高麗芝生の基本的知識と毎月のお手入れ方法を紹介

天然芝生を採用しているご家庭は多いのではないでしょうか?

天然芝生は、小さな子供がいるご家庭でも安心して使うことができ、さらにスタイリッシュなお家などとの相性も良いことから人気があり、近年採用されるご家庭が増えてきています。

見た目だけで採用してしまう方も多いですが、天然芝生は生きていますから、想像以上にお手入れは大変です。

そこで今回は、天然芝生の中で最も多く使用されている「高麗芝生」について注目し、必要な基本的知識と毎月のお手入れ方法についてご紹介します。

目次

高麗芝生の特徴

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高麗芝は、日本では東北以南で最も多く使用され、日本の風土にあった芝です。
葉の幅は野芝よりも細く、刈込みによって密度も細かく、見た目にも綺麗な芝生になります。

日当たりなどの環境によって多少の違いはあります。

【高麗芝生】お手入れの基本的知識7選

まずは天然芝生のお手入れで必要な基本的な知識について確認していきましょう。

水やりは表面だけでなく底の土までたっぷりと

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水やりは、住んでいる地域や環境によって違います。水やりと言われていも水をあげる量ってどれくらいあげたら良いのか意外と難しいですよね。
春の青くなりだしたころと秋は様子を見ながら2,3日に1度程度、夏場は毎日水やりが必要ですが、冬は休眠期になるので、水やりは必要ありません。

水やりをする時は、樹木と同じく朝方や夕方の涼しい時間に散水します。
表面だけでなく底の土まで染み込むにしっかりと水やりをしましょう。乾ききらずに水を与えつづけるのはNGです。

除草は手で取ることが基本

芝生の除草は、手で取ることが基本です。
除草剤を使うという手もありますが、小さなお子さんやペットがいたりすると抵抗がありますよね。

芝生専用の雑草抑制剤を使う手もあります。
また、雑草は風に乗っていつでも飛んできますので、雑草が生えたらすぐに抜く事が大切です。

除草をしてから芝刈りを行うようにしましょう。

芝刈りをすることでキレイな芝生が生える

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芝刈りは、綺麗な芝生を維持するためには大事な作業です。しっかりと刈ることで、キレイな芝生が生えてきます。

春から夏にかけて、1週間から1か月に1回ほどがお手入れが目安です。

刈るときのポイントは、生長点より上の位置で刈ることです。

引用画像:住友化学園芸

目安としては、芝の長さの1/3程度。短く切りすぎてしまうと、弱ってしまい、伸びづらくなることがあります。
芝が寝ていることがあるので、縦方向・横方向など両方から刈るとキレイに刈れますよ。

肥料は使用する袋の説明書の通りに与えよう

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肥料は、春からころに様子を見つつ、与えるようにしましょう。

まき方は袋などに書いてある内容に従ってください。
猛暑日は肥料焼けを起こしやすいので出来るだけ避けましょう。

目土入れは芝生を活性化させてリニューアルすること

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目土入れを行うことで芝生のでこぼこをなくし、芝生を活性化させてリニューアルしてくれます。

目土をする前に、枯れた芝を熊手を使って取っておくと良いでしょう。部分的に枯れた場所に目土を入れますが、特に必要なければ毎回する必要はありません。

専用の土を平らに3㎜程の厚みでまき、トンボなどで広げ、たっぷりと水をやりましょう。葉が埋まってしまわないように注意してくださいね。

エアレーションで新鮮な空気を入れて生長を促進できる

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エアレーションとは、芝生に穴をあけて新鮮な空気を取り込ませ、水はけや通気性を良くする作業です。

専用の器具で地面に20cm間隔くらいで穴をあけ、目土をいれこみます。
エアレーション専用の靴底がスパイクになっていて、踏みつけることで穴をあけるようなタイプもあるようです。

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エアレーションは芝生が弱っている夏と冬を避け、春か秋に行うようにしてください。

サッチング

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サッチングとは枯れた葉を熊手などを使って取り除く作業のことです。

枯れた芝や刈った芝をそのまま放置していると段々と溜まっていきますよね。そのまま放置してしまうと、病害虫が発生しやすくなってしまいます。
特に、芝刈りした後は、必ず回収しましょう。

【高麗芝生のお手入れ】育成期と休眠期がある

お手入れの基本的知識が分かったところで、年間のお手入れの方法を見ていきましょう。

高麗芝には育成期と休眠期があります。

  • 育成期:3~10月頃
  • 休眠期:11月から2月頃
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引用画像:住友化学園芸

12月から2月は休眠期間中

休眠期間中です。
冬の雑草を取り除く程度であとは手入れの必要はほとんどありません。

3月から本格的に生え出しますので、あらかじめ除草しておくと良いでしょう。

3月は芽出しが本格的に始まる頃

上旬ころから芽出しが本格的に始まる頃です。必要に応じて、目土やエアレーションを行いましょう。

4月は緑が濃くなってくる頃

芝生の緑が濃くなってくる頃です。病原菌や害虫の活動も活発になり、病虫害のリスクも出てきます。

芝生は踏みしめによって、地面が固くなり土中が酸素不足となる為、地面に穴を開けて空気を通します。
10cm間隔で深さ7~8cmの穴を均一に開けてエアレーションを行いましょう。その後、たっぷりと水やりをします。

5月は新芽が生えそろう頃

5月になるとほぼ全面的に新芽が生えそろい、グリーンを目で見て楽しめる時期になります。

こまめな芝刈りやサッチとり、エアレーションが必要なころです。
25度以上の気温の場合は水不足になるため、適宜散水をしてください。

肥料も適宜与えて、芝生の健康管理を行いましょう。

6月は芝生の育成が旺盛になる頃

芝生の生育が旺盛になり、本格的な時期に入ります。
梅雨の晴れ間を利用して定期的なお手入れが必要です。

7月は水不足に注意が必要なころ

梅雨があけると日差しが強くなり、気温もぐんと上がります。水不足に注意が必要です。
引き続き、こまめな芝刈りやサッチとりに努めて、素敵な芝生を維持しましょう。

葉が細く丸まっていたり、黒ずんできているのは水不足のサインです。

8月は高麗芝のピーク!週1回の刈込みが目安

いよいよ高麗芝のピークです!お手入れの努力が報われる時期でもあり、しっかりとお手入れができているご家庭では、美しい姿を見せてくれますよ。

月に2回以上、できれば週1回を目安にで刈り込みましょう。適宜、肥料を与えて芝生の健康を維持しましょう。

9月は少し生育が衰えてくる頃

芝生の勢いがほんの少し衰えてきますがまだまだ暑い日も続くため、水やりは欠かせません。

9月中にもう1回刈り込みますが、あまりのびていなければ10月上旬ごろまで待ってもよいでしょう。

10月は今年最後の芝刈りをしよう

芝生のシーズンも終わりに近づいています。今年、最後の芝刈りをしましょう。
芝生が伸びる勢いはかなり衰えてくるでしょう。

天候次第で水やりを行いましょう。

11月は育成も落ち着いてくる頃

11月に入ると、高麗芝の生育も落ち着いてくるころです。
地域や気温にもよりますが、基本的には芝刈りや水やりも必要ありません。

まとめ

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今回は、天然芝生の中で最も多く使用されている「高麗芝生」に必要な基本的知識と手入れ方法についてご紹介しました。

高麗芝生は、こまめなお手入れをすることで、家の見た目もぐんと良くなり、小さい子どもがいるご家庭やペットなどがいるご家庭でも安心して芝生の上で遊ばせることができます。

育成期のお手入れは大変ですが、その分キレイなグリーン芝生を見せてくれますよ。

ご自身でお手入れをしていても、なかなか上手くいかない場合はプロの専門業者に相談・依頼してみるのも良いかもしれませんね。
高麗芝生のお手入れでお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

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