マイホームの外構工事を考えているけど、
- 外構工事に追加料金は発生するの?
- 外構工事を予算内でできるの?
- 外構費用の相場はいくらぐらい?
このようにお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、
- 外構工事の追加料金が発生する要因と対策
- 外構工事を予算内で抑える方法
- 外構工事の相場
などについて解説しています。
外構工事を検討されている人はぜひ最後まで読んでくださいね。
外構工事で追加料金が発生する主な要因

外構工事で見積りより追加で料金が発生する主な4つの要因をご紹介します。
- 工事の追加やデザイン・素材の変更
- 工事中に判明した予想外の問題
- 資材価格の高騰
- 工期の延長
工事の追加やデザイン・素材の変更
見積りにはない工事を追加したり、予定のデザイン・素材を変更したりすると、その分の工事費用や材料費などが必要になります。
例えば、
- カーポートを追加したい
- 砂利をコンクリートに変更したい
- 目隠しフェンスを追加したい
などです。
工事中に判明した予想外の問題
見積もり段階ではわからなかったけど、工事を進めていくうえで判明した事態により追加料金が発生することがあります。
例えば、
- 埋没物があり撤去が必要
- 配管の位置に問題があり移動しないといけない
- 排水溝の補修や追加
などがあります。
資材価格の高騰
ウッドショックやエネルギー資源の高騰、円安の影響などで、資材の価格が上昇した場合、追加料金が発生する可能性があります。
しかし、マイホームの外構工事では、実際の施工時に資材が高騰していたとしても、見積もり時の金額を適用してくれる業者がほとんどです。
そのため、資材価格の高騰については、それほど心配する必要はありませんが、見積りの際に確認しておくとよいでしょう。
工期の延長
天候の影響などで工期が延びた場合、人件費などの費用が増加し、追加費用が発生する可能性があります。
しかし、資材価格の高騰と同様に、マイホームの外構工事では追加費用を請求しない業者が多いです。
そのため、工期の延長による追加費用については、それほど心配する必要はありませんが、見積りの際に確認しておくとよいでしょう。
外構工事の追加料金を抑えるための対策

外構工事で追加料金がどうしても発生する場合もありますが、それを最小限にすることは可能です。
外構工事で追加料金を抑えるための4つの対策をご紹介します。
- 理想の外構を明確にする
- 使用する素材のサンプルや実物を確認する
- 業者に要望を細かく伝える
- 見積書の内容を細部まで確認する
理想の外構を明確にする
外構工事の計画段階で、理想とする外構を明確にしておくことが重要です。
どんな外構が理想なのかを、家族で話し合い共有しておきましょう。
曖昧なイメージのまま工事を始めると、工事途中での変更が発生し、追加費用につながりやすくなります。
例えば、「おしゃれな門構え」みたいな曖昧なイメージではなく、具体的に写真やカタログなどでこのデザインと決めましょう。
明確なイメージを持つことで、工事途中での新たな要望や変更がなくなり、追加料金も発生しません。
使用する素材のサンプルや実物を確認する
追加料金を発生させないために、使用する素材のサンプルや実物を確認することが重要です。
カタログやインターネットの画像だけでは、実際の色味や質感などを正確に把握するのが難しいです。
インターネットで買った服が届いたら思っていたのと違ったというのと同じですね。
素材の色や質感を実際に確認することで、完成後のイメージと一致させられます。
そうすることで、変更がなくなり、追加料金も発生しません。
業者に要望を細かく伝える
業者に対して要望を細かく伝えることは、追加料金を避けるために重要です。
要望が明確でないと、業者の認識にズレが生じる可能性があります。
そうなると、完成してから変更や追加工事が必要になり、追加料金が発生します。
要望を明確に伝えることで、後々の仕様変更を防げ、追加料金も発生しません。
見積書の内容を細部まで確認する
外構工事で追加料金を発生させないために、正式見積書の内容を細部まで確認し、不明点は質問することが重要です。
追加料金が発生する可能性がある項目がわかり、予想外の追加料金の発生を防げます。
見積書の見るポイント3つをご紹介します。
①工事内容の詳細
どのような作業内容が含まれているか確認しましょう。
業者によっては、工事一式と書かれている場合があります。
その場合は、一式の内訳を聞くようにしましょう。
②デザインや施工内容
デザインについて、使用されている材料の種類、品質、色などを細かく確認しましょう。
また、施工内容は、図面やパース図と照らし合わせて確認します。
③見積り条件
見積り条件には、見積もり段階で不確定な内容が記載されています。
この部分が最も追加料金に繋がる可能性があるため、しっかりと確認することが重要です。
例えば、「天候の影響による工期延長に関する注意事項」や「資材価格の変動による金額変更の可能性」などが記載されるので、見逃さないように注意しましょう。
外構工事を予算内に収める方法

外構工事は予算をオーバーしやすい工事の一つですが、適切な計画と準備をすれば、予算内に収められます。
ここでは、外構工事の費用を予算内に抑えるための効果的な4つの方法をご紹介します。
- 早めに動く
- 相見積りをとる
- 工事の範囲を考える
- 優先順位をつける
- 後からできる工事をやめる
早めに動く
外構工事は建物が完成してから行う工事のため、検討し始めるのが遅くなりがちです。
しかし、早めに計画を立てることで、予算の調整がしやすくなります。
外構費用の予算が足りなくなった場合でもじっくりと対応策を検討できます。
例えば、建物本体の予算を削ったり、家電・照明・カーテンなどの予算を調整したりすることで、外構工事の予算を増やせます。
建物の仕様が確定してしまうと変更が難しく、家具などを購入済みの場合は予算の調整が難しくなります。
外構費用を予算内に収めるために、早めに動き始めましょう。
相見積りをとる
外構工事を予算内に抑えるためには、2〜3社から見積りをとることが重要です。
新築時には多くの方が、建物本体を担当したハウスメーカーや工務店にそのまま外構工事も依頼しがちですが、業者によって提案内容や見積金額が大きく異なります。
例えば、ある業者はデザインに強みがあり、他の業者はコスト削減に優れているかもしれません。
また、満足できる外構にするためには業者とのコミュニケーションも大切です。
担当者との相性やアフターフォローなども合わせて比較し選ぶことをおすすめします。
面倒でも相見積りをとりましょう。
工事の範囲を考える
外構工事の予算を抑えるには、施工範囲を明確にすることが重要です。
外構工事は門まわり、駐車場、アプローチ、庭など、工事範囲が多岐にわたります。範囲を明確にすることで、より正確な見積りが可能になります。
例えば、「車2台分の駐車スペースとアプローチの舗装」など、具体的な範囲を決めることで、予算に合わせた適切な提案を受けられます。
施工範囲を明確にして業者に伝えましょう。
優先順位をつける
外構工事を予算内に抑えるためには、優先順位の設定が重要です。
あれもこれもと理想を詰め込んでしまうと、費用が大幅に膨みます。
しかし、何を優先するかを事前に決めておくことで、予算をより効果的に活用でき、同じ予算でも完成したときの満足度が大きく違ってきます。
例えば、
- 門柱のデザインは最優先
- 車は必ず2台止めたい
- 雑草対策はしっかりとしたい
など、家族でじっくり話し合って何を重視するか決めておきましょう。
このように、優先順位を設定することで、限られた予算の中でも満足のいく外構工事が可能です。
後からできる工事をやめる
外構費用を予算内に抑えるためには、後からでもできる工事を一旦やめて後回しにするのも1つの方法です。
限られた予算内で無理にすべてを完成させようとすると、必要な部分で妥協し、大きな不満が残る可能性があります。
例えば、カーポートやウッドデッキなどは、後からでも設置可能なので後回しにできます。
しかし、予算の都合で低いフェンスを設置してしまった場合、フェンスを高くするには低いフェンスを解体する必要があります。
このような後から追加できない工事や解体が必要な工事などを優先しましょう。
このように、後からでもできる工事を一旦やめることで、予算内に抑えられます。
余裕をもった予算設定にする
外構工事を予算内に抑えるために、余裕をもった予算設定が重要です。
どんなに対策をしていても、工事中に予想外の費用が発生したり、追加のオプション工事が必要になったりすることがあります。
そういった予想外の費用に対応できます。
予算に余裕をもたせることで、予算内に抑えられます。
外構費用の内容別相場

外構費用の相場を内容ごとに見ていきましょう。
門まわり
相場:15〜30万円
門柱、門塀、ポスト、表札などです。
表札やポストは自分でも取り付け可能なので、自分ですれば費用を抑えられます。
玄関アプローチ
相場:10〜60万円
敷地入口から玄関までの部分で、日々通行する場所なので、こだわりたい方も多い部分です。
費用だけでなく、歩きやすさやベビーカーの押しやすさなど、機能面も大切です。
材料の種類やアプローチの長さで費用が大きく変わります。
駐車場・カーポート
相場(車1台分):10〜120万円
駐車場は、カーポート有無や舗装材の種類、面積によって、費用が大きく変わります。
コンクリートは高いですが、タイヤの下だけにするなどコンクリートの面積を小さくすれば費用を抑えられます。
また、箱型のガレージタイプにすると、費用はさらに高くなります。
塀・囲い
相場:30〜100万円
塀に用いられるブロックの種類や面積によって費用が違います。
フェンス
相場:15〜80万円
目隠しや隣との境界部分です。
スチール、アルミ、木製などの材質やグレードにより価格差が大きく、予想外に費用がかかる部分でもあります。
庭・ガーデン
相場:10〜100万円
庭は大きさやこだわりによって費用は倍以上違ってきます。
簡単に砂利や芝生を敷き詰めるだけだと費用は抑えられますが、メンテナンスの手間も考慮して選ぶとよいでしょう。
テラス・ウッドデッキ
相場:25〜50万円
材料の種類(天然木、人工木)や、面積で費用が違います。
その他
- サンルーム40〜100万円
- 照明10万円〜
- 植栽5万円〜
外構工事一式の相場

外構工事一式の相場は、新築外構の場合、一般的に100万〜300万円が目安で、敷地面積1㎡✕1万円と言われています。
また、新築外構を行う方の約47%が、200万円の予算を設定されています。
その場合、「外構工事一式」には、主に以下の内容が含まれます。
- 門まわり
- 玄関アプローチ
- 駐車場・カーポート
- 塀・囲い
- フェンス
- 庭・ガーデン
- テラス・ウッドデッキ
予算ごとにどこまでできるかを見てみましょう。
外構費用 50万円の場合
外構工事一式の費用として、50万円は非常に厳しく現実的ではありません。
50万円で抑えたい場合は、一度にするのではなく、優先順位の高い箇所から1箇所ずつしましょう。
優先したい箇所は人によって違いますが、おすすめを紹介するので、参考にしてください。
1位:門まわり(門柱、門塀、ポスト、表札など)
2位:玄関アプローチ(敷地入口から玄関まで)
3位:駐車場・カーポート
4位:隣の家との境界フェンス
5位:目隠しフェンス
外構費用 100万円の場合
100万円の予算があれば、工夫次第で外構工事一式が可能です。
生活する上で必要な部分に絞って、シンプルな素材を活用しましょう。
外構費用 200万円の場合
200万円になると、選べる素材やデザインの幅が広がり、カーポートやウッドデッキの設置も可能になってきます。
門まわりやフェンスにデザイン性を加えることで、家全体の印象をよりおしゃれに仕上げることが可能です。
外構費用 300万円の場合
300万円の予算がある場合は、高級感のある外構が可能になります。
品質の高い素材を使用したり、本格的な庭やガレージの設置も可能です。
機能性とデザイン性を両立させた外構に仕上がります。
まとめ:外構費用の追加料金を抑えて予算内で満足な外構にしよう

今回は、外構工事の追加料金を抑えつつ、予算内で満足できる外構を作るための方法をご紹介しました。
理想の外構を実現するためには、イメージを明確にし、業者との密なコミュニケーションをとることが重要です。
その際、複数の業者から相見積りをとり、あなたに合った業者を選びましょう。
外構工事でお困りの方は、ぜひ一度「ステージ」にご相談ください。