- 門扉を設置したいけれど本当に必要?
- おしゃれな門扉ってどうやって選ぶの?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では
- 門扉とは
- 門扉のメリット
- 門扉を選ぶ時のポイント
- 理想の門扉の幅
- 門扉の種類
- 門扉によく使用される素材
についてご紹介をしています。
門扉の設置について悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
門扉とは

門扉(もんぴ)とは、門に設置する扉のことです。
主に、セミクローズ外構やクローズ外構で採用されます。
住宅と敷地の境界線に設置する門に取り付けることで、すぐに敷地内に入って来れないという防犯の役割も担っています。
来客を一番初めに迎える場所でもあるため「門扉は家の顔」とも言われています。
門扉のメリット

門扉を設置するメリットを4つご紹介します。
- 外観が良くなる
- 道路と敷地の境界線になる
- 子供の飛び出しを防げる
- 防犯になる
外観が良くなる
門扉を取り付けることで、外観がおしゃれになります。
セミクローズ外構やクローズ外構の家では、門扉は重要なエクステリアアイテムです。
家の顔とも呼ばれる部分なので、門扉のデザイン次第で家全体の印象がガラッと変わります。
建物や外構と合ったデザインの門扉を選ぶことで、より魅力的な家に仕上がります。
道路と敷地の境界線になる
門扉は道路と敷地の境界線になります。
門だけだと境界線としては曖昧になってしまいますが、門扉があることで境界線がはっきりとします。
門扉が閉まっているところに無理矢理侵入してくる人はいませんよね。
門扉があることで、「入ってはいけない」境界線をはっきりと示すことができます。
子供の飛び出しを防げる
門扉を取り付けることで、子供の飛び出しを防ぐことができます。
小さい子供は、周りを見て行動する能力がまだ育っている途中なため、玄関を出てすぐに飛び出すことがあります。
玄関を出てすぐ道路に出れてしまう構造だと、飛び出して事故に遭ってしまう恐れがあり大変危険です。
門扉があることでストッパーになり、急な飛び出しを防ぐことができます。
小さな子供がいる家庭は、子供の安全を守るためにも門扉の取り付けを検討してみましょう。
防犯になる
門扉を取り付けることで、防犯になります。
門扉がない状態だと、敷地内にも簡単に侵入することができてしまいます。
門扉があると、扉を開けてからでないと敷地内には入れなくなるため、不審者の侵入を防ぐことができるようになります。
近年は防犯の観点から、万が一侵入されても侵入者が隠れられないように見通しの良い門扉が多く採用されています。
門扉を選ぶ時のポイント

門扉を選ぶ時のポイントを5つご紹介します。
- 門扉を設置する目的を考えよう
- 外構のスタイルに合った門扉を選ぼう
- 住宅との統一感を考えて門扉のデザインや色を選ぼう
- ライフスタイルやメンテナンスのことも考えて素材を選ぼう
- 門扉を設置する場所のサイズを確認しよう
門扉を設置する目的を考えよう
門扉を選ぶ時は、門扉を設置する目的を最初に考えましょう。
- 境界線がわかりやすいようにしたい
- フェンスと合わせて目隠しをしたい
- ペットや子供が飛び出さないようにしたい
- 近所の方とコミュニケーションをとりやすく、かつ適度な距離を保てるような門扉がいい
設置をする目的によって門扉の高さやデザインは変わります。
まずはどんな目的を持って門扉を取り付けようとしているのかを書き出して、目的をはっきりしておくようにしましょう。
外構のスタイルに合った門扉を選ぼう
門扉を選ぶ時は、外構のスタイルに合った門扉を選びましょう。
オープン外構
クローズ外構
セミクローズ外構
など、外構のスタイルは目的によって変わります。
オープン外構は開放感のあるエクステリア方法です。
クローズ外構はプライバシーを守ることを第一に考え、周りからの視線を気にせず過ごすことができるというメリットがあります。
セミクローズ外構はオープン外構とクローズ外構双方のメリットをバランスよく取り入れたスタイルです。
それぞれのスタイルに合った門扉を選ぶことで、統一感のある印象を与えることができます。
住宅との統一感を考えて門扉のデザインや色を選ぼう
門扉を選ぶ時は、住宅との統一感を考えて門扉のデザインや色を選びましょう。
エクステリアを考える際、住宅や外構全体のバランスを考えて作っていきます。
住宅やフェンスは洋風なのに門扉だけ和風な雰囲気だったり、逆のパターンだったりすると、バランスが悪く見えてしまい、せっかくのデザインが台無しになってしまうこともあります。
全体的なバランスを見てデザインや色を選ぶことで、より素敵なエクステリアにすることができます。
ライフスタイルやメンテナンスのことも考えて素材を選ぼう
門扉を選ぶ際は、ライフスタイルやメンテナンスのことも考えて素材を選ぶようにしましょう。
ナチュラルな雰囲気を出したいから木製の門扉を選びたい、アンティークな雰囲気にしたいから鉄製の門扉を選びたい、など、理想の外観にするためにイメージをするのは大切です。
しかし、共働きや育児中、介護中など、物理的にこまめなメンテナンスをする時間を確保するのが難しいライフスタイルなのであれば、木製や鉄製はあまりおすすめできません。
メンテナンスに費用と時間がかかるからです。
今はアルミ製商品の種類も豊富にあるため、錆びることのないアルミ製や樹脂製のものから、理想に近い商品を選ぶという手段もあります。
自分のライフスタイルやメンテナンスの頻度などを考えて、素材を選ぶようにしましょう。
門扉を設置する場所のサイズを確認しよう
門扉を選ぶ時は、設置する場所のサイズを確認するようにしましょう。
設置する場所のサイズや条件によって、選択できる種類は変わります。
横の幅が大きく取れる場合は、開き戸以外にも引き戸や伸縮戸なども選ぶことができます。
設置する場所のサイズによっては選択肢の幅が広がるため、サイズは早めに確認しておくようにしましょう。
門扉の幅は80cm以上が理想

門扉の幅は、80cm以上が理想です。
60cmだと人間がギリギリ通れる幅で、80cmは余裕を持って人間が通れる幅だと言われています。
引き戸の場合はより広い幅が必要となりますが、片開きや両開きなど開き戸の場合は、80cm以上幅を確保できる場所に取り付けるようにしましょう。
門扉の種類

門扉の種類を5つご紹介をします。
- 片開き
- 両開き
- 引き戸
- 伸縮戸
- 跳ね上げ
片開き
片開きは、一枚の扉で構成されており、左右どちらかだけが開くスタイルの門扉のことです。
最も費用が安く、狭い設置スペースでも取り付けられるため裏門などによく採用されています。
両開き
両開きは、2枚両方の扉が開くスタイルの門扉のことです。
戸建て住宅の門扉としては最もメジャーなタイプです。
引き戸
引き戸は、扉を引いて開けるスタイルの門扉のことです。
開き戸よりは大きい間口が必要ですが、おしゃれで使いやすいことから近年人気のスタイルの一つです。
伸縮戸
伸縮戸は、アコーディオンのように扉を伸縮させて使用する門扉のことです。門扉の前後にスペースが確保できない場合に検討されるスタイルの一つです。
跳ね上げ
跳ね上げは、扉を跳ね上げて開けるタイプの門扉のことです。
手動式と電動式があります。
開き戸には「内開き」と「外開き」がある

開き戸には「内開き」と「外開き」があります。
開ける際に、敷地の内側に扉が開くか、敷地の外側に扉が開くかの違いです。
開き戸の開き方は、内開きにするのが基本ですが、道路との境界線よりも敷地内側に設置することができる場合は、外開きを選択することもできます。
道路との境界線付近に門扉を設置する際に外開きを選択してしまうと、開いた時に道路に出てしまうため、道路付近に設置をするのであれば必ず内開きを選択するようにしましょう。
門扉によく使用される素材

門扉によく使用される素材を6つご紹介をします。
- アルミ形材
- アルミ鋳物
- 樹脂
- 鉄
- 木
- スチール
アルミ形材
アルミ形材は、アルミニウムをとかして押し出すことにより製造されます。
軽量で安価なことが魅力の人気の素材の一つです。
直線デザインのシンプルな門扉によく使用されます。
アルミ鋳物
アルミ鋳物は、溶かしたアルミニウムを鋳型に流し込んで固めることで製造されます。
アルミ形材は直線的なデザインが多いですが、アルミ鋳物は曲線的なデザインが多いのが特徴です。
デザイン性が高く、メンテナンスのしやすい門扉なら、アルミ鋳物で作られた門扉がおすすめです。
樹脂
樹脂製の門扉は、木粉を混ぜた樹脂で作られ、木目調な仕上がりになります。
軽くて、加工がしやすいのが特徴です。
木製門扉のようなデザインがいいけれど、あまりメンテナンスにさく時間がないという人に人気の素材です。
鉄
鉄製の門扉は、意匠性が高いのが特徴です。重厚感があるため、洋風な家に採用されます。ただし、扉が重いため、お年寄りや子供の力では開け閉めがしづらいのがデメリットです。
木
木製は、木で作られた門扉です。ナチュラルテイストの家によく採用されます。
人工化合物では出せない木製特有の優しい雰囲気が特徴です。
年輪などは木それぞれによって違うため、全く同じものはありません。
そのため木製の門扉は唯一無二の門扉になります。
ただし、経年劣化による腐食は避けられないため、定期的な取り替えが必要です。
スチール
スチール製は、メッシュ門扉によく使用される素材です。
価格が安いため、費用を抑えて門扉を取り付けたいという人におすすめの素材です。
軽量ですが、高級感には欠けます。
門扉の大手人気メーカー3選

門扉の大手人気メーカーを3社ご紹介します。
- LIXIL
- YKKap
- 三協アルミ
LIXIL
LIXIL(リクシル)は建材商品や住宅設備機器を開発、販売しているメーカーです。
住宅用建材や住宅用設備機器はほとんどLIXILで揃ってしまうほど、様々な商品を手掛けています。
本社は東京です。
YKKap
YKKap(ワイケーケーエーピー)は、本社が東京にあるアルミ建材メーカーです。
アルミ製や樹脂製の住宅用建材やエクステリア商品を取り扱っており、開発製造販売をしています。
三協アルミ
三協アルミ(サンキョウアルミ)は、富山県に本社がある総合建材を開発製造販売している大手メーカーです。住宅建材やエクステリア建材、ビル建材などを取り扱っています。
門扉の設置はプロに依頼をしよう

門扉の設置はプロに依頼をしましょう。
門扉の設置は初心者がDIYで行える作業ではありません。
また、門扉はいろいろな種類の商品があるため、選りすぐりの商品を選ぶのも大変な作業となります。経験が豊富な専門業者やエクステリアプランナーに依頼をすることで、あなたの家に一番合う商品を提案してもらうことができます。
どのような第一印象を与えたいか、どのような家の門構えにしたいかを伝えて、最適な門扉を設置してもらいましょう。
まとめ:門扉を設置して素敵な家をつくろう

門扉にはいろいろな種類のものがあり、ポイントを抑えた選び方が重要だということがわかりました。
開き方の種類や素材の違いを踏まえて、最適な門扉を設置し、素敵な家を作りましょう。
門扉に迷っている方や外構にお悩みの方は、ぜひ一度ステージにご相談ください。