南欧風の外観とは?北欧風との違いは?おしゃれな南欧風外観・外構作りの5つのポイント

外構デザインの中でも南欧風の外観は、おしゃれで明るく、爽やかなデザインからとても人気の外構スタイルです。

夏の強い日差しが照りつける気候を反映した南欧風の外観は、日本の暑い夏を気持ちよく過ごすのにもピッタリ。

そこで今回は、人気の高い南欧風外観の特徴や作り方のポイント、北欧風住宅との違いなどについて解説します。

南欧風の外観に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

目次

南欧風外観とは?

南欧とは、イタリア、スペイン、ギリシャ、南フランスなどのヨーロッパ南部のことをいいます。

そしてこれらの温暖な気候で、リゾート地が多い南欧地域の家をイメージして造られた住宅を「南欧風住宅(外観)」と呼びます。

一概に南欧住宅といっても地方でその違いはあり、「スパニッシュ風」「プロヴァンス風」など、土地の名前がそのまま使われていることもあります。

オレンジの明るい瓦屋根に白い外壁の組み合わせは、日本の住宅地との相性もよく、人気の外観デザインです。

北欧住宅との違い

南欧風住宅と似たものに北欧風住宅がありますが、外観は大きく異なります。

そもそも北欧とは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、リトアニア、アイスランド、デンマーク、エストニア、ラトビア、ブリテン諸島の9ヶ国のことを指します。

そして北欧住宅とは、これらの寒さが厳しい地域が発祥の住宅スタイルです。

北欧住宅は、シンプルでモダンな外観と屋根に雪が積もりにくいように大きな三角屋根が特徴です。

また、北欧地域の冬は-50℃になることから、厳しい冬を暖かく暮らせるように気密性と断熱性に優れていることも特徴の1つです。

さらに、森や湖などの豊かな自然に囲まれているため、住宅は自然の景色に溶け込むように建材にも自然素材が多く使われています。

南欧風外観の特徴

南欧風外観の特徴としては、主に3つあります。

ここからは、それぞれの特徴について解説します。

カラフルな屋根

南欧風の外観はカラフルな瓦屋根が外せません。

赤・オレンジ・茶色などの暖色の素焼きされた瓦屋根が南欧風の外観では使われます。

1色で統一するのもおしゃれですが、あえて少し色の違う瓦をランダムに組み合わせるのもおすすめです。

明るい・淡い色の外壁

夏の日差しが強い南欧地域では、太陽光を反射させやすい白系の明るく、淡い色をした塗り壁が一般的です。

しかし、雨の多い日本の気候を考慮すると、白い壁は汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

そのため、汚れが気になる方は、汚れが目立ちにくいベージュ系にするといいでしょう。

レンガ・石造りの設計

南欧地域は、海からの潮風に耐える耐久性と石材が豊富にあったことから、南欧住宅ではレンガや石材を使った外観が多くみられます。

そのため、南欧住宅の外観では、玄関アプローチや花壇・柱などをレンガや石造りなどを組み合わせたデザインが特徴です。

また、レンガや石造りにする際は、瓦屋根の色と合わせて暖色系にすると、統一感のある外観になります。

南欧風外観・外構作りの5つのポイント

南欧風の外観・外構にするためにはいくつかポイントがあります。

そこでここからは、南欧風外観・外構作りの5つのポイントについて詳しく解説します。

玄関アプローチ

南欧風の玄関アプローチは、曲線を描いたアプローチにレンガや石、タイルなどが使われていることが特徴です。

アプローチの色味は、テラコッタなどの暖かみのある色でまとめるのがおすすめです。

また、玄関ドアはアンティーク調の木製のものを選び、アイアン製の装飾やランプを加えるとより南欧風の外観に仕上がります。

フェンス・門柱

フェンスを設置する場合は、アイアン製のフェンスにするとより南欧風の外構に近づきます

色味はブラックアイアンやもしくは、外壁のカラーと合わせると統一感のある住まいのイメージになります。

また、南欧風の外観に欠かせないのがアーチ型の門柱です。

門柱の上部をアーチ型にすることでかわいらしいシルエットになり、南欧風外観に仕上がります。

なお、門柱のカラーは建物の外壁に合わせた色を選ぶようにしましょう。

エクステリアライト

南欧風の外観を演出するためには、エクステリアライトのデザイン選びも大切です。

南欧風の外観には、デコラティブなライトアップがおすすめです

例えば、玄関先の門柱に取り付ける門柱灯やポーチライトなど、特徴的なデザインのライトを選ぶと、南欧風の外観がさらに引き立ちます。

また、植栽や門柱の表札を照らす間接照明やスポットライトもおすすめです。

エクステリアライトの使い方次第で、南欧風の外観により近づきます。

駐車スペース

駐車スペースを作る際は、玄関アプローチと同様にオレンジやクリーム色などの明るい色でまとめるのがおすすめです。

また、モルタルなどでを使って全体を作り、床やアプローチにアクセントでレンガやタイルを用いてデコレーションをすると、魅力のある南欧風外観に仕上がります。

さらに、駐車スペースにカーポートを設置する場合は、白やクリーム色などの明るい色のカーポートを設置すると、統一感のある外観になります。

もし、住宅密集地や敷地内にゆとりがない場合は、ビルトインガレージを検討してもいいでしょう。

植物

花やグリーンなどの植物も南欧風の外観には欠かせません。

温暖な南欧で育つ草花は南欧風住宅の白い壁や石造りの外構に映え、美しく彩ってくれます。

壁や窓の下にフラワーボックスを設置するのもいいですが、自然石やレンガなどで作られた花壇を設置してガーデニングを楽しむのもおすすめです。

さらに、ブリキやアイアン製のジョウロやスコップなどのガーデニンググッズをあえて飾るのも、アクセントのあるおしゃれなお庭になります。

南欧風外観におすすめの植物5選

グリーンや色鮮やかな花を飾ることで、南欧風の外構を美しく彩ってくれます。

そこで最後に、南欧風の外観におすすめの植物を5つご紹介します。

オリーブ

南欧風の外観におすすめなのがオリーブです。

オリーブはイタリアやスペインなどの地中海地方が原産の樹木で、シンボルツリーとしてとても人気があります。

年間を通して明るく爽やかな銀白色の葉が特徴的で、初夏には小さな黄色の花が咲きます。

また、原産地の南欧を思い起こさせる美しい樹姿は、テラコッタや芝生との相性も良く、洋風の庭にぴったりです。

ゼラニウム

ヨーロッパの家の窓辺によく飾られているゼラニウムは、香りの良さと南欧地域の雰囲気を漂わせることから人気があります。

春から秋にかけて鮮やかな赤、ピンク、白など色とりどりの花が咲き、花の形も一重咲きや八重咲き、星咲きなどバリエーションが豊富です。

また、ゼラニウムは花期が長く、お手入れも簡単なのによく映える華やかな植物なので南欧風の外観にぴったりの花です。

ローズマリー

ローズマリーは、南欧の地中海沿岸原産の常緑低木です。

ローズマリーは香りが良く、常緑で1年を通して楽しめ、育て方も比較的簡単なハーブです。

ひとつの茎に小さな葉がたくさんついており、爽やかな芳香を持っていることが特徴です。

清々しい香りが特徴のハーブで、料理にはもちろん、ハーブティーやお菓子作りにも使われており、庭に1本あればとても重宝する植物です。

ローズマリーの花は四季咲き性で春から初夏にかけて青紫やピンクの小花が美しく咲き、そのあと真夏は少し休んで、日当たりがよければ晩秋まで咲き続けます。

ラベンダー

ラベンダーも南欧風の庭づくりに欠かせない植物のひとつです。

5〜7月ごろに、とても香りのよい紫やピンク、白の花を咲かせます。

ラベンダーの香りは、爽やかさの中に甘さを感じる濃厚な香りで、アロマや香水によく使われています。

見た目が可憐なだけでなく、花は摘み取ってハーブティーやドライフラワーとしても使えるため、ガーデニング用の花素材で人気のある植物です。

ローリエ

ローリエは「月桂樹」という名前でも知られる常緑高木です。

ローリエも南欧の地中海沿岸に広く生息している植物なので、南欧風の外観を演出するのにぴったりの植物です。

ローリエの甘い香りと苦味のある葉は、カレーやシチューなどの煮込み料理の風味づけとしても用いられています。

さらに、勝利や栄誉といった花言葉をもち「縁起のよい木」といわれ、さらに育てやすいことからガーデニングとして取り入れるご家庭も多いです。

まとめ

今回は南欧風の外観の特徴や、作り方のポイント、南欧風外観におすすめの植物などについて解説しました。

おしゃれで可愛らしい南欧風住宅は、とても人気のある外観デザインです。

ぜひこの機会に南欧風の外観デザインに興味を持っていただけたら幸いです。

弊社「ステージ」では、南欧風の外観工事を含めてさまざまなエクステリア工事を承っております。

富山県でエクステリア工事をご検討中の方は「ステージ」にお気軽にご相談ください。

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