- 家の防犯はどこから行えばいい?
- 狙われやすい庭の特徴はある?
- 今すぐできる防犯対策は?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- 空き巣に狙われやすい庭の特徴
- すぐにできる庭の防犯対策
- 庭と合わせて行いたい建物の防犯対策
- ターゲットにされないための気をつけたいこと
などについてご紹介をします。
庭の防犯対策について悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
近年増加傾向にある侵入窃盗被害

住宅への侵入窃盗被害は近年増加傾向にあります。
令和3年までは減少傾向にあったものの、令和3年から6年にかけては再び増加してきています。(参考:住まいる防犯110番)
侵入窃盗被害は、全体の29%が戸建て住宅です。
戸建て住宅への侵入窃盗被害は住民が不在の時を狙う空き巣が多くを占めています。
普段から戸締りをしている家かどうか、侵入しやすい家かどうかは、数回偵察に来ることで判断ができてしまいます。
侵入窃盗被害に遭わないためには、外観から見て狙われにくい家にすることが重要です。
空き巣に狙われやすい庭の特徴

空き巣に狙われやすい庭の特徴を5つご紹介します。
- 雑草が手入れされていない
- 高い塀や生垣がある
- 人通りが少ない
- 庭が散らかっている
- 足場になりそうな物置や構造物が置いてある
雑草が手入れされていない
空き巣に狙われやすい庭の一つ目の特徴は、雑草が手入れされていないことです。
庭の雑草が手入れされていないと、防犯意識が低い家だという印象を与えます。
草取りは体力がいる仕事なため、雑草が手入れされていないと力仕事をする人が住んでいないと判断されます。
力仕事ができる人が住んでいないとなると、万が一侵入途中で住民が帰宅してきたとしても抵抗することができるため、侵入者側としては侵入のリスクが低いと判断します。
そのため、狙われやすい家としてターゲットにされてしまうのです
高い塀や生垣がある
空き巣に狙われやすい庭の二つ目の特徴は、高い塀や生垣があることです。
高い塀や生垣は、侵入者が隠れやすい場所になります。
侵入者は、敷地内に侵入した後に人の気配を感じた場合、いったん庭の人目のつかない場所に隠れます。
そして、人目につかないタイミングで侵入を試みるのです。
高い塀や生垣があると、見通しが悪く道路や近所からの目が届きにくいため、侵入しやすい家として狙われてしまいます。
人通りが少ない
空き巣に狙われやすい庭の三つ目の特徴は、人通りが極端に少ないことです。
人通りが少ないと、庭に侵入をしても見つかりにくいため、侵入者に狙われやすくなります。
ある程度人通りがあり周囲からの目も届きやすい家は、侵入者に狙われにくい家だといえるでしょう。
庭が散らかっている
空き巣に狙われやすい家の四つ目の特徴は、庭が散らかっていることです。
不要なものがそのまま置いてあったり、片付いていない庭は「管理ができていない=防犯意識が低い家」だという印象を与えてしまいます。
不要なものは処分をし、余計なものが置いていない、スッキリとした状態を保つようにしましょう。
足場になりそうな物置や構造物が置いてある
空き巣に狙われやすい庭の五つ目の特徴は、足場になりそうな物置や構造物が置いてあることです。
一階の玄関はしっかりと施錠しているけれど2階の窓は施錠をしていないという家も多いため、2階の窓から侵入する侵入窃盗犯も多くいます。
そのため、2階に上がる際に足場になりそうな物置や構造物が置いてある庭は、格好の餌食です。
外から見て、2階の足場になりそうな場所に物置や構造物が置いてある場合は、移動をするなど対策をするようにしましょう。
すぐできる庭の防犯対策

すぐにできる庭の防犯対策を6つご紹介をします。
- 雑草を抜いて庭の手入れをする
- 防犯砂利を敷く
- 高い塀や生垣を見通しの良いフェンスなどにかえる
- 人感センサーで光ライトを設置する
- 足場になりそうな物置や構造物は移動する
- 防犯カメラをつける
雑草を抜いて庭の手入れをする
一つ目のすぐにできる防犯対策は、雑草を抜いて庭の手入れをすることです。
雑草が生えっぱなしの庭は、防犯意識の低さを表しています。
侵入犯が隠れやすい場所を提供しているようなものです。
雑草をぬき庭の手入れをすることで、スッキリとした庭になり見通しもよくなるため、隠れる場所もなくなります。
庭が片付いていると、この家はしっかりと管理ができている家なんだという印象を与えるため、空き巣に狙われにくくなります。
防犯砂利を敷く
二つ目のすぐにできる防犯対策は、防犯砂利を敷くことです。
防犯意識の高い家によく採用されています。
防犯砂利とは、上を歩くと普通の砂利よりも大きな音がなる砂利のことです。
家の周りに防犯砂利を敷いておくことで、音がなり侵入者に気がつくことができます。
高い塀や生垣を見通しの良いフェンスに変える
三つ目のすぐにできる防犯対策は、高い塀や生垣を見通しの良いフェンスに変えることです。
高いコンクリートの塀や生垣は、通路沿いの目隠しとしては優秀です。
しかし、防犯の観点からは、侵入者の隠れ場所となってしまうためあまりおすすめできません。
高い塀や生垣があるだけで侵入者に狙われやすくなるため、できるだけ見通しの良い境界線に変える必要があります。
目隠しとしての機能、見通しや風通しの良さを両方手放したくないという人は、ルーバータイプのフェンスがおすすめです。
人感センサーで光るライトをつける
四つ目のすぐにできる防犯対策は、人感センサーで光るライトをつけることです。
侵入窃盗犯が、侵入してくるのは昼間だけとは限りません。
夜間は周囲の見通しも悪くなるため、通報されにくい夜間を狙って侵入してくる窃盗犯もいます。
人感センサーライトがついていると、侵入しようと近づくだけでライトアップされるので、夜間侵入型の侵入窃盗犯からは狙われにくくなります。
夜間の防犯対策に、人感センサーライトは効果的です。ぜひ取り付けを検討しましょう。
足場になりそうな物置や構造物は移動する
五つ目のすぐにできる防犯対策は、足場になりそうな物置や構造物を移動をすることです。
外から見て、庭に置いてある物置や構造物を使えば2階に上がれそうだなと感じる場合は、早急に対策をする必要があります。
すぐに移動をして、2階へのぼれそうな足場を無くすようにしましょう。
防犯カメラをつける
六つ目のすぐにできる防犯対策は、防犯カメラをつけることです。
侵入窃盗犯はカメラがついている家を避ける傾向にあります。
防犯カメラは、昔よりも手軽に購入し取り付けられるようになったため、採用する個人宅も増えてきました。
防犯意識が高い家だという印象をつけるためにも、防犯カメラの取り付けを検討するようにしましょう。
庭と合わせて行いたい建物の防犯対策

庭と合わせて行いたい、建物の防犯対策を4つご紹介します。
- 鍵は必ず施錠する
- 防犯性の高い鍵にかえる
- 窓に補助錠をつける
- 窓の防犯フィルムを貼る
鍵は必ず施錠する
防犯のために、鍵は必ず施錠をするようにしましょう。
玄関をはじめとして、窓や勝手口も全てです。
鍵の施錠は基本中の基本です。
地方の家だと、施錠をしていない家も多くありますが、防犯の観点からはおすすめしません。
近年は空き巣だけでなく、在宅中に侵入してくる窃盗犯による事件も多発しているため、在宅、不在時問わず家の鍵は施錠をするようにしましょう。
防犯性の高い鍵に変える、ツーロックにする
防犯のために、防犯性の高い鍵に変えたりツーロックにしたりするようにしましょう。
実家をそのまま引き継いだ場合など、玄関と鍵が数十年前から変わっておらずそのままだという家もあります。
昔ながらの鍵はピッキングしやすいため、施錠をしていてもすぐに開けられてしまうおそれがあります。
最近の鍵はピッキングしにくい形状になっています。
長年使っていると鍵が削れてしまっていることもあるため、使い続けるのは危険です。
防犯の観点からも、数十年同じ鍵を使っているのであれば定期的に交換をするようにしましょう。
また、鍵を変える時にツーロックタイプに変えるのがおすすめです。
近年はひとつの鍵だけのタイプは少なく、ツーロックタイプが主流です。
2つ鍵がついているとその分開けるための手間が増えるため、窃盗犯から狙われにくくなります。
窓に補助錠をつける
防犯のために、窓に補助状をつけるようにしましょう。
玄関などの次に多い侵入経路が窓です。
窓の鍵の部分を割って解錠して侵入するケースも多く見られます。
窓に補助錠をつけることで、鍵をあける手間が増えるため、窃盗犯から狙われにくくなります。
窓に防犯フィルムを貼る
防犯のために、防犯フィルムを貼るようにしましょう。
窓は侵入しやすいと言われています。割って侵入したり、窓の一部を切り取って鍵を開けたりさまざまな手法で侵入します。
防犯フィルムを張っておくことで、ガラスが割れにくくなるため、侵入経路を一つ減らすことができます。
数日間不在にする場合は外から見て留守がわからないようにしよう

数日間不在にする場合は、外から見て留守がわからないようにしましょう。
- 居間の電気をつけたままにしておく
- 郵便物が溜まらないように知人に回収を頼んでおく
など、の対策をして、外からパッと見た時に在宅しているように見せる工夫も必要です。
地域全体で防犯意識を上げていくのも重要

地域全体で防犯意識を上げていくのも重要なポイントです。
どうしても窃盗事件が多い地域というのは存在します。
反対に、窃盗事件が少ない地域もあります。
防犯性能の高い新しい家が多かったり、地域パトロールが盛んな地域は窃盗犯に狙われにくいため、地域全体で防犯意識をあげていくような取り組みは重要です。
犯罪のターゲットにされないような行動をしよう

大前提として、日頃から犯罪のターゲットにされないような行動をするようにしましょう。
ターゲットにされないために気をつけたいポイントを5つご紹介します。
- 固定電話は留守番電話に設定してすぐに出ない
- 非通知からの電話は出ない
- 必要以上の現金は家に置かない
- 見覚えのない宅配物は直接受け取らない
- 電話で資産情報を聞かれても答えない
固定電話は留守番電話に設定してすぐに出ない
固定電話は留守番電話に設定してすぐに出ないようにしましょう。
電話機に登録してある名前以外から電話がかかってきた場合は、すぐに出ずに留守番電話アナウンスが流れて相手が名前を名乗ってから出るというのが基本です。
知らない人からの電話は、基本的に出ないようにしましょう。
非通知からの電話は出ない
非通知からの電話は出ないようにしましょう。
知り合いが非通知でかけてくることは少ないです。
変な人や悪徳業者の可能性もあるため、非通知からの電話は出ないようにするのが良いでしょう。
必要以上の現金は家に置いておかない
必要以上の現金は家に置いておかないようにしましょう。
家に現金を置いていると、侵入窃盗犯に狙われる可能性があります。
できるだけ銀行に預けるようにして、手元に必要以上の現金は置いておかないようにしましょう。
見覚えのない宅配物は直接受け取らない
見覚えのない宅配物は直接受け取らないようにしましょう。
宅配業者を装い、訪問してくる犯罪者もいます。
頼んだ覚えがない場合は、直接対応せず荷物は玄関先に置いておくようにしてもらい、不審に感じたらすぐに警察に通報しましょう。
電話で資産情報を聞かれても答えない
電話で資産情報を聞かれても答えないようにしましょう。
警察や税務署などを装い、電話で資産情報を聞いてくる犯罪集団もいます。
基本的に、警察や税務署が電話で資産情報を聞いてくることはありません。
電話で聞かれた場合は、犯罪を疑い、答えないようにしましょう。
不審を感じたらすぐに110番通報しよう

来訪者や電話など、これは犯罪だと感じたらすぐに110番通報するようにしましょう。
犯罪は未然に防ぐことが重要です。
不審に感じたら通報して、情報を提供するようにしましょう。
まとめ:防犯意識を高く持って住まいを守ろう

防犯対策には色々な方法があることがわかりました。
防犯意識を高く持って住まいと自分の暮らしを守りましょう。
エクステリアの防犯対策にお悩みの方は、ぜひ一度ステージにご相談ください。