住まいの庭や門などのエクステリアをおしゃれにしたいと思っても、実際にどのようなデザインにしたらいいのか分からない方も多いかと思います。
そのようなときに頼りになるのが、エクステリアの専門家といえる「エクステリアプランナー」です。
今回は、エクステリアプランナーの概要や資格のメリット、主な仕事内容などについて解説します。
エクステリアプランナーに興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
エクステリアプランナーとは?

エクステリアプランナーとは、日本エクステリア建設業界(JPEX)が定めた民間資格です。
具体的には、住宅の外構、庭などのエクステリアの設計や工事管理を行い、住みやすい住環境や美しい外観をプランニングする専門家です。
エクステリアデザイナーとの違い
エクステリアプランナーと似た職業に「エクステリアデザイナー」という職業があります。
エクステリアデザイナーも建物周りの塀や門など、建物の外観に関わる部分をデザインする専門家です。
エクステリアプランナーとの違いとしては、エクステリアデザイナーは、自らの知識や技術によって、建物周辺の外観をゼロからデザインを行います。
つまり、顧客のニーズに応じて、さまざまな素材・既製品を組み合わせ、ときにはハンドメイドもして、オリジナルのエクステリアを生み出します。
よりオリジナリティのあるエクステリアを作りたいという方は、エクステリアデザイナーに相談するのがおすすめです。
エクステリアプランナーの1級と2級の違いについて
エクステリアプランナーの資格には、1級と2級の2種類に分かれており、どちらも5年ごとに更新が必要です。
1級と2級のどちらも学科試験と実地試験から構成されていますが、受験資格や試験内容が異なります。
そこでここでは、エクステリアプランナーの1級と2級の違いについて解説します。
2級
エクステリアプランナー2級では、エクステリアの設計や施工に関する基本的な知識が求められます。
また、2級の試験では資格要件がなく、誰でも希望すれば受験することが可能です。
1級
エクステリアプランナー1級では、外構全般の設計や、工事管理を任せられる専門知識および技術が必要なため、2級よりもさらに踏み込んだ知識が求められます。
また、エクステリアプランナー1級には、受験資格を満たしていることが必要です。
以下に、1級のエクステリアプランナーを受験できる資格をまとめました。
- 1級、2級建築士
- 1級、2級建築施工管理技士
- 1級、2級造園施工管理技士
- 1級、2級土木施工管理技士
- 建築コンクリートブロック工事士
- 2級エクステリアプランナー(3年以上の実務経験が必要)
このように、エクステリアプランナー1級は、受験するのに専門分野の資格が求められるため、2級よりも1級の方が信頼性が高い資格となっています。
エクステリアプランナーの主な仕事内容

エクステリアプランナーの仕事は、まずはじめにクライアントにデザインの要望や、イメージ、費用の目安などをヒアリングすることから始まります。
次に、必要があれば現地調査を行い、周辺の環境、日当たりなどを確認します。
調査とヒアリングで情報を得たら、要望を取り入れた図面と予算に応じた見積書を作成して、クライアントに提案します。
そして、クライアントから承諾を得られれば、使用する材料や資材の発注を行い、施工開始です。
このように、エクステリアプランナーは、企画から完成まで全体的な業務を請け負うことが主な仕事内容です。
エクステリアプランナーの試験概要

ここからは、エクステリアプランナーの試験概要について詳しく解説します。
試験概要
エクステリアプランナーの試験は、1級と2級ともに学科試験と実地試験に分かれます。
学科試験では1級と2級とで少し科目が異なりますが、以下の科目から出題されます。
- エクステリア概論
- 法規
- プランニング
- 鋼製部材
- 植栽
- 原価管理
- 工程管理
- 施工(1級のみ)
学科試験では、上記の科目が組み合わされた全50問の問題を5肢択一方式で回答します。
一方、実地試験では筆記試験となっており、1級では「設計図の作成」、2級では「ゾーニング図の作成」が問われます。
学科と実地試験のいずれの試験でも60点以上あれば合格です。
難易度
近年のエクステリアプランナーの1級と2級の合格率を以下にまとめました。
<2020年の難易度>
|
1級 |
2級 |
|
42.9% |
61.1% |
上記の通り、2級よりも専門性が求められる1級の難易度がやや高い傾向にあります。
エクステリアプランナーを取得するメリット

エクステリアプランナーは民間資格であり、取得必須の資格ではありません。
しかし、実績のない未経験の場合、エクステリアプランナーの資格を取得しておくことで、エクステリアに関する知識を持っていることをアピールすることができます。
また、近年、ガーデニングブームにより、エクステリアが身近になったことにより、エクステリア工事も増加傾向にあります。
そのため、エクステリアプランナーの需要も高くなっているため、キャリアアップや転職の際にもアピールすることが可能です。
エクステリアプランナーや業者の選び方

エクステリアプランナーの概要は分かったものの、「実際に外構工事を依頼する際は、どのように選べがいいのか分からない…」と悩む方も多いと思います。
そこで最後に、エクステリアプランナーや業者の選び方について解説します。
依頼した工事内容にあった業者を選ぶ
外構工事を依頼する業者としては、以下のような業者が挙げられます。
- エクステリア専門店
- ハウスメーカー提携の外構業者
- 土木、土建屋
- 造園屋
それぞれメリット・デメリットがありますが、失敗を避けることを考慮したら、エクステリア専門店に依頼するのがおすすめです。
エクステリア専門店は、外構工事を専門に行っているため、経験を元に、ライフスタイルや使いやすさ、デザインなど、さまざまな角度から要望を叶える提案をしてくれます。
また、専門業者に依頼することで、余分な仲介料がかからないこともエクステリア専門店のメリットです。
実績を重視
2つ目の選ぶときのポイントしては、今までの実績をしっかりと確認することです。
実績があるということは、それだけ多くの人から信頼されて仕事を請け負ってきたという証になります。
また、たくさんの実績があれば施工事例の写真も豊富にあるため、自分でイメージしている外構を写真などで見せてくれて、イメージの共有がしやすいです。
具体的なイメージが決まっていなくても、実績が豊富なエクステリア業者であれば、お気に入りのエクステリアを提案してくれるでしょう。
アフターサービス・保証があるかをチェック
エクステリア工事は、完成したらそれで終わりというわけではありません。経年劣化に伴い、定期的に修理やメンテナンスが必要になる場合もあります。
そのような場合に、アフターサービスや保証が設定されていなければ、別途で割高な料金が発生する可能性があります。
しかし、アフターサービスや保証が付いていれば、その保証範囲内で無償、もしくは割引価格でメンテナンスをしてもらえます。
そのため、エクステリア工事業者を選ぶ際は、施工後のアフターサービスや保証があるかも確認しましょう。
また、事前にどのような工事が保証内に該当するかもチェックしておくことも大切です。
費用の安さだけで決めない
エクステリア工事は安いものではないため、少しでも費用を安く抑えたいという方も多いと思います。
しかし、工事費用の安さだけで業者を選んでしまうと、安価な資材を使っていたり、未熟な職人を使っていたり、といった業者を選んでしまう恐れがあります。
万一、そのような業者を選んだ場合、デザインや機能面で不満が残るだけでなく、安全面でも不安が残ってしまいます。
そのため、工事費の適正価格を比較するために、複数の業者に相談&見積りを取るようにしましょう。
見積書をしっかりとチェック
エクステリア業者を選ぶ上で、見積書をしっかりとチェックすることも重要です。
信頼できるエクステリア業者は、エクステリア用品、工事費など、一つひとつの工事に対しての用品と工事費が明確で分かりやすい見積書を出してくれます。
一方、「外構工事一式で〇〇万円」といった見積書を渡してくる業者は、後から金額が大きく変更される可能性があるため要注意です。
もし、専門用語が分からない場合は、細かく質問したり、「諸経費」には、どのような費用が含まれているかも確認することが大切です。
まとめ

エクステリアプランナーは、門柱や塀、駐車場などエクステリア全体の設計を手がける専門家です。
エクステリアプランナーに依頼すれば、デザイン性や使いやすさ、ライフスタイルなど、要望に合ったエクステリアを実現することが可能です。
ただし、エクステリア工事を依頼する前に、実績やアフターサービス、費用などをしっかりとチェックすることが大切です。
もし、エクステリア業者選びで悩んでいる方は、実績の豊富な「ステージ」にお気軽にご相談ください。
