近年おうち時間が増えて、「自宅の庭でバーベキューができたらいいな」と考えるようになった方もいるでしょう。自宅の庭でバーベキューができればわざわざバーベキュー場に行く必要がなくなり、大好きな人たちとプライベートスペースで楽しい時間を過ごせますよね。
本記事ではバーベキューができる庭づくりの実例やポイント、注意点などを徹底解説します。実際の施工写真をもとに費用もあわせてご紹介していますので、庭でバーベキューをしたい方はぜひ参考にしてください。
【写真付き】バーベキューができる庭づくりの実例を解説!
はじめにバーベキューができる庭づくりの実例を3つ、写真と一緒にご紹介します。
実例①日よけのシェードを設けて理想的なウッドデッキに!
【上記写真の費用:約200万円】
リビングにある掃き出し窓の外側にウッドデッキを設けて、庭へのアクセスを簡単にしました。広めに作ったウッドデッキでは、写真のように家族が集まってバーベキューもできますよ。
ただし春夏シーズンは日差しが強いため、パーゴラとシェードを組み合わせて日陰を作れるように工夫しています。
パーゴラとは、上の写真に写っている木材の骨組みです。写真では日よけになるシェードを設置していますが、ふじやバラといったツル性の植物を絡ませて屋根を作ることもできます。
またこのシェードは伸縮するため、広げたり収納したりと日差しにあわせて調節可能です。
実例②「目隠し+ウッドデッキ」でプライベート空間を実現
【上記写真の費用:約100万円】
こちらのお客さまからも、リビングにある掃き出し窓前にウッドデッキを設けたいとご相談をいただきました。
通行量が多い道路に面していたため、ウッドデッキと一緒に高さのある木製目隠しフェンスを設置しました。これで人目を気にせずに、バーベキューが楽しめますよね。
実例③安全性を考慮した木調タイルや通年緑を楽しめる人工芝でメンテナンス性も◎
【上記写真の費用:約40万円(タイル部分のみ)】
リビングにある掃き出し窓からスムーズに出入りできるように、木調タイルの階段を設けました。
階段を降りた先は、同じく木調タイルの広場になっています。ウッドデッキではないため、火を扱うバーベキューや花火をしても安心です。
また広場の右側にあるのは、コンクリート枕木で囲った小さな砂場。さらに庭全体には人工芝を敷きました。コンクリートで作られた本物の木そっくりな枕木や人工芝は、メンテナンスが楽でキレイな見た目を維持しやすい点が魅力です。
バーベキューができる庭づくりをするときのポイント3つ
次に、バーベキューができる庭づくりをするときに意識すべき3つのポイントをご紹介します。
Point1:ある程度の庭の広さを確保する
庭でバーベキューをする予定がある場合には、ある程度の庭の広さを確保しておく必要があります。
たとえば4人家族の場合、テーブルと椅子を置くスペースを考慮して6畳程度は確保しておきましょう。ゆったりと過ごしたい場合には、8畳ほどの広さを取れるとよいですね。
また直射日光を遮れるような配置にできればベストですが、難しい場合には「タープ」などを使って日よけを作ればスペースをとらずとも紫外線をカットできますよ(タープとは頭上に布を広げて直射日光を遮るアイテムで、アウトドアなどでもよく使われます)。
Point2:プライバシー保護のために「目隠しフェンス」の設置を検討する
道路や近所から丸見えになっている庭では人目を気にしてしまい、せっかく開催したバーベキューを心から楽しめない可能性もあります。そこで「目隠しフェンス」の設置を検討しておきましょう。
目隠しフェンスがあれば、第三者からの視線を遮れて家族のプライバシーを守れます。
庭はバーベキューをするだけではなく、洗濯物を干したりリラックス空間にしたりとさまざまな使い道があります。自宅のプライベート空間を守るためにも、目隠しフェンスの設置をぜひ検討してください。
Point3:近くに立水栓があると便利
バーベキューができる庭づくりをするなら、近くに立水栓を設置しておきましょう。
野菜や食器、汚れた手を洗ったり、床が汚れたらホースをつないで掃除をしたりと万能に使えます。またバーベキューでは火を扱うため、立水栓が近くにあれば万が一のトラブルにも安心です。
立水栓は配管工事ができる状況であれば、すぐに蛇口を設けられます。庭づくりをする際に、ぜひ一緒に考えてみてくださいね。
庭でバーベキューをするときの注意点とは?
最後に庭でバーベキューをするときの注意点を3つご紹介します。
・ウッドデッキにシミが残る可能性がある
・飛び火が不安でバーベキューを楽しめないこともある
・近隣への配慮を怠ってはならない
ウッドデッキにシミが残る可能性がある
ウッドデッキの上でバーベキューをする場合、油や調味料が飛び散ったり炭火からの飛び火で焦げ付いたりして木材にシミが残る可能性があります。
加えてバーベキューが終わってコンロから取り出した火種をウッドデッキに落としてしまえば、木材が焦げてしまうケースもあるでしょう。
どうしてもウッドデッキにシミを残したくない方は、火種を使わない「カセットコンロ」を活用したり、ウッドデッキを降りた先の庭でバーベキューをしたりと工夫してみてくださいね。
飛び火が不安でバーベキューを楽しめないこともある
バーベキューの醍醐味といえば、炭火を使って肉を焼くことです。しかし「ウッドデッキの上で炭火焼コンロを使っても大丈夫なのか」や「ウッドデッキに燃え移ったりしないのか」などと火事にならないかを気にしている方も多くいます。
天然木のウッドデッキだと火が燃え移る可能性もありますし、樹脂製のウッドデッキは溶けてしまうことも考えられるでしょう。とはいえ、バーベキューをするときは火の扱いに十分に注意しておけば問題ありません。
飛び火が不安でバーベキューを楽しめない場合には、ウッドデッキではなくタイルのテラスを検討してみましょう。
近隣への配慮を怠ってはならない
庭でバーベキューをするときには近隣への配慮を怠ってはいけません。具体的には、次のような点に注意してください。
- 煙や匂いによる洗濯物への影響
- 夜遅くまで大声で騒がない
煙や匂いはある程度仕方ありませんが、風が強い日にバーベキューをしないようにするなどの配慮をしておきましょう。また煙が出にくい「無煙BBQコンロ」なども販売されています。こうしたアイテムを上手に活用しながら楽しみましょう。
そして家族や友人と楽しい時間を過ごすあまり、大声で盛り上がってしまうこともありますよね。しかし笑い声などはよく響き、近所迷惑になってしまうケースも少なくありません。
とくにバーベキューをするのが夜の場合には、声のボリュームやトーンを抑えて迷惑にならないように注意しましょう。
まとめ
バーベキューは、子どもから大人まで楽しめる魅力的なイベントです。毎年開催して家族での恒例イベントにしたいという方も多いでしょう。
私たちエクステリアプランナーは、使用頻度や近隣状況も踏まえてプランを提案しています。バーベキューができる庭づくりをご検討中の方は、ぜひ弊社「ステージ」までお気軽にご相談ください。
弊社では「エクステリアで子育て世代を応援」をメインテーマに事業を展開しています。ぜひ私たちと一緒にお子さまが喜ぶ庭づくりを実現させましょう。