- オーニングって何?
- オーニングってどんなメリットやデメリットがあるんだろう?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、
- オーニングとは
- オーニングのメリット、デメリット
- オーニングの種類
- オーニングはdiyできるのか?
- オーニングを長く使うために気をつけたいこと
などを解説しています。
オーニングを採用しようか迷っている人はぜひ最後まで読んでくださいね。
オーニングとは
オーニング(Awning)とは、英語で「日除け」「雨よけ」のことです。
日本では、可動式のシェードを総称してオーニングと呼んでいます。住宅以外にも、カフェや公共施設の日除けとして採用されることが多く、皆一度は目にしたことがあるはずです。固定式の屋根とは違い、状況に応じて開閉することができるため、近年再注目されている日除けのひとつです。
オーニングのメリット
オーニングのメリットを4つご紹介します。
日除け・雨よけ効果がある
オーニングのメリット1つめは、日よけ、雨よけの効果があることです。
日差しが強いときに使用をすれば、日よけになり、体感温度を下げることができます。近年猛暑が続いていますが、オーニングは自宅での熱中症対策としても効果的です。生地によっては紫外線予防にもなります。
雨が降っているときに使用をすれば、雨よけにもなります。突然雨が降っても、オーニングを開けば、濡れることなく過ごすことができます。ただ、強風や激しい雨の時は開いていると破損する恐れがあるため、悪天候時には使用しないようにしましょう。
目隠しになるのでプライバシーの確保ができる
オーニングのメリット2つめは、目隠しになることです。スクリーンタイプのオーニングを選べば、その効果はより高まります。スクリーンタイプのオーニングだと、上からの視線と横からの視線を同時に遮ることができるので、プライバシーの保護アイテムとしても有効です。
オーニングが目隠しになることで、隣家や道路からの視線を気にせず、楽しい時を過ごすことができます。
エアコンの効きが良くなり省エネになる
オーニングのメリット3つめは、エアコンの効きが良くなり省エネにもなることです。オーニングで日差しを遮ることで、バルコニーだけではなく、部屋との境界線にある窓ガラス自体が熱くなるのを防ぐことができます。窓ガラスの温度上昇を防ぐことができるので、結果としてエアコンの効きがよくなります。
エアコンの効きがよくなると、必要以上にエアコンを稼働させる必要がないため省エネにも繋がります。
外観がおしゃれになる
オーニングのメリット4つめは、外観がおしゃれになることです。
見た目がスマートなオーニングは、住宅だけでなく、カフェやレストランにも採用されることの多い日よけです。使わないときには閉まっておける便利さも、採用される理由の一つでしょう。
おしゃれなカフェにも使われているオーニングを家の日よけに採用することで、外観のおしゃれさが一気にアップします。
オーニングのデメリット
オーニングにはたくさんのメリットがあることがわかりました。
こちらでは、オーニングのデメリットを2つご紹介します。
初期費用と定期的なメンテナンス費用がかかる
オーニングのデメリット1つめは、初期費用と定期的なメンテナンス費用がかかることです。
まず、はじめに設置するときには、オーニング代と設置費用がかかります。その後、3〜5年ごとに、オーニングのキャンバス張替え代がかかります。屋外に取り付けるものなので、紫外線の影響で劣化してしまうためです。キャンバス張替え代が、定期的なメンテナンス費用としてかかります。
その他、オーニングが故障した場合は部品代や交換作業代がかかってきます。
強風や強雨時は使用できない
オーニングのデメリット2つめは、強風や激しい雨のときは使用ができないことです。
強風や激しい雨のときに開いたままにしておくと、取付面の外壁やオーニング本体が破損するおそれがあります。悪天候時に開いていたために、オーニングの部品が破損して落ちたり、飛んでいったりしてしまった場合、二次被害が起こってしまいます。
また、雪の日に開いたままにしておくと、積雪の重みでオーニングが破損してしまう恐れがあります。
このようなことを防ぐためにも強風や激しい雨、雪の日などはオーニングは使用せず収納しておくようにしましょう。
しまい忘れが心配な方は、自動で開閉してくれるセンサーのオプションを一緒に取り付けておくのもおすすめです。
- 陽光センサーは、陽の当たり具合を感知して自動で開閉する機能です。日光がでている明るい時間に自動で開き、日が暮れて暗くなると自動で閉まります。
- 風力センサーは、一定の風速を感知すると自動で巻き取る機能です。
上記のセンサーをオプションでつけておけば、しまい忘れによる破損を防ぐことができます。
オーニングの種類
オーニングの種類は大きくわけて5タイプのものがあります。それぞれの特徴をご紹介します。
壁付けタイプ
壁付けタイプのオーニングは、建物の外壁に直接取り付けをするタイプです。専門業者に取り付けてもらう必要があります。また、タイル貼りの外壁や、ハウスメーカーによっては壁付けタイプのオーニングが設置できないケースがあるため、購入前に一度確認をするようにしましょう。
独立タイプ
独立タイプのオーニングは、独立した柱にオーニングがついているタイプです。外壁の問題で壁付けタイプが取り付けられない場合でも、独立タイプであれば設置することができます。
スクリーンタイプ
スクリーンタイプのオーニングは、キャンバスの先にスクリーンがついているタイプです。スクリーン部分が垂直に下がります。キャンバスの先にスクリーンがついているものや、壁付タイプの先端が一体型になってスクリーンとオーニングが使い分けられるものもあります。
目隠し効果が高く、近年人気が高くなってきています。
パーゴラタイプ(スライドタイプ)
パーゴラタイプのオーニングは、パーゴラなどの骨組みがあるものに屋根のように取り付けるタイプです。キャンバス部分はスライドして収納します。パーゴラとオーニングの組み合わせはとてもおしゃれで、グランピング施設などによく採用されています。
突っ張りタイプ
突っ張りタイプのオーニングは、柱を突っ張り棒の要領で取り付けるタイプです。手軽に取り付けられるタイプですが、強度には不安が残ります。突っ張りタイプは、ホームセンターやインターネットなどで手軽に購入することができます。
オーニングの開閉方式には手動式と自動式がある
オーニングの開閉方式には、手動式と自動式があります。手動式はハンドルをまわして開閉をするタイプです。自動式はリモコンで操作をして開閉をします。自動式は、取り付けたい掃き出し窓の付近や、屋外用コンセントから電源をとります。
手動式、電動式それぞれにメリットはありますが、電源がとれそうであれば、開閉が楽な電動式をおすすめします。
オーニングはdiyできる?
オーニングの設置はdiyをすることも可能です。突っ張りタイプのオーニングであれば、自分でdiyをして取り付けることができます。独立タイプもdiyできないことはないですが、基礎工事をする必要があるので、diyのハードルがあがります。
オーニングの取り付けは専門業者に依頼をしよう
オーニングは、専門の知識が必要なため、設置は専門業者に依頼をするようにしましょう。基礎工事が必要なタイプや、穴あけ加工が必要なものなどは、diyで取り付けをすると安全性が確保できません。せっかく取り付けたのにやり直しで結局業者さんを呼び、イチから取り付けてもらった、なんてことが起こる場合もあります。
できるだけ専門業者に取り付けを依頼するようにしましょう。
オーニングの種類によっては後付けも可能です
オーニングの種類によっては、後付けも可能です。しかし、家が新築の場合やリフォームする場合は、設計や工事をしている時点で相談をしたほうが無難だといえるでしょう。
壁付タイプは専門業者の工事が必要になるのと、外壁の種類によっては後からの取り付けが難しいため、新築外構を考えるタイミングで、相談をしてみましょう。
オーニングを使用する際に気をつけたいこと
オーニングを使用する際に気をつけたいポイントを2つご紹介します。
- 悪天候時には使用しないこと
- 雨が降ったあとは乾かしてから収納すること
悪天候時には使用しないこと
オーニングを使用する際、悪天候時には開けないようにしましょう。
強風や台風、豪雨や雪などの悪天候時にオーニングを使用すると、取り付けの根元に負担がかかったり、部品が破損したりするおそれがあります。故障をして余計な出費になるのも防ぎたいですし、オーニングを開いていたがために部品が飛んでいってしまい隣家などに迷惑をかけてしまう恐れがあります。
そのようなリスクを減らすためにも、悪天候時には使用しないようにしましょう。
雨が降ったあとは乾かしてから収納しよう
オーニングを使用する際、雨がふったあとは乾かしてから収納するようにしましょう。
雨天時に使用し、そのまま収納してしまうとカビが生える可能性があります。キャンバスにカビが一度生えてしまうと、簡易掃除ではなかなか取り切れないため、キャンバスを早期に張り替えることになります。
長く使用するためにも、雨がふったあとはよく乾かしてから収納するようにしましょう。
まとめ:オーニングを取り付けて快適な夏を過ごそう
オーニングにはたくさんの魅力があることがわかりました。定期的なメンテナンスは必要ですが、ポイントを抑えて上手に使用することで、長く使うことができます。
昨今は地球温暖化で猛暑が続いているため、日除け対策が必須です。オーニングを取り付けて快適な夏を過ごしましょう。
オーニングの設置や外構、エクステリアにお悩みの方はぜひ一度ステージにご相談ください!