。

これくらいの植物のボリュームであれば管理は苦にならないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。

照明演出

ステップ2に照明演出を加えたものが次の写真です。

照明演出 エクステリア

照明演出は素敵に見えるだけではなく、暗くなった時の安全性や防犯効果もあるので是非取り入れたいところです。

また、等間隔に配置された規則正しい明りは美観的要素が高まると言われています。

格子フェンスから漏れてくる明りが美しく感じるのも、その応用です。

さらにフレームには実はダウンライトを取り付けることができるため、照明機材が邪魔することなく中央を照らしてくれます。

フレーム ダウンライト

まとめ

この記事ではモダンテイストを例に解説しましたが、基本的な考え方は北欧風や南欧風といったかわいらしい雰囲気のエクステリアにも応用ができます。

デザインを考える上で建材や施工の知識、さらに色調も必要になってきますので、オシャレなエクステリアにしたいと希望される方は私たちエクステリアプランナーへご相談ください。

もちろんステージもデザインが得意分野のひとつです。

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