【玄関アプローチ】おしゃれに作るときの5つのポイントと素材の選び方を解説

玄関アプローチは住まいの顔ともいえる場所のため、せっかくならおしゃれに作りたいですよね。

しかし、玄関アプローチの設計を考える際は、デザインだけでなく、動線や防犯性などさまざまなポイントに配慮しなければなりません。

そこで今回は、おしゃれな玄関アプローチ作りのポイントと素材選びについて解説します。

玄関アプローチをおしゃれに作りたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

おしゃれな玄関アプローチは素材選びが大事!

おしゃれな玄関アプローチ作りには、素材選びが何と言っても欠かせません。

そこでまずは、玄関アプローチで使われる代表的な素材について紹介します。

敷石

敷石として使われることの多い石は、御影石や石英岩、石灰岩、花崗岩、ピンコロ石などです。

正方形や長方形など四角く切り込んだものの他に、乱形のものもあります。

敷石と聞くと和風の家に使われているイメージですが、形や種類によっては洋風の家にもよく合う敷石もあります。

例えば、和風の家なら御影石、洋風なら花崗岩、石灰岩、ピンコロ石などがおすすめです。

もし、御影石で洋風なテイストにしたい場合は、枕木と組み合わせるとおしゃれに仕上がります。

また、敷石には、耐久性に優れ、雑草を防ぐ働きもあることもも選ばれている理由の一つです。

レンガ

レンガは温かみのある赤やオレンジ、茶系の素材が魅力で、洋風またはナチュラルな玄関アプローチにぴったりです。

大きさや形が均等なので玄関に並べやすく、デザインがしやすいことが特徴です。

また、並べ方を少しアレンジすると印象が変わるため、個性的な玄関アプローチを作ることもできます。

コストを抑えてレンガの味わいを出したい場合は、コンクリート製のレンガ風素材もおすすめです。

タイル

タイルは耐久性が高く、サイズやカラーバリエーションが豊富なので玄関アプローチの素材として人気があります。

また、汚れが落としやすく、メンテナンスのしやすさも選ばれているポイントです。

ただし、水に濡れると滑りやすくなるタイルもあるため、玄関アプローチに使うときは、滑りにく加工が施されているものを選びましょう。

枕木

ナチュラルなデザインにおすすめな枕木は、安価で和洋どちらのテイストの家にも適しています。

砂利や芝生などを挟んで飛び石風に並べてみたり、敷き詰めて道を作ったりと工夫次第でさまざまなデザインを楽しめます。

ただし、天然木の枕木は経年劣化が起こりやすいため、現在では軽量コンクリートで作られた擬似枕木が用いられることが多いです。

コンクリート製とはいっても、リアルな木目を表現されているため、アンティークな味わいの玄関アプローチを作り出せます。

コンクリート

コンクリート仕上げは、無機質でモダンな印象になるため、シンプルな玄関アプローチにしたい方におすすめです。

また、他の工法に比べて手間がかからないため、工事費も安く抑えることができます。

しかし、コンクリートだけだと少し味気のないデザインになりがちです。

そのため、コンクリートの間に砂利目地やレンガを入れてみたり、洗い出しなどと組み合わせると、印象がガラッと変わりおしゃれに仕上がります。

ただし、コンクリート仕上げは、仕上げ方によっては、滑りやすくなる場合もあるため注意が必要です。

インターロッキング

インターロッキングとは、コンクリートでできたブロックを並べて施工する素材です。

公園や歩道でよく使われており、滑りにくい素材のため雨が降っても安心です。

カラーバリエーションが豊富で、様々な組み合わせ方が楽しめます。

隙間があるため水はけはいいですが、そこから雑草が生えてくる場合があるため、定期的なメンテナンスが必要です。

砂利

玄関アプローチに使われる砂利は、「化粧砂利」と呼ばれるタイプの石です。

化粧砂利は、色や形、サイズもたくさんあるため、組み合わせることでおしゃれに仕上がります。

また、砂利は敷き詰めると雑草が生えにくくなる利点を持っているため、メンテナンスの手間を省きたい方におすすめの素材です。

また、大き目の砂利は人が歩くと音がなることから、防犯対策としても効果的です。

洗い出し

洗い出しとは、モルタルやコンクリートが完全に固まる前に水で表面を洗い流し、中の砂利を露出させる工法です。

滑りにくく、砂利の大きさ、色によって和風から洋風まで雰囲気がガラッと変わります。

ただし、きれいに仕上げるためには、職人の技術が必要な素材になります。

芝生

自然やアウトドアが好きな方に人気なのが芝生です。芝生には大きく分けて、「天然芝」と「人工芝」の2種類があります。

青々として緑の見た目の天然芝は、天然芝は四季の変化を楽しめますが、メンテナンスの手間がかかります。

一方、人工芝は1年を通して見た目の変化はありませんが、メンテナンスの手間がかからないため、管理の手間を省きたい方におすすめです。

植栽・花壇

玄関アプローチをより自然に、温かく見せるために欠かせないのが植物です。

植物が持つ自然な温かみは、石やコンクリートといった無機質さを緩和する上に、配置によって目隠しや日よけにもなります。

おしゃれな玄関アプローチ作りの5つのポイント

玄関アプローチを作る際には、いくつか注意すべきポイントがあります。

そこで最後に、おしゃれな玄関アプローチ作りの5つのポイントについて解説します。

玄関までの動線をイメージする

玄関アプローチを考える際は、まずはじめに玄関までの動線をイメージしましょう。

門扉から玄関ポーチまで歩く、玄関扉の前に立つといった流れを具体的にイメージしながら計画を立てることが重要です。

また、距離を短くすれば移動は楽になりますが、その分泥棒にとっては侵入しやすい家だと思われてしまう可能性があります。

どのようにしたらいいか分からないという方には、玄関の位置と入口の位置を少しずらし、カーブを描いたアプローチにするのがおすすめです。

アプローチがカーブになることで、入口から玄関内が見えなくなり、距離も長くなるため防犯対策にもなります。

アプローチの幅を考える

アプローチの幅には基準のようなものはありませんが、標準的な日本人が通ることができる幅は約0.6mとされています。

ただし、実際には0.6mだとかなり狭く圧迫感があります。

傘をさしたり、荷物をもったり、といった行動を考慮すると、1.2m程度の幅を持たせておくと安心です。

奥行き感を出す

アプローチはできるだけ玄関に正対しないように作るようにしましょう。

例えば、道路から玄関まで直進になっている玄関アプローチは、ドアを開けると道路から室内が丸見えになってしまいます。

しかし、アプローチを曲線に仕上げたり、変化をつけたりすることで奥行き感や空間の広がりを演出できるため、おしゃれな雰囲気を演出できます。

さらに、奥行き感があることで、空き巣にも「入りづらい」という意識を持たせられるため防犯対策にもなります。

建物とアプローチの雰囲気を合わせる

玄関アプローチを考える上で、建物との雰囲気を合わせることも大切です。

住宅の外観とアプローチ、それぞれがどんなにおしゃれであっても、お互いの雰囲気があっていなければちぐはぐな印象になってしまいます。

そのため、アプローチのデザインを考えるときは、住居とのトータルデザインを考慮して設計しましょう。

例えば、住居の色合いに近い枕木を使うと、デザインに統一感が生まれます。

あえて印象を変えてみたいといった場合もプランナーと打ち合わせをしてから決めましょう。

防犯対策も忘れずに

プライバシー確保のために、植栽や柵などで外や道路から目隠しする住まいも多いです。

しかし、あまりにも込み入ったデザインにすると、「死角」ができてしまい、空き巣や泥棒が潜みやすくなってしまいます。

そのため、アプローチの設計段階から、外からどのように見えるのか、どこが見えなくなるかを考えて、植栽や門扉などを設置しましょう。

また、アプローチに人感センサーライトを設置すると、夜間に歩くときの安全性が確保できる上に、防犯対策にもなります。

まとめ

今回はおしゃれな玄関アプローチに欠かせない素材の選び方、作るときのポイントについて解説しました。

玄関アプローチは選ぶ素材によって、雰囲気が変わるため、エクステリア工事でも重要な施工場所です。

また、玄関アプローチを作る際はデザインだけでなく、設計段階で動線をイメージしたり、防犯対策などの機能性もしっかりと考慮することが大切です。

玄関アプローチやエクステリア工事を検討している方は、ぜひ「ステージ」に一度ご相談ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる