ウッドフェンスはナチュラル感を演出できたり、DIYで自分好みのフェンスを作れたりすることから人気の高いエクステリアです。
ただし、DIYでウッドフェンスを設置する場合はいくつか注意点があります。
そこで今回は庭にウッドフェンスを設置するメリット・デメリット、設置費用、DIYの作り方&注意点などについて解説します。
庭にウッドフェンスの設置を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
庭にウッドフェンスを設置するメリット
庭にウッドフェンスを設置するメリットは主に3つあります。
まずはウッドフェンスのメリットについてみていきましょう。
ナチュラルな雰囲気を演出できる
木の温かみを感じられるウッドフェンスは、優しくナチュラルな雰囲気の外観を演出できることが最大のメリットです。
植物との相性もよく、植物を取り入れることでリラックス効果やお庭をより一層華やかにしてくれます。
さらに、ウッドフェンスは他の素材と比べて圧迫感がないため、落ち着いた心地の良い空間を作れます。
プライバシーを守れる
ウッドフェンスに限らず、フェンスを庭に設置することで外からの視線を遮れるため、プライバシーを守ることができます。
特に、人通りの多い道路に面した場所に家を建てた場合、フェンスがないと外からの視線が気になり落ち着いて過ごせません。
しかし、ウッドフェンスを設置することで人目を気にせず、安心して生活できるようになります。
また、ウッドフェンスを設置することで境地の境界線が明確になるため、敷地内への侵入トラブルも防ぐことも可能です。
安価に設置できる
ウッドフェンスは、木材の種類によりますが他のフェンス素材よりも費用を抑えられます。
また、ホームセンターで木材や道具を購入すればDIYで設置することも可能です。
詳しい費用については後述しますが、DIYで設置すれば業者に依頼するよりも安価に設置できます。
庭にウッドフェンスを設置するデメリット
メリットの多いウッドフェンスですが、デメリットも少なからずあります。
ここからは、庭にウッドフェンスを設置するデメリットについて解説します。
耐久性が低い
ウッドフェンスは比較的軽量で加工がしやすい反面、素材によっては耐久性が低く壊れやすいです。
例えば、強風で倒れたり物がぶつかって壊れたりした際は、その都度メンテナンスが必要になります。
定期的なメンテナンスが必要
ウッドフェンスは雨や湿気に弱く、腐食がしやすいため定期的なメンテナンスが欠かせません。
そのため、腐食が気になりだしたら、木の表面を削ったり、交換したりなど定期的なメンテナンスが必要です。
木材の腐食具合は木材の種類やお住まいの地域の環境によって異なりますが、ウッドフェンスの寿命は10年程度ということを留意しておきましょう。
庭のウッドフェンスの設置費用は?
ここからは、ウッドフェンスの設置費用を業者に依頼する場合と、DIYで設置する場合で比較して解説します。
業者に依頼する場合
一般的に業者に依頼する場合の費用は、1mあたり約15,000〜40,000円が相場です。
業者に依頼する場合は材料費+施工費がかかったり、地盤の状態によっては追加工事が必要になるため、費用相場の幅が広くなっています。
DIYで設置する場合
DIYでウッドフェンスを設置する場合は、ご家庭に工具がそろっていれば基本的に材料費のみで設置できます。
DIYで設置する場合の費用は、1mあたり約5,000〜15,000円が相場です。
このように、ウッドフェンスの設置費用は、DIYで設置した方が業者に依頼するよりも費用を抑えられます。
しかし、DIYで設置する場合、作業に手間がかかったり、基盤作りがしっかりしていないと強風や衝撃で倒れてしまったりしてしまいます。
そのため手間や時間をかけず、しっかりとしたウッドフェンスを設置したい場合は業者に依頼することをおすすめします。
庭のウッドフェンスで使われる木材の種類
庭のウッドフェンスで使われる木材には、大きく分けて3種類あります。
ここからは、それぞれの木材の特徴について解説します。
ハードウッド
ウッドフェンスの木材の中でも人気の高い「ハードウッド」は腐りにくく、木本来の風合いが魅力の木材です。
ハードウッドの中にも種類があり、代表的な木材として以下のような木材があります。
- イベ
- エコアコールウッド
- イタウバ
- セランガンバツ
- アマゾンジャラ
- ウリン
防腐剤やペンキの塗装がなくても長期の風雨に耐え、塗装をした場合も塗替えの頻度が少なくて済むことも魅力です。
反面、非常に硬く重い木材なので加工がしにくいことがデメリットです。
ソフトウッド
ソフトウッドとはマツ、ヒノキ、SPF材など針葉樹のことで、軽くて柔らかい木材です。
安価で加工がしやすく軽いため、DIY初心者の方でも扱いやすいことが魅力です。
ただし、ソフトウッドはハードウッドと比べて腐りやすいため、こまめなメンテナンスが欠かせません。
人工木材
人工木材とは、天然木粉とプラスチックを混ぜ合わせた木材です。
天然木材の木の風合いの見た目でありながら、耐久性が非常に高いことが特徴です。
また、経年劣化がしにくいためメンテナンスも楽な上に、色あせや日焼けもしにくいため、キレイな状態を長く保てます。
ただし、人工木材は材料にプラスチックを使用しているため、天然木よりも熱を吸収しやすいため、直射日光が当たる場所は表面がかなり熱くなりやすいです。
また、人工木材は安価で手軽に購入できる天然木と比べると価格がやや高めなこともデメリットとして挙げられます。
しかし、長期的に見てメンテナンスの手間や耐久性を考慮した場合、維持コストが抑えられることから人気のある木材となっています。
庭のウッドフェンスDIYの手順
ここからは、ウッドフェンスDIYの手順について簡単に解説します。
基礎作り
はじめに、ウッドフェンスを設置したい場所に基礎を作ります。
設置する場所に基礎になるブロックが入るほどの大きさの穴を掘ります。
掘っている最中に、配管などが埋まっているかもしれないため気をつけて掘りましょう。
支柱を立てる
穴が掘れたら掘った穴の底に砕石や砂利を入れて敷き詰めて、その上にブロック基礎を置いていきます。
このとき、ブロックの上に水平器を置いてブロックが水平な状態になっているかをしっかりと確認することが重要です。
ブロックを水平に設置できたら、ブロックの周りにセメントを流し込み固定して支柱を立てます。
フェンス板を貼る
セメントが固まったらいよいよフェンス板を張る作業です。
インパクトドライバーとステンレスビスなどを使ってフェンス板を張っていきます。
ビスを通す位置にあらかじめキリで目印になる穴を浅く空けておくと、ネジ止めがしやすくなります。
すべての木材を張り付ければウッドフェンスの完成です。
庭のウッドフェンスをDIYするときの注意点
ウッドフェンスをDIY設置する場合はいくつか注意点があります。
最後に、ウッドフェンスをDIY設置する場合の注意点について解説します。
フェンス板の間隔
フェンス板の間隔は、広すぎると目隠しの機能がなくなってしまいますし、狭すぎると風の空気抵抗を受けすぎてしまいます。
そのため、ウッドフェンスの板の間隔は10mm以下にするのがおすすめです。
また、外部からの視線が気になる方は、板の間隔を5mm程度にするといいでしょう。
高さ・サイズ
一般的なフェンスの高さは180cm程度です。
日本人の成人男性の平均身長が約170cmなので、フェンスの高さは180cmほどあれば十分です。
また、目隠し効果を希望する場合は、どの角度から視線が気になるかを事前にチェックしてから設置することがポイントです。
土台の固定
ウッドフェンスをDIYで設置する場合、土台の固定は非常に重要です。
基礎となる土台の固定が甘いと、強風を受けたときにフェンスが動いて倒れてしまう恐れがあります。
フェンスが倒れてしまうとケガや隣家に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、土台の固定はしっかりと行いましょう。
まとめ
お庭にウッドフェンスを設置すれば、プライバシーを守れるだけでなく、外観をナチュラルな雰囲気に演出してくれます。
また、ウッドフェンスはDIYで設置すれば費用を安く抑えられますが、質が高くしっかりとしたウッドフェンスを設置したい場合は業者に依頼するのがおすすめです。
富山県でウッドフェンスの設置を検討している方は「ステージ」にお気軽にお問い合わせください。